外国人義理母で良かった事 〜フランス人マダムからの教え〜

Bonjour〜!!

本日は、意外に気になる国際結婚をした時の嫁姑問題。

日本だけに囚われずどこの国でも嫁姑問題はあります。

我が家のフランス人義理母はちょっと天然美人なキャリアウーマンなので、付かず離れずの関係を保っているからか、そんなに嫁姑問題で揉めたりする事が今の所はありません。

ただ、息子が大きくなるにつれて、頻繁に息子だけ預かってくれる様になってきて有難いのですが、旦那の実家に行って戻ってくると贅沢な子になって帰ってくるのが、とても困ったもので、義理母が仕事をリタイアした時に何かしら揉めるようになるのでは・・・?

そんな心配もありますが今のところは円満です。

そこで、義理母が外国人で良かった事を今回はご紹介します。

 

日本に住んでいたら絶対に味わう事ができない料理が食べられる

義理母が外国人だと生活習慣や食習慣が違うので、日本では味わう事が出来ない食べ物やその食べ方など、フランスでは当たり前でも日本人の私には新発見な事をいろいろ教わる機会があります。

例えば・・・

以前、旦那のお誕生日会での出来事ですが、

相変わらず、義理母が作ってくれるフレンチ家庭料理は何を食べても美味しいし、いつも違ったメニューで料理のレパートリーがとても多いです。

旦那と付き合いだした当初、

GONZO

ママンは料理できないから。

っと、期待しないように旦那から釘を刺されていました。

だからパーティーや週末に大きな(時間をかけた)料理を作るのは故・義理父でした。

そんな義理母が作る普段の食事はいつも質素です。

それでも私からしてみたら、普段、仕事から帰ってきて、簡単に済ませるディナーの食事に用いる冷凍食品(フランスはびっくりする程、冷凍食品が豊富で利用率も高い!)や缶詰食品を上手く使った料理など、勉強になる事ばかりです。

そして、家族のお誕生日会、ノエル、Pâques(パック/イースター)など、お祝い事には必ず美味しい料理とテーブルコーデでおもてなしをしてくれます。

フランスの伝統的なクリスマスディナーとは?

2018年12月23日

素敵な料理と素敵な食器たち。

フランス人マダムは、人をおもてなしする事が好きなので、どこのお家へお呼ばれしても素敵な食事ばかりで、アペロメニューから始まり、前菜、メイン、フロマージュ、デザート、そして締めのエスプレッソのコースメニューが定番で、手を抜くところは手を抜き、気張らず美味しい食事を用意してくれます。

《Vols au vent(ヴォロヴァン)円形型のパイに子牛や野菜などを詰めたもの》

《付け合わせはご飯が一番合います!》

ポイントは伝統的な料理や旬の食材の一番美味しい食べ方など、日本では見たことのない食材や肉・魚も多く、面白い料理も多いので、毎回、お腹いっぱいに食べ過ぎてしまいます。

ちょっと珍しいフォアグラ

そんな、日本に居たら味わう事の出来ない料理を堪能出来るのも育った環境が違う外国人の義理母の良いところです。

 

義理母お墨付きの気軽に人へプレゼントするための極意を教えてもらえる

JAGAKO
お家にお呼ばれした時、何か手土産を持参しますか?

日本に住んでいた頃、仕事上で何かお客さんに手土産を持っていく=謝罪用の菓子箱。

っと、いうイメージがあり、親しいお友達のお家へお呼ばれしてもあまり手土産を持って行く事がなかった常識外れの女でしたが、フランスへ来てから、それはマナー違反なのだと知りました。

日本だと頻繁にお家に人を招く事がなく、もし招かれても主催者側がほとんど用意をしてくれ、招かれた側は割り勘で材料費やドリンク代などを支払う。

っと、いうのが私たち友達の間では一般的でした。

でも今では、自分が招待する側になっていろいろ感じるのは、準備するのは結構大変だという事!

だから、以前は招待される側だったので、主催者側の負担があまり分からなかったのですが、今では義理母に習って、気心の知れたお友達の間柄でも何かしら手土産を持って行く様になりました。

ちなみに、フレンチ式お呼ばれのポイントは、ノエル、お誕生日など特別な時以外は、そんなかしこまった物は選ばない事。ほんのお気持ち程度のモノを手土産に選びます。

そんな心配りは、義理母や義理母のお友達から学んだフレンチマナーでもあります。

それから、

お友達A
じゃぁ〜次は我が家でお茶しましょう。

お友達B
今度は、うちでランチでもしましょう〜。

などと、会話を交わし、また繰り返し、お呼ばれしたり、招待したりする機会が日本に比べたら本当に多いです。

そして、そんなお気持ち程度や、急なティータイムにも重宝するちょっとつまめる様なカヌレやマカロン、小さいサイズのガトーやショコラなど、日本でいう菓子箱=乾き物(せんべい、クッキーなど)のお土産がたくさん売られています。

フレンチマダムのティータイムは本当に優雅です!

 

JAGAKO
そこで、実際に、お気持ち程度・・・とは、どんな物なのか?

それは、こんなスーパーに売っている物でもOKです。

《外側は少し硬く、中はソフトな硬さと甘さでバター感が美味いマドレーヌ》

《こちらもバター感が強いのですがサクサクの美味さは癖になります!》

どちらもバターがたくさん使ってあるのであえて自分では選ばないお菓子です。

JAGAKO
でも、これが・・・

(ダイエットには対敵だけど)悔しい程、美味い!!

そんな、自分では知らないだけで、フレンチマダムの間ではオススメな物は沢山あるのだと教えてもらう事ができます。

食べすぎ注意!

フランスのお菓子、ケーキ類は本当に甘いです。

そして、バターもたっぷりな物が多く、日本で市販されている普通のマドレーヌやクッキーが物足りなくなります。

癖になる味ですが、カロリーも・・・お高め。

お値段も少しお高め。

味わって食べましょう。

 

フレンチ式手土産の役割

●相手への気配り

●お気持ち程度のお菓子や手土産でその人のセンスが分かる

●美味しい物、新しい物などの手土産で話のネタになる

●人それぞれの手土産で新しい物を知るきっかけの社交の場に花をさかせる

 

モノを大切にし、受け継ぐための心遣いと不必要なモノを処分する断捨離思考の潔さを教えてくれる

我が旦那の実家はいつも誰かが遊びに来る様な気軽に人が集まるお家です。

だから、常に綺麗で、その綺麗なお家の状態を保つために、義理母は無駄な物をすぐに断捨離してしまいます。

それが、日本だったら、質屋やリサイクルショップで高く買い取ってくれる様な物であろうと自分に必要がなければザカザカ捨てます。

逆に、年代物の博物館級の家具やカトラリーやお皿など代々受け継がれているモノは、ずっと大切にし、特別な日に毎回登場し、使う楽しみも、大切に受け継ぐ事も教えてくれます。

特に高級食器は飾ったままにせず、特別な日に使ってこそ、商品の価値が上がるのだと言います。

義理母の性格からして、本来なら使うモノを飾っておくだけのモノになってしまうのなら、すぐに処分の対象になります。

それが、ルイ15世紀の調度品であろうとも。

そんな、昔のモノを何世代にも渡って大切にし、また受け継ぐフランス人のアンティーク商品の扱い方はとても見習うべきだと思いました。

《常にスッキリとした室内は本当に好きな物だけを残し大切にします》

《フランスには日本では見かけない様な料理に合わせた食器や道具がいろいろあります

今の世の中、すぐに壊れてしまえば新しく買い換えるのが当たり前になっていますが、フランスは昔ながらの調度品や家具、アンティーク時計、例えば、フランスを代表するブランド、ルイ・ヴィトンを始めエルメス、シャネル、カルティエなど、何十年も前に発売された商品が破損した場合、出来るだけ元の状態に戻すための修復をしてくれる職人さん、または新しくリノベーションをしてくれるアーティストがいます。

壊れてしまえばゴミに捨てるモノが当たり前だという先入観から、それなりの値段と価値しかないモノを初めから選び、満足してしまっていた私と違い、フランスでは、価値あるモノは永遠に受け継ぐべきだという、美的センスのある義理母の様な目の肥えた人も多いので、そんな人から教えてもらうフレンチ式美意識の観点はとても勉強になります。

例えば、昔ながらのエレベーターの無い螺旋階段や暖炉があるアパルトマンをリノベーションして、また、何十年、何百年も生かそうとする建築技術が、今の時代でも生き残り、さらに進化した技術が登場するのも、昔の建築技術を大切にし、さらに後世へ生かそうとする美意識がフランス人らしさでもあります。

JAGAKO
本当に価値あるモノは、修繕・修復し、また生かして、後世に残す!

そんな事を教えてくれるのも本当に価値があるモノを見抜く目を持っているフランス人マダムらしいい教えです。

 

義理母オススメのフレンチ式バカンスの楽しみ方を教えてくれる

JAGAKO
フランス人の人生はバカンスのために稼ぎ、バカンスのために休み、バカンスのために生きる。

っと、言われるほど、バカンスの時間を大切にします。

特に日照時間が長くなる春から夏場は誰もがバカンスへお出かけするのが定番です。

そんな、バリバリ働き、休む時は休む義理母は、いろいろな場所へ旅行へ行くので、素敵なフランスの地域や近隣諸国での過ごし方や、美味しい食を堪能しているので、とても物知りです。

そして、いつもバカンス先で絵葉書を送ってくれます。

そんな、働いた分はきっちりお休みを取るフランス式心のゆとりは、義理父が亡くなっても悲しむどころか、お友達を引き連れて、人生を謳歌しています。

そんな女性として母親として、祖母としてたくさんの顔を持ち、人生を楽しんでいる義理母から学ぶべきモノはとても多いです。

 

フランス式母の知恵を教えてもらえる

海外生活をしたら、よく・・・

JAGAKO
郷に入っては郷に従え

っと、言いますが、義理母からフランス式お掃除の仕方や洗濯の仕方など、フランス人旦那でも知らない様な事をたくさん教えてくれます。

フランスは、日本と違って硬水(カルシウムやマグネシウムの金属イオン含有量が多い水)なので、汚れが落ちにくい水質です。(ちなみに日本は軟水)

そして、洗濯時間も長く、白い生地の物は色物の生地と一緒に洗うたびに染料が移りグレーに変色してしまうなど、かなり厄介な事がおきます。

特に、肌に触れる服に使われる専用の洗濯洗剤に敏感になったりします。

それから、ワインをよく飲む国なので、ワイン染みなどの汚れを落とすための知恵だったり、生活に根ずいた昔ながらのライフハックを教えてくれます。

《油などの染み抜きには「K2r Detachant avant lavage」》

《ワイン染みなどには「Dr. Beckmann Diables détacheur」》

普段、何をどう選んで、どう利用したら良いのか分からない事も実際に目の前で教えてもらえるので、知らない事ばかりのフランス生活も快適になります。

 

子供をお泊まりで預かってくれる

息子が5歳になり、フランス語でのコミュニケーションがスムーズに出来る様になってきて、可愛い孫をいろいろな所へ連れて行きたいマミー(祖母)は何かあれば、いや、なくてもバカンスになると息子を預かってくれる様になりました。

今は、基本的には一人住まい(一人と言っても誰かしらが義理母宅にお邪魔しているので寂しくない模様)なので、長期のバカンスに入ると毎回、孫をエサにいろいろな人たちをお招きしています。(苦笑)

フランス人のコミュニティーの広さにはびっくりしますが、社交的な義理母のおかげで、旦那の実家はいつも賑やかです。

そして、いつも我が家では食べさせてあげられない様な料理が出てきて、贅沢三昧で帰ってきます。

その間、私たちは・・・と、いうと普段出来ない用事を済ませたり、ゆっくり夫婦でレストランへ行ったり、日帰り旅行へ行ったり・・・。

最近はお家のDIY三昧です。

義理母のおかげで、母親の顔だけではなく、女の顔を旦那に見せるのも夫婦円満であり続ける秘訣でもあります。

それは、義理母の理解があってからこそです。

嬉しい限りですね。

 

どんな時でも味方でいてくれる

義理母は本当に愛情のある人で、娘が欲しくて、欲しくて頑張ったれけど、最終的には産めず男の子だけの兄弟で諦めた過去があるので、一緒に買い物に行きたくても、

義理母
息子達だとつまらないわ。

っと、嫁の私を本当の娘の様に可愛がってくれます。

旦那と喧嘩して意見が食い違う度、フォローしてくれるのはいつも義理母です。

母として、女として、姑としてちゃんと今、すべき最優先の事を息子に促してくれます。

ただ、初めは、母親と息子との距離が近いので違和感でしかありませんでしたが、いつまでたってもフレンチ男はママンの言いなりのマザコンだと割り切ればストレスにはなりません。(苦笑)

自分の意見を通したつもりでも最終的にはママンの意見に圧倒されてしまう。

それだけフランス人女性が強いのだと思います。

旦那もしょっちゅう、義理母と言い合いをしてヒートアップしていたのに、別れ際は何も無かったかの様に笑顔で仲直りです。

ずっと怒っている姿を見た事が無いし、機嫌が悪く黙り込んだり、空気を察しろよ!っという事は一切ありません。

良い意見も悪い意見もハッキリ言うし、裏表が無いのが義理母の良いところでもあり、息子の我が旦那も同じ様に裏表が無く信頼出来る人です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

言葉も育った環境も違えば、お互いに考える事もそれぞれ全然違います。

だからこそ、いろいろと違う分だけ、自分では分からない、知らない事の発見の連続で面白いです。

国際結婚と一緒で、義理母との関係もどうお互いに解釈して、譲るところは譲り、主張するところは主張する。

個人主義者的なスランス人義理母にとって、相手の意見が全然違っていても、非難する事はありません。

ドライなところはドライですが、助けを求められれば真剣に向き合ってくれる人でもあります。

自分の母からでは聞き入れられない様な事でも、元々他人だった義理母の意見には耳を傾けられたりします。

そして、日本とは違う生活習慣の発見や、フランス人女性の生き方を義理母から学ぶ事ができます。

義理母

どんな時も)南仏の太陽を見ていたら嫌な事なんて忘れてしまうわよ。

さぁ、特別な日には美味しい物を食べましょう!

っと、毎年、欠かさずお誕生日を祝ってくれる義理母。

今年は海沿いにある老舗のブイヤベースのお店に連れて行ってくれました。

そんな異国の地からやって来た私を家族の一人として大切にしてくれる義理母がいてくれる私は幸せ者です。

ホテルレストラン「Le Rhul(ル・リュル)」は老舗のブイヤベースのお店!

 




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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で芸大時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。