Bonjour!!
毎年、毎年どんどん変わっていくマルセイユにワクワクしているじゃがっ娘(じゃがっこ)です。
今回は、
前回に引き続きマルセイユ観光のおすすめスポット第2弾!!
訪れる度に新たな発見を与えてくれる新スポット!
「ジョリエット(Joliette)」駅周辺エリアのおすすめスポットをご紹介します。
日本のユニクロがマルセイユに初めて出店したショッピンングセンター「レ・テラス・デュ・ポール」
南仏マルセイユに住みだした頃から、
っと、話題になっていました。
そして、華々しく2014年にオープンした「Centre commercial(ショッピングセンター)」、
「Les Terrasses du Port(レ・テラス・デュ・ポール)」は、今までマルセイユにあったショッピングセンターとは規模もオシャレ感も完全に日本の様にハイセンスなお店の数々で瞬く間に有名になり、地元っ子も観光客もお買い物スポットっと、言ったら、「(略して)テラポー」です。※ちなみに日本人にしか略語は通じません。苦笑
初め、私の感想は
えっつ!? 日本みたい!! すっごい、 日本みた〜い!!
でした。
それだけ、パリに比べるとハイセンスではない微妙な田舎のショッピングセンターはあっても、何度も行きたくなる、簡単に行けて、楽な複合型ショッピングセンターは、意外に、意外、あまりマルセイユにはありませんでした。
オープンしてからも今も、店内の専門店は多少なりとも入れ替わりはありますが、だいぶ最近は店舗の入れ替えがなく、落ち着いてきました。
フランスのオシャレなトレンドが分かるお店ばかりが入っているショッピングセンターなので
見ているだけでも楽しいし、ほぼ年中無休で営業しているのも嬉しいポイントです。
ただ、有名高級ブランド店は併設されているプランタンという百貨店内でしかないのでかなり少ないです。
ルイ・ヴィトンやエルメス、シャネル等をご希望の方はご期待には添えない、カジュアルファッション中心のショッピングセンターです。
そして、「レ・テラス・デュ・ポール」という、「港のテラス」と呼ばれる名前通り、大きなテラスが最上階にあり、そこから眺めるマルセイユの海は本当に綺麗です。
それから、大型船が停泊するので夏の季節はたくさんの豪華客船を見物する事もできます。
そして、その豪華客船の乗客がそのままお店で買い物が楽しめる様に横ずけされ、橋が架けられ、店内に入店できる様になっているのもマルセイユの港ならではのアイデアが詰まった面白いショッピングセンターでもあります。
●住所:9 quai Lazaret 13002 Marseille France
●電話:(+33)04 88 91 46 00
●営業時間:10 : 00〜20 : 00 ※レストランは10:00〜01:00
●交通:【メトロ】Joliette駅下車、約徒歩5分
【トラム】T2/T3 Euroméditerranée Gantes下車、約徒歩5分
新ランドマークを目指す「レ・ドック」
「レ・テラス・デュ・ポール」の正面入り口の向かい側に
新たにオープンした「Les Docks Village(レ・ドック・ヴィラージュ)」は
元々は国際貿易港でもあったマルセイユの港町らしい港の倉庫でした。
その歴史は1826年からという約190年以上の歴史があります。
そして、月日は流れ会社のオフィスビルになり、2015年にレストランやハイセンスなお店が立ち並ぶ新エリアのファッションモードの最新を発信する「レ・ドック」として誕生しました。
店内をプラプラとウインドーショッピングだけでも楽しめる場所です。
●住所:10 Place de la Joliette 13002 Marseille France
●電話:(+33)04 91 44 24 88
●営業時間:10 : 00〜20 : 00
●交通:【メトロ】Joliette駅下車、約徒歩3分
【トラム】T2/T3 Euroméditerranée Gantes下車、約徒歩3分
日本人建築家が設計したプロヴァンス現代美術センター「Fonds régional d’art contemporain」
2013年にヨーロッパ文化首都に選ばれたマルセイユ。
新しいプロジェクトが実行され、大型文化施設が次々とオープンした一つに
建築家の隈研吾(くま けんご)氏設計の
「Fonds Régional d’Art Contemporain Provence-Alpes-Côte d’Azur / FRAC PACA」
プロヴァンス現代美術センターが「Joliette(ジョリエット)駅」近くに建設されました。
8階建ての目を見張るインパクトのある近代建築には、
2つの展示スペース他、250人収容のホール、図書館、カフェやレストランに加え、
アーティストが居住できる宿泊施設までありました。
今は残念ながら周りに景色の良い多くの文化施設やショッピングセンターがあるため、
人の行き来が少なく別の意味で穴場的スポットになっていますが、年間を通じていろいろなイベントが開催されています。
1階にカフェレストランがあるので混雑する場所を避ける人は良い休憩場所かもしれませんね。
※建物名が多数あり!「Regional Funds of Contemporary Art PACA」または、「Frac Paca」
●住所:20 boulevard de Dunkerque 13002 Marseille France
●電話:(+33)04 91 91 27 55
●交通:【メトロ】Joliette駅下車、約徒歩1分
【トラム】T2/T3 Euroméditerranée Gantes下車、約徒歩1分
マルセイユで最も古い地区と言ったら「パニエ」
マルセイユの古き良き街並みが今でも残る「Le panier(ル・パニエ)」は、
細い道が続く迷路みたいなところで、登ったり、降りたりを繰り返しながら、
今もなお、その昔ながらの界隈に住んでいる人たちの生活が垣間見られ、
マルセイユの下町情緒を味わえる旧市街地です。
多くの外国人がこの「Le panier(ル・パニエ)」地区を訪れ、ゆっくりと散策している姿を見て、観光地マルセイユを感じます。
そして、周辺にはいろいろな可愛い小さなお店があります。
あなた好みのお店をぜひ見つけてみてください!!
もちろん、ぷらぷらと散策するだけでも楽しめます。
●住所:Le Panier 13002 Marseille France
●最寄りの駅:【メトロ】Joliette(M2・赤)/Jules Guesde(M2・赤)/Colbert – Hôtel de la Région(M1・青)
【トラム/T2・黄、T3・緑】/République Dames
古代エジプト彫刻のコレクションではパリで有名なルーブル美術館よりも多い!?
「Le panier(ル・パニエ)」地区には、「La Vieille Charité(ヴィエイユ・シャリテ/旧施療院)」という、マルセイユ出身の建築家ピエール・ピュジェによる、バロック様式の美しい建物があります。
この建物は17世紀当時は移民救済のための施設でした。
今は、博物館や文化センターになっています。
その中のひとつでもある、地中海考古学博物館(地中海考古学博物館)
Museum of Mediterranean Archaeology (Musée d’Archéologie Méditerranéenne)は、古代エジプト彫刻のコレクションがパリのルーブル美術館をしのぐ程の展示物なのだとか。
私たちが行った際は残念ながら閉館してしまって博物館内へは、すでに入れなくなってしまいました。
夏の時期は日が長いので、閉館時間にお気をつけあれ!
●住所:2 rue de la Charite 13002 Marseille France
●電話:(+33)04 91 14 58 52
●交通:【メトロ】Joliette駅下車、約徒歩10分
【トラム】T2/T3 Sadi Carnot下車、約徒歩4分
重々しい外観の「カテドラル・ドゥ・ラ・マジョール大聖堂」
前回ご紹介した、マルセイユの新スポット「MuCEM(ミュセム)」の向かい側にそびえ立つ、
「Cathedrale de la Major(カテドラル・ドゥ・ラ・マジョール)」(マルセイユ大聖堂、又はマジョール大聖堂)と呼ばれる大聖堂は、マルセイユ内にある大聖堂の中でも圧巻の外観で見る者を圧倒させます。
この大聖堂は、ビザンチン様式で建てられたカトリック教会です。
この下は海岸沿いを改修するためにこの辺り一帯がマルセイユ市により都市開発され、レストランやバー、スナック、ブティック絵画、お土産物屋など、近年続々と新しくお店がオープンし、新しいスポットになっています。
2013年より、現代芸術をサポートし、新たに文化都市として再建された建物が連なっているエリアでもあります。
●住所:Place de la Major 13002 Marseille France
●交通:【メトロ】Joliette駅下車、徒歩9分/【バス】La Major下車、徒歩3分
見学できないけど素敵よ!「ファロ宮殿」
「Palais du Pharo(ファロ宮殿)」は、19世紀後半にナポレオン三世のために建設されました。
新しく都市開発されている「ヨーロッパ・地中海文明博物館(MuCEM)ミュセム」周辺の
近代建築と共に素敵な海が一望できます。
ナポレオン三世の私有財産から長い裁判を経てマルセイユに無料で寄付され、その後1904年に医学学校として利用されていましたが、今は1997年から会議やセミナーなどイベント時に利用されるようになりました。
2013年のヨーロッパ文化都市に選ばれた時に一般公開された事でも話題になっていました。
実際は建物の中の見物はできません。
でも、大きな宮殿の周りは365度ぐるりと景色と共に眺める事ができます。
それから、公園になっているので周辺はゆっくりお散歩をしたり、サンドイッチを買ってピクニックするのにはおすすめです。
そして、夜になると建物がライトアップされるのも見どころの一つです。
「ファロ宮殿」内には通常入館はできませんが、周りの公園でゆっくり過ごしながら眺めるだけでも、十分満喫できるマルセイユを誇る宮殿です。
●住所:58 boulevard Charles Livon 13007 MARSEILLE
●電話:(+33)04 91 14 64 95
今なお残る「サン・ジャン要塞」と「サン・ニコラ要塞」
「Fort Saint-Jean(サン・ジャン要塞)」と「Fort Saint-Nicolas(サン・ニコラ要塞)」という二つの軍事要塞が「旧港」にあります。
1660年にルイ14世によって建てられた旧港の岬に建てられた要塞。
2013年にオープンした欧州・地中海文明博物館 「MuCEM(ミュセム)」の一部なり、細い二つ橋で行き来できるようになりました。
《MuCEMからサン・ジャン要塞へ》
《サン・ジャン要塞からLe panier(ル・パニエ)へ》
上記の写真のように、
橋の一つは「MuCEM(ミュセム)」へ。
もう一つは歴史地区の「Le panier(ル・パニエ)」へ続く様に設計されました。
この博物館が開館している時間帯であれば、入場料は無料なので散策したり、
ゆっくり景色を見るのもおすすめです。
そして、
「Fort Saint-Nicolas(サン・ニコラ要塞)」ですが、対岸の「サン・ジャン要塞」と共に反抗勢力を威圧するために同じくルイ14世の命令で建てられました。
こちらは一部を除いて入れないので、
っと、一枚写真撮影して終わりです。(笑)
っと、いう事で、「ミュセム」の一部になった「サン・ジャン要塞」が観光にはおすすめです。
要塞という事は、
”軍事時代に街を守るために、市民に安心感を与えるために”
っと、建てられたという名目があるのですが、
実は外からの侵入者だけの目的ではなく、
”マルセイユ市民に対してもいつ、
なんどきでも大砲を向けられる様”に。
外部からだけではなく内部(マルセイユ市街)
にも向けられる様に建てられた。
というマルセイユ市民が激怒する内容が語り草になっています。
正に、「目には目を歯に歯を」
この時代だからこそ、いつひれ伏している者が牙を剥くか分からない時代。
砦は外からの攻撃だけではなく、
中からの軍事勢力に反発する人の攻撃にも備えて建てられた。
っという歴史上の真実を知っているマルセイユ人は
この要塞をあまり好きではないんだとか。
あとがき
マルセイユの新名所エリアから旧名所エリアをご紹介しました。
実は、こちらのエリアは、
「レ・テラス・デュ・ポール」という、ショッピングセンターがオープンした事によってその周辺に新しいホテルや近代建築が立ち並び数々の美術館やレストラン、会社のオフィスが入る建物が出来たり、新しいアパルトマンが建設されたり・・・と、
今、マルセイユを訪れる人が新たなスポットとして、一番新しい観光の新名所になりました。
実はこのエリア、
以前はマルセイユ人があまり近づきたくない汚いエリア・・・っと
言われる程、治安が悪いエリアの一つでした。
このエリアの北に位置するレ・クロット(Les Crottes)地区には今でも残るマルセイユで最大のフリーマーケット(Marché aux Puces de Marseille)があるのですが・・・その近くでもあるエリア。
旦那曰く、
だと言われ、このフリーマーケットの横までは通っても実際には行かせてくれ無いエリアの一つでしたが、道路も舗装され、とても綺麗に生まれ変わりました。
そんな、毎年いろいろな変化を感じる、昔から住むマルセイユ人もびっくりな程変わっているジョリエット駅周辺エリア。
マルセイユに来たからには、足を伸ばして欲しい新スポットです!
次回は、
もっと、お時間があったら訪れて欲しい、マルセイユの定番スポットをご紹介します。