Bonjour〜!!
今日は以前、
と、宣言をしていた場所へ行ってみたので、検証結果も兼ねてご紹介したいと思います!
当サイトの中で、春から夏の間、一番お問い合わせやアクセスが一気に上がる記事があります。
それは、南仏プロヴァンスの有名観光スポットの一つ「ラベンダー畑」。
期間限定の「ラベンダー畑」が一面に広がる場所は幾つかありますが、一番有名な場所が、港町マルセイユから1時間20分くらいにある、「Valensole(ヴァロンソル)」という高原にある「ラベンダー畑」が一番有名です。
その「ヴァロンソル」のお隣に「Manosque(マノスク)」という小さな村があります。
その村には、日本でもお馴染みの自然派化粧品の代表「L’Occitane(ロクシタン )」工場があります。
プロヴァンス地方の村の中でも、この「ラベンダー畑」と「ロクシタン工場」のおかげで、世界中から(特にバカンスの時期)多くの観光客、観光バスが訪れます。
今日は「Melvita(メルヴィータ)」の親会社「L’Occitane(ロクシタン)」工場についてご紹介します。
POINT 旅のお供にこの1冊
まずは、きっかけは突然に・・・
実は、「L’Occitane(ロクシタン )」工場は、渡仏した時から一度は行ってみたいと思っていた場所です。
でも、出産、子育て、そして夏の時期は日本へ帰国しまう確率が高く、なかなか訪れるタイミングが無かった「ロクシタン工場」。
工場見学は一年を通して行っていますが、やっぱり行くのなら、春から夏の最盛期を迎えるラベンダーを始め「ロクシタン」で扱っている花々を収穫した原材料を(生で)絞り出している姿を見たい!
そこで、今年はフランスで過ごすと決めた以上、南仏プロヴァンスの夏を楽しみたい!
っと、いう事で8月は私たちの結婚記念日でもあるので、コレを口実に(´∇ノ`*)オホホホホ♪
子供を義理母に預けて、行ってみたい!ロクシタン工場!!
何がある?
何かあるよね?
特別な月だよね?(←毎回、日本にいる時はすっかり忘れてるけどね。苦笑)
(-ω-;)ウーン・・・?
ロクシタン工場、行ってみたいなぁ〜!
デュロン(仮名)をママンに預けてね!!
その後、旦那が義理母に交渉してくれたのですが・・・
返ってきた言葉は・・・
ママンが、一緒にロクシタン工場に行きたいんだって〜!!
そんな、オチになりましたが、なかなか自分から動かない我が家の大黒柱。
時間にルーズで、物事を前もって全然決められませんが、義理母が絡むと、マザコン男の行動は素早くなります。(笑)
っと、いう事で、近場だからいつでも行ける〜と、思うとなかなか行かなかったりする観光地。
ロクシタン工場へGO!!
南仏プロヴァンスの「ロクシタン」とは?
1976年、南仏プロヴァンス地方の「Manosque(マノスク)」で、Olivier Baussan(オリビエ・ボーサン)が、蒸留機を用いた純粋なローズマリーエッセンシャルオイルを製造しマルシェで販売した事から「ロクシタン」の歴史は始まりました。
化学成分無添加のオーガニック由来と認証を守るため、原材料の生成段階から供給元の生産者たちとの長きにわたるパートナーシップ構築し100%植物由来の製品を製造するために研究、治験を繰り返し、より良い製品の開発を行っています。
特に、「ロクシタン」を代表する「シアバター」入りのハンドクリームは「ロクシタン」製品の中でも代名詞に成長し、世界中で売れ続けているロングセラー商品です。
日本には、1998年にロクシタンジャポン株式会社が設立し、翌年1号店をオープンしてから早20年以上になります。
南仏を代表する体に優しく負担が少ないオーガニック製品を世界に発信する「ロクシタン」は、今や巨大グループにまで成長し、今なお、成長し続けるフランス企業です。
無料見学可能!ロクシタン工場へ潜入!!
まずは、「ロクシタン」のメインになる販売店のすぐお隣、小さなカフェスペースがある奥の扉からスタートです。
創業者オリビエ・ボーサンが「マノスク」の自然を生かした、ローズマリーエッセンシャルオイルを製造した時の蒸留機の説明から始まります。
残念ながら、工場内は写真撮影が禁止のため、
ざっくりとですが、まとめてみました。
●ロクシタンのはじまりと今までの成長過程について
●工場内へ入り、製造されているストックや管理された最新式の蒸留機のシステムの説明
●工場内のパネルを見ながら、ロクシタンが小さな敷地からいかに製造場所などを拡大し、成長してきたかの歴史について
●どの製品がどのくらい年間を通して製造されているのかについて
●ビデオ鑑賞
●実際にロクシタンの商品の説明とお試し
●社会貢献への取り組み(貧しい国への支援、限定パッケージ商品の販売とその後の利用について)
●ロクシタンの製品を生み出す原材料の生産者とのパートナーシップについて
●ロクシタン製品の利用後のリサイクルについて
●実際にロクシタン工場内で働いている人たちと各部署の簡単な説明と各部署の名前の由来などについて
●ロクシタン製品の香りについて
※あくまでも私たちのツアー担当になった方からの内容なので、担当者によって、ツアーのポイントになる内容が若干違う場合がありますのでご了承ください。
ツアーの合間、合間で質問も受け付けてくれ、柔軟な対応をしてくれるフレンチ美人なガイドさんでした!
そして、最後はお土産を見学参加者一人一人に配られ見学ツアー終了です。(※子供も含む)
そして、実は、冒頭で・・・
写真撮影が禁止!っと書いたため、一切写真撮影がダメだったのかというと・・・
意外にも私たちが訪れた日は、(日本も見習ってほしい?)バカンス大国らしいフランスあるあるの、会社の人が一斉にいないバカンス週間の時期に遭遇してしまい柔軟な対応でした!
通常は、世界中に出荷しなければいけない関係で、24時間フル稼働の工場のため(3交代なのだとか)常に人が行き来していますが、夏(冬)のバカンスは(庭師、設備修理など外部の作業員以外)工場内で働く全社員が1週間のバカンス休暇を取る時期にがっつり当たってしまったため、撮影も途中から可能でした。
●働く人の人権を守る
●機密な製造過程を公表できない
っと、いう事で、一部だけご紹介します!
ロクシタン工場内でおすすめ品の紹介&お試し体験
①やっぱり一度は試して欲しい!ロクシタンの看板商品「Crème Mains Karité(シア・ハンドクリーム)」!
見学中に教えて頂いたのですが、このクリームの容器に使われているチューブ型容器は、ヨーロッパで昔ながらのマヨネーズの入れ物を活用したのだとか。
保存性に優れ、極力酸化を防ぐ容器を使用し、天然保湿成分シア脂を20%配合した潤いを与えてくれるハンドクリームです!
西アフリカ・ブルキナファソのシアの木の実から抽出された天然の保湿成分入りのシアバター
シアの木は「神秘の木」として崇められているため、女性しか触れる事が出来ません。だから、この原材料を生産するために活躍してくれる生産者は女性のみ。
そんな大切な生産者達とパートナーシップを結び、彼女達の生活水準を「ロクシタン」は支援し続けています。
②ほのかな匂いと若さと美しさの象徴「Concentré de Lait Amande(アーモンド・ミルク・コンセントレート)」
たるみの気になる部位に優しくマッサージする事で、滑らかな引き締まったお肌に!
③アンチエイジングに効果がある「Crème Immortelle Divine(イモーテル・ディヴァイン・クリーム)」
大量のイモーテルから少量しか絞り出す事のできないエッセンシャルオイルは、成分もさる事ながらかなり希少価値が高く、大量生産ができないのが商品の価値をさらに高めています。
④プルンっとミネラルたっぷりの「Gel Ultra Désaltérant Aqua Réotier(アクア・レオティエ・ハイドレーションジェル)」
子供が利用しても大丈夫との事で、子供にもお試しさせて頂きました!
すーっと浸透する使い心地です。
2018年に登場した「アクアレオティエ」に使われる主成分は、何世紀にも渡り、プロヴァンスの山の中心に流れ込み、ミネラルが豊富に蓄積し、レオティエの源泉から湧き出る天然水とヒアルロン酸の力を組み合わせた鎮静フェイシャルスキンケア
せっかくだから、リアルな質問をズバリ聞いてみた!
せっかくロクシタン本社兼ロクシタン工場へ足を運び、ここから全世界へ発送されている事を知ると、聞いてみたくなるロクシタンの製品について!
そこで、
たまたま工場見学を担当してくれたお姉さんが、すっぴんに近いのにお肌が綺麗だったので、ちょっと突っ込んだ質問をしてみました。
質問POINT1
ロクシタンの化粧品を使ったらやっぱりお肌は綺麗になるの?
すっごい、照れ笑いしながら・・・
実は、ロクシタンの特定商品にどれだけ効果があるのかは分からないの。
でも、すぐに効果が出る訳ではないから、使い続けているうちに綺麗な肌になったのかしら?
との返答でした。
この商品のコレがイイのよ!っという押し売り的な文句がなく、人それぞれ、好みと気になる箇所、適応年齢に沿って商品は選んだ方がよい。っとの事で、南仏オラオラ女子とは違った純粋で素直な方だったので、逆に好感が持てました。
質問POINT2
これが普通?
これは、日本人なら一度は気になった事ではないでしょうか?
本来のエッセンシャルオイルの匂いは、素材によってとても強いから、一定の匂いを決めるために、モニターから匂いの調査をして、匂いの基準を数値化し、他の成分と一緒に混ぜた時に、香りが合うか、合わないかも配慮して匂いを決めているの。
主な実験(治験)や研究はこのプロヴァンスで行うから、匂いの好き嫌いは各国の人で分れるのかもしれないわね。
との事でした。
実は「ロクシタン」の製品は無添加の天然素材を主に使用しているので、一度封を開けてしまうと気候によって、酸化が進み本来の匂いではない不快な匂いになる事もあるのだとか。
そして、香水発祥のヨーロッパ。
特にフランスは乾燥しているお国柄、あまりお風呂やシャワーに入らない習慣があります。
そのため、香水やオー・ド・トワレ(匂いが薄めの香水)が好まれ、歴史的にも発展し、香水製造&消費国として、いろいろな匂いの香水が開発、製造、販売されています。
そんなフランスの香水の匂いに慣れていないアジア人には、どの商品も匂いがきつく感じてしまうのが普通。
(もちろん、フランス人の間でも香料を嫌う人もいるので、基礎化粧品など無香料の商品もあります)
そんな、フランス人基準で匂いを決めているので、どうしても日本人からすると匂いがキツい!
っと、なってしまう様です。
結果的にロクシタン工場見学は良かったのか?
結果的に、ロクシタン工場見学は少人数制で、たっぷりの一時間半ほど見学させてもらえました。
団体ツアーやガイドさんによっては時間がきっちり、かっちり決まっている場合もあるかもしれませんが、数名のガイドさんが、この日は1時間おきに間隔をあけてガイドツアーを行っていました。
ちなみに、私たちは工場見学をするために訪れたのに、相変わらずの旦那のおかげで、事前予約ではなく、当日直近予約で見学させてもらえました。
ガイドツアーを行えるスタッフがいる事とフランス語の案内であれば、当日予約でも大丈夫な様です。
でも、英語でのツアー、日本語でのツアーは、スタッフの都合で、事前にツアー予約をした方が確実だと思います。
最新商品もすべて分かるロクシタン製品を現地でご購入!
実は、工場見学を終えた後、ツアーガイドだったお姉さんが、そのまま販売店のスタッフと兼ねている人だと知りました。(苦笑)
すべてのスタッフがツアーガイド兼任ではありませんが、ちょっと嫌らしい質問をしても丁寧に答えてくれるガイドさんは、実際にロクシタン商品に詳しい販売のスタッフさんでした。
だから、気になる商品とかは、いろいろ聞く事も出来るし、実際にお試しさせてもらえます。
工場内とは別で店内でもロクシタンの歴史を学べます。
お店限定商品!!
ちなみに・・・
そして、最後はやっぱり・・・
ロクシタン商品の代表、ハンドクリーム!
っと、思っていたら新商品も多く発見できました!
その中でも「Crème Mains Herbae (クリーム・マン・エルバ)」のハンドクリームは、日本人が好きそうな香りと着け心地でした。
特に、 レモンに似た清涼感あふれる「ヴァーベナ」の様に柑橘系の香りが好きな人には好まれやすい匂いのハンドクリームです!
L’OCCITANE EN PROVENCE (Magasin d’Usine)(ロクシタン工場)
●住所:L’OCCITANE-EN-PROVENCE Z.I Saint-Maurice 04100 MANOSQUE FRANCE
●電話:+33 (0)4 92 70 19 50
●営業時間:月〜土曜日 10:00~19:00/日曜日 10:00~18:00
●交通情報:《電車》Gare SNCF de Manosque下車、車で約15分。徒歩約1時間。
【番外編】近隣にサーキット場がある
ロクシタン工場から車で約4分程のところに、ミニサーキット場(ゴーカート)を発見しました!
我が家の男たちは、車大好き!F1大好き!!
間近で見学するつもりが、乗ってみたくなった5歳児。
もちろん一人では乗れないので、パパと一緒に初体験!
10人まで同時に競う事ができるので、熱くなる旦那。
どうだったぁ〜!!?
っと、言う言葉に・・・
楽しめた模様!
サーキットデビューは優秀の美で締めくくりました〜!
Karting Manosque(カールティン・マノスク)
●住所: Route de la Durance 04100 Manosque
●電話:+33 (0)4 92 75 96 21
●営業時間: 11:00~20:00
●乗車制限:7歳以上/身長125cm以上 ※制限に満たしていない場合でも親同伴にて乗車可能
●料金:・子供用のカート10分/1回のみ:16€、2回:15€、3回:14€、10回分チケット:140€
・大人用のカート10分/1回のみ:18€、2回:17€、3回:16€、10回分チケット:160€
・二人用のカート10分/20€
●交通情報:高速道路の出口下車、Alpes de Haute ProvenceのGreoux les Bainsにあり
【番外編】ロクシタン工場内にはレストランはないけれど、近隣に飲食店がある
事前にロクシタン工場見学の予約をした人は、その定刻に行くだけですが、ふらっと寄ったり、工場見学や販売店へ足を運ぶだけで、あまり時間を潰せる場所がロクシタン工場内にはありません。(爆)
でも、車で約5分、歩いても10分圏内にレストランが数軒連なる場所があります。
もちろん、観光も兼ねて村の繁華街の方へ行けばいろいろなお店もあります。
たまたま入店したお店は、フランスのファミリーレストランの中でも老舗のレストラン。
チェーン店なので、フランスの至る所にあります。
お値段もリーズナブルな方で料理も単品から、ランチ限定メニュー、お得なコースメニューなど、日本でも見かけるステーキチェーン店の様なお店です。
courtepaille(コートパイル)
●住所:Gare de Péage Autoroute A51
Les Grandes Terres 04100 Manosque
●電話:+33 (0)4 92 72 49 89
●営業時間:・月〜木曜日 11:30~15:00/18:30~22:00
・金曜日 11:30~15:00/18:30~23:00
・土曜日 11:30~23:00
・日曜日 11:30~22:00
あとがき
いかがでしたでしょうか?
南仏を代表するロクシタン工場。
「ロクシタン」に興味のない人でも、天然素材のコスメ商品がどうやって作られ、製造ラインに乗り、世界に送り届けられるのか?
嘘偽りのない(農薬をガンガン使うなどがない)原材料を育て、無添加で自然そのものの成分を生かしたスキンケア商品。
フランスを代表する製品を生み出す工場見学は、自然にも人にも優しい世界が育まれていました。
でも、一つだけ要望を言ってしまうと、日本のロクシタンカフェの様にゆっくり食事を楽しめる場所がない事。
あるのは、無人の自販機。
だから、時間が空く場合は近隣のレストランやカフェへ移動しなければいけないので、ちょっと面倒くさかった事。
でも、敷地内には、ガーデンがあり、テラス的な場所もあります。
「地中海のお庭」と、呼ばれるガーデンが入口から入ってすぐに広がっています。
「ロクシタン」で使われている花や木などが植えられ、満開の時期は、ガーデンいっぱいに咲き乱れると思いますが、私たちが訪れた時は、すでにほとんどの収穫が終わっている時期でした。残念。
ガーデンは時期を外してしまったので、残念な結果でしたが、魅力いっぱいのロクシタン工場。
南仏プロヴァンスへ訪れた際は、ぜひ!
最後までご観覧頂きありがとうございました!