Bonjour〜!!
私ごとですが、また一つ歳をとりました。
フランスへ来てからいろいろな事があり過ぎて自分の歳をしばしば忘れる。
っと言う、嘘のような本当の話でどれだけ脳が退化し出しているのか・・・。
そんな、老脳化中の私の頭もキリッと覚めるような出来事がありました。
そもそもの事の発端は・・・
フランスは本当に多民族国家です。
日本人が知っている多くの料理の中でも和洋中以外にもたくさんのジャンルのレストランがたくさんあります。
日本では、
各国の現地人がそのまま食す料理よりも日本人向けにアレンジして
「〜風」っとなっていることが多い事に現地人が作る料理を食べて初めて気付きました。
フランスのレストランで知る、
そんな本格的な本場の料理がフランスに住んでいると出会うことができます。
以前、旦那オススメのベトナム料理のお店に行ってから結構ハマってしまって、
っとつぶやいていた事をすでにすっかり忘れていた私ですが、旦那のママンがオススメのラオス・タイ料理専門店へ連れて行ってくれました。
でも・・・。
久々に撃沈しました。
それは、ラオス&タイ料理と言ったら
「パクチー」
を大量に使用している事。
結論からいくと、
っと、いう事で、何のためにタイのレストランへ行ったんだ!?
っと、いう一人だけ場違いな雰囲気に陥ってかなり辛い時間になってしまいました。
自分の誕生日のお祝いなのに。
っと、いう事で今回は私みたいなパクチーが食べられない人に送りしたいお話です。
まずはじめにタイ&ラオス料理についてご紹介します。
タイ&ラオス料理とは?
行った事がない&食べた事がなくても名前は聞いた事のある東南アジアのタイ王国の料理ですね。
同じアジアでも似ているようで違うタイの食文化。
中国やカンボジア、マレーシア、ラオス、ミャンマーなど、近隣諸国の料理の影響を受けているので香辛料、香味野菜やハーブを多く用いてるのが特徴で辛味、酸味、甘味などを多彩に組み合わせた味付けが人を虜にする料理です。
そして、タイ料理と言ったら欠かせないパクチー(英語:コリアンダー)!!
フランスでは「coriandre(コリアンドル)」と言います。
パクチーは体にいいのよ
パクチーはセリ科の一年草で独特な匂いが特徴で、基本的に薬味として東南アジアを中心に広く使われています。
日本だと元々使用する料理が一般的ではなく馴染みがなかったのが、エスニック料理の流行で一気に火がつき、今ではスーパーでも購入可能になって来ました。
そして、気になる栄養価ですが専門的なお話なのでwikipediaを確認したところ、
栄養価の点では、生の葉はL-アスコルビン酸(ビタミンC)を比較的豊富に含み、βカロテンやビタミンB1、B2、C、Eといった栄養素が豊富な上、体内に蓄積された毒素を排出するデトックス効果があるとも評されている。
引用元:コリアンダー(2017年4月16日 (日) 00:31 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』wikipedia
っとあり、気になるキーワードは、「毒素を排出するデットクス効果がある」。
でも、好き嫌いがすっごく大きく分かれる独特の匂いがあるので、ハマる人はハマり、ハマらない人は全然ハマらない。
そんなパクチー。
私とパクチーとの出会い
私とこの好き嫌いが分かれるパクチーとの出会いは、フランスへ来て息子が生まれた初めてのお誕生日にマルセイユでは有名な高級フレンチレストランに連れて行ってくれたのにもかかわらず、
メイン料理に少量使われていたパクチーに血の気が引いた!!
っという、事があって、
何か、不思議な味がする・・・
このアクセントに入ってるの・・・嫌い!!
旦那も私自身もびっくり!!
それは、
私・・・
ほとんど好き嫌いがないから。
今まで生きてきて結構何でも食べられる方。
Boudin(ブーダン/豚肉の血と脂を使った腸詰ソーセージ。独特の臭みがある。)
とかその他、内臓系ソーセージや加工品、そして羊やウサギ・・・。
結構パンチのある味も何とか食べられる。
※一般的なペット系は食べられません。虫系も食べられません。
でも、このパクチーだけは・・・
トイレ味やん!!
(・・・っと、言ってもトイレ味なんて食べた事ないけど!!(^▽^;))
その後、
お友達のお家でパクチーサラダが出るまではパクチーに巡り合う事はなかったし、お友達の作ってくれたサラダ・・・
っと思って、私、克服したかも!!
っと安易に考えていた3度目のパクチーとの出会い。
久々の自分の誕生日でのタイ料理・・・。
無理〜〜〜〜!!
もう、テンションが〜んと下がって帰りたくなってしまいました。
その後、旦那に
だと言われ、
語学学校で一緒だったタイのマダム達の顔が脳裏をよぎって、
日本人的に香草で言ったらしそみたい?
でも、パクチーの消費率の多いタイ人からしてみたら日本の醤油や味噌が食べられない!!
って、いう程その国の人の食を否定しかねない様な事!?
郷に入っては郷に従え
食文化から人それぞれの国の生い立ちがみえてくる。
それを全面拒否するのか?
私よ・・・。
っと、とっても大げさですが、
やっぱりアジア人=東南アジア系の人たちと出会う機会の方が断然多い南仏マルセイユ。
そんな人たちの食文化をバカにしたくない。
でも・・・でも食べられない。
っと、いう事で好き嫌いなんてどうでもいい事ですが、
食べられる方法をググ(検索)ってみました。(意外に真面目)
なんとか食べられないか?パクチーよ!
パクチーが嫌いな人には遺伝子的なものが絡んでいるのだと!!
臭いを感知する遺伝子が他の人と異なるとのことで、世界の人口の推定4~14%程の人にとって、
パクチーは石鹸のような味に感じるのだそう。
※「アルデヒド」という成分に反応する「OR6A2」という特定の嗅覚受容体を持っていることが明らかに
それも、世界の10%未満だというから、私はその数%に当てはまるのか?
そして、「アルデヒド」はバニラやシナモンにも含まれているらしく、思い当たる節がありました!
それは、私・・・
シナモン味のチュロスを食べて気持ち悪くなった経験があったり、バニラアイスやバニラエッセンス入りのケーキは大丈夫だけど、芳香剤がダメだったり・・・。
昔、バニラの芳香剤をガンガン設置していた友達の車で気持ち悪くなってフラフラになったり・・・。
思い当たる節がありありでした。
だから、
なぜか、日本ではパクチーブームが起きているらしいのですが、私は完全に無理。
そして、この情報を知るなんて遅い。
これが、海外生活をしていると日本の常識になっている事とか新しい情報も自分から探さない限り全然耳に入ってこない海外生活のあるあるでもあります。
そんな訳で、
は、ここで一旦終わり。
逆にパクチーなしでベトナム料理・タイ料理を満喫できる方法を考える方へ
どうしてそんなにパクチーを克服したいのか?
世の中、嫌いなものなんてたくさんあって当たり前。
好き嫌いなんてあって当たり前。
別に無理に食べなければいい話。
それは、
出来れば仲良くなったインド人やタイ人の人たちの気持ちを害さない方法を考えたい。
これは、日本に居たら絶対気にならない考え。
だって、食べなきゃいいだけ。
でも、ここは多国籍文化のあるフランス。
以前、息子を預かってくれたベビーシッターのマダムがムスリムの人で(イスラム人)
お弁当に豚のソーセージを入れたらマダムが食べる訳ではないのに、私の息子にあげることすら無理だと拒否され、怒られ、ムスリムの人への食習慣の理解が出来ていなかった自分を反省したことがあり、出来れば宗教上で食べてはいけない&制限のない日本人の私には多国籍フランスを理解したい。
人種差別せず、相手を理解したい。
それは、生活習慣も同じですが一番は食生活習慣をちゃんと理解してあげたい。
只今、いろいろな事を吸収中の自分の息子にも分かってもらいたいから。
豚だと聞いただけで食べてもいないのに手をつけない事を学んでくるフランスの給食事情。
っと、言っても息子には理解できない。
日本だったら給食と言ったら、
1日で一番ワクワクする時間なのに苦痛に思うフランスの給食時間。
食育という名の食べる事から学ぶ事はとても多い。
だからこそ、小さい頃から好き嫌いせず育ってきた私にとって、
このパクチーとの出会いだけは結構キツい。
フランスに住んでいる以上避けては通れない事だし、個々の人種を理解しなければいけないと思う。
公共の場では決して言ってはいけないフレーズもお酒が入ったり、何かしら問題があれば揶揄するのがフランス人。
そんな場面を見てきて思うのは、私たち日本人も影でどんな風に言われているのか・・・。
すべての人間が一緒ではなくても代表されてしまうのか?
いいイメージが多い日本人も私が悪人だったら近くにいるいいイメージを持っていた
外国人は一変して気持ちが変わるのだろうか?
ムスリムのマダムに「日本人はイスラム人の事を理解できないのか!!」
っと悪いイメージを与えてしまったように・・・。
っと、話が逸れましたが、パクチー嫌いには人それぞれありますが、
遺伝子によって無理に克服出来ない人もいるという事。
そして、タイ料理はパクチーを使わない料理もある。っという事。
っと思った3日後にはすでにトムヤムクンが食べたい衝動に・・・。
もちろん、パクチー抜きで!!
タイの人やパクチー好きな人には邪道ですが、そんなパクチーブームに乗れ無い人もいるけど、
っという人もいる事を知って欲しいな。っと思います。
参考にした記事↓↓↓
「YouTube」の科学番組「SciShow(サイ・ショー)」によると、石鹸のような味がするからという理由でパクチーを嫌っている人は、4~14%もいるという。
参考元:YAHOO!Japanニュース
今まで食べた事があると思っていたけど・・・ちょっと違ったなぁ〜。