Bonjour〜!!
お友達がお家に来てくれた事をきっかけに、今回はフランス人、日本人合同の場合のホームパーティー用メニューについてご紹介します。
前置きとして、日仏合同としたのは、全然日本食を知らないフランス人が多い場合は無難に「郷に入っては郷に従え」で、メニュー内容も絶対外さないであろう料理にするので今回は、
・日本が好き
・日本食が好き
・日本に行った事がある
・日本食を食べた事がある
または、
日本食に興味がある
っと、いう外国人向けに絞ってみました。
そしてポイントとして、
●外国人ウケするメニュー
●持ち寄りでもおもてなしでもウケるメニュー
●前日に作り置きが出来るメニュー
●冷めても美味しいメニュー
または、
●レンチンして温められる持ち寄りメニュー
●料理初心者でも簡単に作れるメニュー
●日本の機械(たこ焼き器、コンロなど)が不必要なメニュー
に絞ってみました。
それは、人が集まるホームパーティーはフランス人が混ざるときっちりとした時間に始まらない。っというのがお決まりです。
例えば・・・
っと、言ってもだいたいみんなが揃うのは30〜1時間後が普通です。(;´▽`A“
だから、本当にこの時間までには集まって欲しい。っと思う場合は1時間前集合にしておくのがベストです。
うちの旦那も集合時間にお家を出る不届きものですが、
゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o
それが結構普通です。
規定の時間の30分前後が待ち合わせ・・・。
そう、気張らずにいる事がホームパーティーの鉄則 INフランスです。
そして、ゲストが着いてからもなかなかすぐには始まらないゆる〜い感じもフランス流。
っと、いう事で冷めても美味しい料理メニューで気軽につまめるアペロメニューが多い方が食事のスタートとしてウケが良いです。
私が今まで反応が良かったアペロ時にオススメのメニューやお友達から参考にしたメニューをご紹介します!!
一例ですがフランス人問わず外国人をお招きするパーティーでおすすめです!!
前日に仕込めるマリネ系
例えば、
サラダや魚介類などをドレッシングで和えてマリネ(漬ける)にしておけば味が染み込んで次の日には食べ頃です。
朝、バタバタしてしまうよりも前日にまとめて漬けておいたり、和えておいたりしておける料理は特に夏にはさっぱり頂けてウケがいいです。
・南蛮漬け
・魚介のマリネ
・きのこのマリネ
・野菜各種のマリネ(プチトマト、パプリカ、人参など)
※日本の漬物もいいかもしれないですね。
フランスへ来て知ったのが、
どの家庭も結構自分たちでサッとドレシングを作ってしまうのでいろいろなサラダ用のオイルが販売されています。
同じ食材でもサラダオイルやごま油に醤油ベース、出汁の粉末を使うだけで和風ドレッシングのマリネ液になるし、オリーブオイルやナッツ系のオイルにバルサミコ酢やリンゴ酒を使ったらいっきに洋風になります。
それもオイルやビネガー(酢)も多種多様の商品が簡単に手に入るので日本では味わえないマリネ液もフランスならではです。
また、野菜系だけのシンプルなマリネはさっぱり頂けて、魚、肉などを一度素揚げした「南蛮漬け」などは食べ応えがあります。
冷蔵庫にある材料で作れて、味を染み込ませておけるので意外に手間がかからず楽です。
それから、フランスは缶詰食材が驚くほどあります。
その中で、多種多用な料理に使える豆の種類も豊富で豆類のマリネもオススメです。
日本ではあまり食さなかった豆や雑穀を使ったマリネやサラダを教えてもらってから結構ハマりました!
野菜・豆嫌いではなかったらヘルシーでさっぱりして、尚且つ健康的!
とてもおすすめです!!
・前日に仕込める簡単&低料金メニューのレパートリーを知って楽チン。
・料理初心者でも簡単&時短メニューでも恥ずかしくない手料理に早変わり!
POINT おすすめメニュー本!!
日本食の定番寿司 〜職人技は求めません〜
「寿司」と言っても「握り寿司」はぶっちゃけ料理初心者には難しいと思うので、材料を切ってゲストのお好みで巻いて食べられる「手巻き寿司」はワイワイ出来て楽しいです。
それから、「太巻き(恵方巻き)」、「ちらし寿司」なども意外に簡単です。
ポイントは、
前回でもご紹介しましたが、海外では「グラニュー糖」が普通なので、
砂糖の分量とご飯の炊き上がりに気をつける点でしょうか。
少し水分量を抑えて固めに。
もしくは、ご飯を洗った後、水にあまり漬けないで炊いてしまうと少し固めに炊けます。
・ワイワイ食べれて腹持ちの良いお寿司はメインにぴったり!
・簡単で外国人からのリクエストが高い「寿司」は意外に簡単!
POINT おすすめメニュー本!!
誰に出してもウケが良い枝豆
日本に住んでいた際、クライアントの居酒屋店で出していた「わさび味の枝豆 」に大ハマりした時期に、
( ̄ー☆キラーん。 枝豆=塩味だけじゃない。
っと、知ってから「枝豆」活用法を模索しているのですが、
焼いても漬けても上手い「枝豆」。
前日に漬物の様に昆布茶や粉末のダシを水で溶いて漬けるだけでも簡単で美味しいし、ニンニクとオリーブオイルで炒めて醤油を垂らすだけで和風「枝豆」の完成です!
普通の「枝豆」に飽きてきたら、
違う食べ方もあるんだよ〜!
っと、オススメするのも良いかもしれないですね。
それも、フランスのアジアン食材店や冷凍食品のPicard(ピカール)で手に入る外国産の枝豆は日本の枝豆よりも若干味が落ちるので少し一手間をかけるだけで美味しく出来上がります。
・一手間で安い食材も美味しく変身!
・日本食レストランで定番の塩味「枝豆」の新しい食べ方披露で好感度アップ!!
チェックPOINT!!
ハマる!わさび味の「枝豆」!
冷めても美味しい定番の揚げ物系
子供も大人もみんなが好きな揚げ物系。
日本には、トンカツ、メンチカツ、コロッケ、唐揚げ、天ぷら、エビフライ・・・。
とても沢山の揚げ物メニューがあります。
でも・・・
実はフランスへ来てから日本の至る所で販売されている揚げ物はフランスでは珍しいことを知りました。
もちろんフランス人も揚げ物の定番である「フライドポテト」が大好きです。
ファーストフードもビストロの定番付け合わせも「フライドポテト」が人気です。
フランスのスーパーに行くといろいろな形や種類の冷凍ポテトが販売されているのですが、あまりにも用途が多すぎて当初はびっくりしました。
だから、揚げ物=「フライドポテト」専用の揚げ油が存在します。
そして、「フライドポテト」以外のメニューもあるのですが、匂いが部屋中にこもったり、油が跳ねて汚れる衛生面や火を使う危険性。
何よりも油の後始末に困るので日本よりも揚げ物をする率が低いフランス家庭料理あるあるです。
じゃあ、揚げ物は全然食べないの?
・・・っと、思われがちですが、
揚げ物を揚げなければ良いだけで、
初めから調理されている、ポテト類、フィッシュフライ(フランス人大好き)、ネム(ベトナム春巻き)などはたくさん見かけます。
油で揚げない変わりにオーブンで加熱するだけの時短簡単メニューが意外に多いフランス。
もし、揚げ物好きなご家庭は、温度調節をしてくれ、キッチンの後片付けにも困らない「揚げ物専用のマシン」が販売されているのでそれを利用する人も多いです。
ちなみに一番揚げ物をした際に困る揚げ油の後始末。
我が家は日本式で油を専用の油処理剤で処理します。
通常は・・・
多くのフランス人が・・・
トイレにそのまま揚げ油を流します!!
*゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚)エエェェ
かなりの衝撃的です!!
だ・か・ら!!
エコを考えたらオーブン利用、または、レンチンで簡単な揚げ物を利用する人が多く、揚げ物レシピ自体が日本よりも少ないです。
急なお誘いや時間短縮のためにフランスのお惣菜屋さんを利用する事もありますが、フレンチお惣菜屋さん(トレトゥール)の定番は日持ちするマリネ系や煮込み料理系、パテやフロマージュ、生ハムの販売が多いです。
日本のスーパーでよく見かけるお惣菜コーナーは揚げ物ばかり・・・。
日本に住んでいた時は、
そんな揚げ物生活が普通過ぎて全然違和感がありませんでしたがフランスでは食す機会が減るのである意味健康!
でも、ある意味無性に食べたくなるのが、
後片付けが面倒くさい揚げ物だったりします!
だから、フランス人も揚げ物文化の日本にハマる人が続出だったりします。
その揚げ物で好評なのが、
●唐揚げとマヨ&ケチャップ
●チキン南蛮とタルタルソース
●ヒレカツ、トンカツとトンカツソース、またはお好み焼きソース
●エビフライとタルタルソース
など、みんなでつまめる、または取り分け易いメニューがおすすめです。
そして、前回でも触れましたが、ソース文化のフランス!!
別でソースを付けてあげるのがおすすめです!!
下味は薄めで、つまめるサイズでフランス人が大好きな付けて食べられるソース付きにするとウケが良い!
POINT おすすめメニュー本!!
日本の味の定番!照り焼きは外国人が大好き
フランス人に一番作り方を聞かれる日本の味「照り焼き」。
私は「照り焼き」と言われてマクドの「てりやきバーガー」を思い出しますが、これは日本だけの定番バーガーなんですよね。
旦那が日本に来た際に絶対食べたがるバーガーの一つです。
そして、もう一つの定番はやっぱり「焼き鳥」でしょうか。
いつも甘めの「照り焼き」と塩っけのある「塩だれ」系の2種類を作るのですが、大抵「照り焼き」の方がウケが良いです。
それから、「鶏つくね」も好評です。
他には日本食では無いのですが、
フランス人はピッツア好きで街の至る所にあるトラックピッツアや配達してくれるピッツアがとっても人気です。
っと、いうより安い&早い&簡単の定番がピッツアしかない・・・っと残念な事情もありますが・・・。
そんなピッツアの「照り焼き」バージョンもウケがいいです。
・万能ソースの「照り焼き」はしょっぱ過ぎず、甘すぎないのが美味!
・肉にも魚にも合う「照り焼き」ソースで料理のレパートリーは無限大!!
POINT おすすめメニュー本!!
実はフランスにも上記のような絡めるだけの簡単「TERIAKI」と書かれたソースが販売されていますが、かなりしょっぱいのでお気をつけあれ!!
日本人のソウルフード「おにぎり」
日本人なら誰でも知っている「おにぎり」。
当たり前過ぎてホームパーティーで「おにぎり」・・・!?っと思いますが、意外に人気の高い「おにぎり」。
そこでおもてなし用に一口でつまめる「塩むすび」や「ふりかけむすび」。
そして、一手間かけて「天むす」や「手鞠寿司」はとても珍しいのでどうやって作るのかをよく聞かれます。
・つまめる大きさがベスト
・丸っこいフォルムが可愛い
POINT おすすめメニュー本!!
【番外編】ラーメン大好きフランス人!!焼豚と煮卵だけでも良いつまみ!!
うちのフレンチ旦那は無類のラーメン好きです。
でも、意外に熱いのが苦手なフランス人でもラーメンは大好きです。
ただ、パーティーに?っという事で、「番外編」にしました!
旦那のお友達からラーメンが食べたい!!っと、言われた時は、
手作りで作ったり、生麺がない場合は簡単に・・・
(日本人だったらありえないかもしれませんが) い・・・ インスタントのラーメンで良かったら〜!
っと、麺はインスタントですが、上の具にこだわるとみんな喜んでくれます。
そして、アジア食品店へ行かなくても街のスーパー内で簡単に手に入るようになったインスタントラーメンの作り方と合わせて教えてあげると自分たちで簡単に作れるので良い話のネタになります。
実は、初めはどうやって絶妙な茹で加減の半熟卵を作るのか分からなかったのですが、試行錯誤を繰り返しながら手作り「焼豚」と「半熟味つけ卵」がようやく作れる様になりました。
焼豚用の塊肉はいつでも手に入るので、調味料さえあれば簡単に作れます。
前日に作って半熟煮卵を焼豚ダレに漬ければ、翌日はかなり美味いです。
ラーメンは無くとも具材だけで、前日に仕込んで持って行け、冷めても美味しく頂けるので持ち寄りメニューとしてもオススメです。
・前日に仕込める
・冷めても美味しい
・煮卵は半熟にするとウケが良い
POINT おすすめメニュー本!!
実は南仏ではあまり手に入らないとんこつ系!!
お土産にしても喜ばれます!!
そして、ダシの素さえあったら・・・と、いつも妄想してしまいます。
【番外編】冬の定番!鍋料理は切るだけの準備で簡単!!
意外に低料金でお腹一杯になる鍋料理。
上記の写真の用な鍋自体があれば雰囲気は出ますが、無くてもフランスの定番! LE CREUSET(ル・クルーゼ)など大き目の鍋とダシがあれば全然大丈夫です。
っと、いう事で鍋はダシが決め手になるので「番外編」にしました。
もしダシが作れたり、手に入るようでしたらいろいろな鍋料理ができます。
〆のうどんやおじやなど入れる具材でレパートリーは無限大!!
ただ、猫舌の多いフランス人。
熱いまま、ハフっハフっして食べられないのがマイナスポイントですが、
お招きする側だった場合は材料は切るだけなのでとても簡単です。
材料を持ち寄りにして闇鍋?にしても盛り上がるかも。
寒い日にはオススメのパーティーメニューです。
ゲストをお招きした際にオススメの鍋料理は、しゃぶしゃぶ、すき焼き、寄せ鍋、海鮮鍋、ちゃんこ・・・など多種多様の鍋料理が出来るので、好き嫌いやアレルギーを確認して食材選びをしてあげるのがポイントです。
POINT おすすめメニュー本!!
あとがき
フランスではお誕生日やノエル、各種イベント時にテーブルに着席出来る少人数の場合、招待する側がアペロからデザートまでしっかり用意し、テーブルコーディネートを施したりしますが、大勢でワイワイ集まる際のアットホームパーティーはゲストも何か1品持ち寄りで、招待する側はメインやお皿などを用意するなど本当に簡単でアットホームなパーティーが多いです。
だから、スーパーに行けば、パーティー用の紙・プラスチック製のお皿の種類もたくさんあります。
ナイフ、フォーク、スプーン、紙コップなども豊富に販売されているので、みんなで前菜系かデザート系を持ち寄り、主催者は大抵メイン料理を用意して、
呼ぶ側も呼ばれる側も気軽に楽しく過ごせるホームーパーティーがフランス人は大好きです。
主催者側も人数が多くても何かしら、ゲストが持って来てくれるし、呼ばれるゲスト側も何かしら持っていく事で、相手に負担をかけていないかの心配が必要ないので合理的で分かりやすくて双方楽です。
もし主催者側から
何もかも用意するから、いらない!
っと、言われてもワインやお花など、お気持ち程度で相手の負担にならない物&その場で消費出来なくても大丈夫な物を持っていきます。
それは、アペロ用のスナックだって良い。
料理が苦手な人でもわざわざ作らなければいけない!!
なんて、思わなくても(いや、求めてない。)ほど良い気軽さが大切です。
ただ、
じゃぁ〜ご遠慮なく!
っと言って何も持って行かないでお邪魔するのはNGだという事をフランス人はみんなわきまえています。
何だって良いので「お家に呼んでくれてありがと〜!!」
それが、フランス式ホームパーティーの暗黙のルールです。
12時に集合ね〜!