Bonjour〜!
最近、子供の幼稚園のお友達関係で知る、
フランス人のピクニックのお弁当にビックリのじゃがっ娘(じゃがっこ)です。
今回は、
マルセイユ観光のおすすめスポット第3弾!!
マルセイユ観光の中で、サッカーが好きな人、世界遺産巡りが好きな人にオススメなサブカルチャー的な場所のご紹介をします!
第一弾と第二弾はこちらから
新しく生まれ変わった!スタッド・ヴェロドローム周辺が熱い!!
EURO2016の開催に合わせて2014年に改築して、67,394人収容へと大幅に見た目も変わった「Stade Vélodrome(スタッド・ヴェロドローム)」は、現在パリの「Stade de France(スタッド・ドゥ・フランス)」 についで、
2番目に大きなスタジアムです。
2016年にフランスの通信会社オレンジが命名権を取得したことにより、
「Orange Vélodrome(オレンジ・ヴェロドローム)」と、いう名称に変わりました。
現在はサッカーのプロリーグ「リーグ・ワン」の「オリンピック・ドゥ・マルセイユの本拠地(ホームスタジアム)」で、2016年にサッカー日本代表・酒井宏樹選手と契約交わした事で日本でも注目されたサッカー(ライブなどのイベント)スタジアムです。
●住所:3 Boulevard Michelet 13008 Marseille
●電話:+33 (0)4 13 64 64 64
●最寄りの駅:Rond Point du Prado(M2)
【追記】
スタジアムの内部が知りたい方は、こちらから!
【追記】
そして、この周辺は新しいホテル、レストラン、アパルトマンなど、どんどん新しく生まれ変わっているエリアの一つで、2018年にフランスの老舗百貨店のギャラリーラファイエット系列のショッピングセンターがオープンしました!
世界遺産!ル・コルビュジエの建築作品「ユニテ・ダビタシオン」
「スタッド・ヴェロドローム (改名:Orange Vélodrome)」の最寄り駅でもある、Rond Point du Prado駅からBoulevard Michelet(ミシュレ通り)を (スタジアムの方向)へさらに歩いて行くと、
建築家「Le Corbusier(ル・コルビュジエ)」の 「Unité d’Habitation(ユニテ・ダビタシオン/集合住宅)」があります。
パリを中心に活躍した近代建築三大巨匠の一人である「ル・コルビュジエ」が設計した一連の「ユニテ・ダビタシオン」の中でも、規模や都市計画的意義において、もっとも評価の高い「ユニテ・ダビタシオン」がマルセイユ市内に存在します。
17階建ての1階部分は柱のみ。という「Pilotis(ピロティ)/杭」と呼ばれる設計が特徴的です。
2階以上の建物で、一階部分が柱で支えられた構造の空間がある建築形式
建物内は住居の他にホテルやレストラン、売店、郵便局、幼稚園まであり、建物がひとつの街になっています。
マルセイユの観光案内所主催の観光ガイドツアーに参加すれば1室が見学可能である他、併設のホテル内に宿泊することも可能です。
無料で建物内を観覧できますが、住居内は基本的に入場する事はできません。
建物内のレストラン、売店など一部と屋上が見学できます。
一番オススメの見学場所は、最上階の屋上になります。
ただ、そこから絶景が見える訳ではなく、防犯上のデザインになっているため(外壁がかなり高い)ここから眺めるマルセイユの景色は背の低い女性には結構見えづらいかもしれません。
屋上にある住居者専用の小さなプールも完備され、この当時から”アパルトマンにプール”という発想は、日本人の私にはとても驚きの光景です。
実は、今でも人が住む事のできる世界遺産の建築物の中でも、外観、内観を見学できるだけではなく、もっと一般的に広くアートや音楽に触れる事ができるように、いろいろなイベントが開催されます。
例えば、2016年、若手アーティスト「フェリス・バリニ氏」とコラボして面白い目の錯覚アート(ある一箇所から見るとアートが現れる)が一般公開(無料)されたり、いろいろなコラボイベントが行われました。
パリに拠点を置くスイス人の現代美術アーティスト。 ある一点の地点から見た時、幾何学模様が建物の壁に平面として見える不思議なアート作品で有名。
初めて来る人も何度も訪れるリピーターにも、また違った発見が出来て楽しめるのが「ル・コルビュジエ」建築の凄さです。
そして、カフェレストランや見学可能な建物内から外側のマルセイユを見る事もでき、また違ったマルセイユに出会えるかもしれません。
この建造物は、興味のある人には聖地のような観光スポットですが、興味のない人には、残念ながら「ル・コルビュジエ」の魅力は難しいかもしれませんね。
でも、個人的には、せっかくマルセイユに来た際は、一度訪れてみると、当時の建築技術があって、今の建築技術に繋がっている事を感じさせてくれる建物の一つです。
実際に私は建物よりも「ル・コルビュジエ」の家具(特にソファ)が好きで、「ル・コルビュジエ」という建築家に興味を持ったので、その偉人がこの世に生み出した建築物に合う、総合的な発想から照明や家具、内装全般に一つ、一つ、こだわりを持ったデザインを生み出している事に魅力を感じます。(現代の人に好かれるのは半々みたいですが。)
内装のリノベーションが盛んなフランスのアパルトマンなど建造物ですが、今でも大幅な改装・改修はせずに「ル・コルビュジエ」が生みだしたデザインをそのまま利用している住民もいます。(そして、自宅を一般公開してお金稼ぎをしています。苦笑)
そして、この時代に鉄筋コンクリートを利用した、
モダニズム建築(機能的、合理的な造形理念に基づく建築)の提唱者である事。
(当時は不評でした。でも後世では栄光を称えられるフランス美術史あるある)
そして、
「ル・コルビュジエ」が生み出した建築製法・技術が今の時代に脈々と受け継がれている事を実感した事。
一つの建物の中に何でもある、便利な集合住宅を考えつくところ。など。
マルセイユに訪れたのならば、一度は足を運んで欲しい場所です。
●住所:280 Boulevard Michelet 13008 Marseille
●最寄りの駅:Rond-Point du Prado(M2)
現代アートの新名所!?フリシュ・ラ・ベル・ド・メとは?
マルセイユの街が大きく変わるきっかけになった、
2013年にマルセイユ・プロヴァンス地域が欧州文化首都に選ばれた事で、芸術・文化プログラムを実施する国際的なイベントが各地で建設・開催されました。
1年間を通して、集中的して多岐にわたるジャンルの文化行事を展開する事業
その中の一つで複合文化施設 (カルチャーセンター)、
「Friche La Belle de Mai(フィリッシュ・ラ・ベル・ド・メ)」は新しく生まれ変わりました。
●元々はタバコ工場からカルチャーセンターへと生まれ変わった
●この周辺は「荒れ地」と呼ばれるほどマルセイユ人があまり近づきたくない場所だったのが、今では各種イベントが開催され、年間を通して人が集まる場所に変わった
●劇場や展示場ができ、数多くの文化団体を主催し、文化的な環境に特化して芸術と文化の拠点として変わった
●子供用の遊具も備えられ近隣の子供の憩いの場に変わった
●住所:41 Rue Jobin 13003 Marseille
●最寄りの駅:Gare de Marseille Saint Charles(M1・M2)/Gare de Marseille-Saint-Charles(TGV)
あとがき
今なお、多くの観光スポットや隠れスポットなどが多く存在している未知なるマルセイユ。
これからもマルセイユの魅力をお届けしたいと思います。
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