【フランス情報】南仏マルセイユの移動手段最新版!〜電動トーチネット〜

Bonjour〜!!

今日からエールフランス航空にて、日本初の成田発トゥールーズ行きのチャーター便が運行を開始しました。

南仏マルセイユに住む私にとって、日本から南仏への直行便が無いので、毎回パリなど、近隣諸国で乗り換えをします。

フランスは広いので、南仏でもスペインに近いフランスからイタリアに近いフランスまでいろいろな街を訪れようとすると時間とお金がかかります。

トゥールーズはマルセイユからだと少し距離がありますが、南仏へ訪れる日本人が増える事はとても嬉しい事です。

パリとは違う南仏の良いところをもっと知ってもらえると良いですね。

場所的にも日本から南仏周辺へ観光目的で来られる方にはちょうど良い場所で、歴史的城塞都市カルカッソンヌ、スペインとフランスにまたがるバスク地方へも観光しやすい立地です。

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2018年6月6日

そこで、

今、ヨーロッパの都心部からじわじわと新たな交通手段が生まれ、今では街の中で当たり前になりつつある光景があります。

今回は、そんな現代のマルセイユの交通手段をご紹介します。

 

乗り捨て可能なレンタル電動トーチネットとは?

南仏マルセイユは昔ながらの石畳の細い道やアップダウンの坂道が多い港町です。

来仏するまでは、危ない街、汚い街、犯罪が多い街。

っと、イメージの悪かったマルセイユですが、今では、すっかり綺麗に道路も整備され、どんどん大きなビル、ホテル、アパルトマン、公共施設やショッピングセンター、映画館など、様々な開発が進み、今尚、多くの土地開発が現在進行形で、観光客にも現地の人にも面白いスポットが誕生しています。

そんな、新しく生まれ変わっているマルセイユですが、1年前から気になっている事があります。

それは、昔ながらの整備されていない細い道、アップダウンの激しい坂道が多いマルセイユの中心街からじわじわと海岸沿い、観光地(特にJoliette(ジョリエット)駅周辺エリア)などで昨年から見かける様になった、「Trottinettes électriques(電動トーチネット)※キックボード。またの名を電動スクーターと呼ぶ。がマルセイユ市民の交通の足となって普及しだしました。

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2017年3月6日

これは、2018年初頭に登場した「Lime社(アメリカ)」の「電動トーチネット」「Lime-S」で、マルセイユ市内中心部に500台以上のセルフサービスを開始したのが始まりです。

そして、人々の新しいモノへの好奇心、便利さ手軽さの戦略に成功し、(マルセイユ市内で)一ヶ月で6万人の利用者を達成し、瞬く間に街のあちら、こちらを行き交っています。

その「Lime-S」の登場を皮切りに「flash(ドイツ)」、「Tier(ドイツ)」、

そして2019年初頭、スウェーデンのブランド「Voi」が登場しました。

 

主な仕組みとは?free floatingとは何??

JAGAKO
さてさて、どうやって動くのか?

仕組みは至って簡単ですが、スマートフォンが必須(※ QRコードを読み取れる機種に限る)になります。

専用のサイトからアプリケーションをダウンロードし、申請登録し、利用可能なすべての「電動トーチネット」をその場所と共に一覧表示した地図にアクセスします。

そして、地図上にある「電動トーチネット」が配置されている場所に移動して、その上にあるQRコードをアプリケーションのカメラで読み取るだけです。

その後、起動したら好きな場所、行きたいところまで利用し、返却する場所を気にせずに乗り捨てが可能です。

この「電動トーチネット」はマルセイユの市内中心部(Vieux-Port 旧港)が出発点で多く完備されていますが、今の時期だと海岸沿いに乗り捨てられているのを頻繁に目撃します。

実はこのシステム、「free floating(フリーフローティング)」と呼ばれ、「電動トーチネット」を拾い、アプリを利用したユーザーならば、誰でも利用時間内、バッテリー残量があれば、いつでも乗り捨て可能にしてくれる移動手段です。

このシステムの手軽さが短期間で爆発的に多くのユーザーに浸透し、利用者の拡大に繋がっています。

 

料金設定は?どうやって支払うのか?

この「電動トーチネット」を乗り捨て可能でレンタルするには、サービスを提供する各会社の専用アプリケーションダウンロードする事から始まります。

JAGAKO
どうして、スマートフォン経由で行われるのか?

それは、利用料金の支払いがすべてスマートフォン経由になるからです。

このサービスは、「電動トーチネット」のロックを解除するのに1€かかり、1分あたり15セントの使用料が必要になります。

利用料金例

●10分利用で1€50セント

●30分利用で4€50セント

●1時間利用で9€

+ロック解除1€

 

強豪4社の主な特徴とは?

JAGAKO
そこで、気になる「電動トーチネット」の各会社の特徴は何でしょうか?

●「Lime」の特徴

・アメリカのブランド

・マルセイユで一番初めに導入された「電動トーチネット」で、導入数が一番多い

・使用年齢は18歳以上

・最高速度は50kmの範囲で24km/ h

・基本的にバッテリーの寿命は25kmまで走行可能

・アプリケーションは、AppleのIOSとAndroidで利用可能

 

●「Flash」の特徴

・アメリカのブランド

・「Lime-S」より少し大きい車輪で重量も19kgと重い

・ 最高速度は25km/ h

・前輪に二重のサスペンションと両方の車輪にブレーキがある

・バッテリーは足の下側に内蔵

・スマートフォン、USBソケット、バッグ取り付けシステム、そしてカップホルダー完備

・アプリケーションは、AppleのIOSとAndroidで利用可能

 

 

●「Tier」の特徴

・ドイツのブランド

・マルセイユで「電動トーチネット」として3社目の登場

・150台導入

・最高速度は20 km / h

・Ninebot ES04 Segway(重量14kg、緑と黒の色調で識別可能)は、前輪に電子式、機械式にダブルブレーキシステムを装備

・後輪は、足で直接動作可能

・アプリケーションは、AppleのIOSとAndroidで利用可能

 

 

●「VOI」の特徴

・スウェーデンのブランド

・マルセイユの古い石畳の上でも乗り心地の振動が少しでも柔軟になる様、前部に二重のサスペンションを装備

・100台導入

・アプリケーションは、AppleのIOSとAndroidで利用可能

 

注意点とは?

最後に、一般車両が走行する公共の場を利用するにあたって、注意すべき点があります。

それは、基本的に歩道を走行する事が禁止されています。(※ 一部例外あり ※ 専用自転車道は利用可能)

そのため、各社ヘルメットの着用を強くお勧めしています。

ただ、気軽に借りて気軽に乗り捨てられるシステムが受け入れられているので、今のところフランスでは、ヘルメットの着用は必須ではなく、推奨されているだけです。

これから、利用者が増え、事件、事故などが起きた際に運営会社側から強制的にヘルメット着用の義務化が開始するかもしれませんね。

JAGAKO
今のところは、ほぼしている人は見かけませんが・・・(苦笑)

そしてココが一番重要なのですが、

この「電動トーチネット」を利用した後、必ず!離脱(ロック解除)の手続きを完了しなければ、課金され続けてしまいます。

※アプリから「電動トーチネット」のQRコードを読み取って終了(点滅)させる

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

利用してみたくなりましたか?

坂道の多い石畳のヨーロッパを渋滞なしで駆け抜けられる「電動トーチネット」は、IT技術により、誰もが一人1台持っているスマートフォンを上手く活用したシステムです。(だから、利用年齢がスマートフォンを持つ18歳以上)

JAGAKO
これからどんな発展をしていくのか?

日本でも近い将来、どこかで利用が開始されるかもしれないですね。

 

電動トーチネットまとめ

●一番のウリは乗り捨て可能な電動トーチネット

●料金は、ロックを解除1€ + 0,15 €/分

 




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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で芸大時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。