【挑戦・実践】海外の学校で日本について教える授業とは?

Bonjour〜!!

前回の旦那の無茶振りから、息子のフランスの現地校で日本に関しての授業を行う事になり、

【挑戦】親としてどうすべきか?〜苦手、出来ない、難しい事への挑戦〜

2018.06.30

語学スキル、教鞭を執るスキルが全然無い私が挑戦する事になった海外での日本についての授業。

今回は、そんな海外で日本を紹介する際、どうしたら良いのかを考え、実践した実体験をご紹介します。

《事前ポイント》

●日本という国の特徴を分かりやすくまとめて説明

●興味を引くネタは子供(現地の人々)の趣味趣向から学べ

●知らない事を発見出来る授業内容を探せ

のポイントを押さえつつ授業計画を考えてみました。

 

海外から客観的に見た日本とは?

まずは、海外に住んでみると外国人が感じる日本のイメージと自分たち日本人が感じている自国民としての日本の違いに戸惑う時があります。

例えば、全然日本、アジアに興味のない人からしてみたら、日本がどこにあるかすら知りません。

でも、ヨーロッパの至る所で、メイドインジャパンを多く見かけます。

トヨタ、ホンダ、スズキ、日産などの車やバイク。

本屋に行けば漫画コーナーの充実ぶり。

誰もがお世話になるフランスのスーパーの棚にはアジアン食材として、キッコーマンの醤油、お酢、海苔、インスタントラーメンなど日常的に目に触れる事が多くなりました。

知らないだけで、フランス人の目には日本の商品が溢れています。

だからこそ、日本を知っている人程、日本人の私に向けられる憧れ、親しみ、優しさを感じる事がとても多いです。

そこで、子供達が一番、短に感じて、興味を持ってもらえる事・・・。

それは、やっぱり日本のアニメや漫画ではないでしょうか?

そこで、日本のアニメ、キャラクターの紹介からネタになる事は無いのか?

しばらく息子を観察する事にしました。

 

ひらめきは突然に・・・!!

日本を紹介する話が来た際、

フランス人の旦那と知り合った時、外国人に日本の紹介をする&手紙を送る際に良いアイテムだと購入した、いかにも日本!という、ポストカードを使ってみたいと思っていました。

JAGAKO

うぅ〜ん・・・でも、

これを使って日本を紹介しようと思い立ったけれど、どう繋げたら良いのか・・・

 

 

そんな時、

以前ご紹介した、フランス人のクラスメイトのお誕生日会に息子が出席する際に探し回ったプレゼントや実際に参加してみて子供達の中での会話を耳にしてやっぱり、子供が好きなアニメや漫画・映画などから興味が持てる内容が良いなぁ〜っと実感した際、世界共通で子供たちが知っているキャラクターはやっぱりディズニー映画ばかり。

でも、ディズニー映画だと日本と関連しずらい・・・

驚きの連続!フランスのお誕生日会とは?

2018.06.21

そこで、フランス人の子供達の会話で耳にした「レゴブロック」の話。

たまたま持っていた名古屋城のポストカードとレゴ・・・ランド!?

今年、名古屋に「レゴランド」がオープンしいろいろ騒がれている中、密かに夏のバカンスには訪れたいと思っている愛知県出身の私。

JAGAKO

・・・レゴランド!!

( ̄▽+ ̄*)ニヤっ。

そして、息子がよく口にするようになった&大好きな息子のお友達が好きな・・・

レゴにんじゃ!!

『レゴ ニンジャゴー』(レゴ ニンジャゴー、Lego Ninjago)とは、2011年にレゴから発売した忍者を題材にした玩具の「ニンジャゴー」を元にしたアニメ作品である。

引用元:レゴ ニンジャゴー (テレビアニメ)(2018年6月8日 (金) 14:28  UTCの版)『ウィキペディア日本語版』wikipedia

 

JAGAKO

『レゴ ニンジャゴー』の忍者って、日本(発祥)だよね。

(*´艸`*)フフフフフッ。

 

 

外国人が日本の何に興味を持つかを考える

何をどうしたらいいのか全然ネタが浮かばない中、手探り、手探りでネタ探しをしていた数日の間に、息子の担任の先生からある打診がありました。

当たり前ですが、フランス語スキルが無くても授業はすべてフランス語での会話になります。

下手くそなフランス語を話す私みたいな外国人が相手でも何が言いたいのか、間違った文法や発音の中からでも推理出来る程の語力は4、5歳にはありません。

だから、

美人担任

4歳・5歳児はずっと人の話を聞けないから、何かを作ったりする授業をお願いしたい。

でした。

そこで、日本語補習校で日本のソウルフード「おにぎり」の調理実習をした話をした際、先生達の間で盛り上がってしまったため、メインは「おにぎり」の調理実習になりました。

でも、相手はフランスの子供。

ご飯を主食として食べる文化ではないフランス人に果たしてウケるのか?

初めは、日本のイメージ=侍=5月(当初)で新聞紙で作る兜などの工作を中心に考えていたし、食物アレルギーの問題もあるので調理実習は全然考えていませんでしたが、まさかの調理実習。

そこで、ただ調理実習をする事が目的でも良いのですが、あえて調理実習を行う前に、日本について子供達に一か八かで説明をする流れから「おにぎり」ネタに持っていく方法を考えました。

 

授業のシナリオは経験がない人は事前準備をすべき

我が家は旦那も日本語が話せる事もあり、言葉の発達が遅かった息子に粘り強く日本語での会話を推進した結果、今ではパパやパパの家族とはフランス語。フランスのお友達とはフランス語。

ママとは日本語。日仏の子供とは日本語。という理想的なバイリンガル教育をしているおかげか?

息子はだいぶ2言語を使い分けて話す様になってきました。

おかげで、私のフランス語スキルは完全に低いので、フランス語の学校で子供達を相手に会話をする際、分かりにくい単語、文法、言い回しなどは必要ない。

っと、旦那から忠告を受けていた事もあり、

それなら逆に語学スキルの低い私でも出来るかも・・・!?っとなりました。

でも、何も考えず、行き当たりバッタリになると撃沈して授業が進まなくなるのが怖かったので、ある程度授業のシナリオを事前に考えました。

そう、語学スキルが低くても事前準備で何とかなるという事。

もしヤバくなったら助け舟を担任の先生にお願いすればいい。

っと、気張らず、気楽に考える様に努めました。

結構、自分自身が感覚人間思考でその場、その場で何とかなってきた私には事前に考える。と、いう思考があまり無く失敗する事も多かった10代。

失敗と成功を繰り返して信頼と絆を得て成長した20代。

そして、

危険予測をして要領よく事を進められる様になってきた30代。

っと、いう事で、人前に立つ事、人前で教える・話すスキルが無い&苦手意識がある人程、計画と下準備、そしてイメージトレーニングは大切だと感じました。

 

《ポイント》

●人前に立つ事に苦手、出来ない、難しい。と思っている人程、事前に人の前で話すイメージトレーニングが大切。

 

 

【いざ、実践!!】話の流れは自分で作れ!

実際に、私が事前に考えた案をご紹介したいと思います。

語学スキルがある人はその場、その場で難なくこなせる内容ですが、私の様に苦手意識がある人の参考例になれば幸いです。

話の大きな流れは、自分の紹介、日本の紹介をして調理実習に持ち込む。っという流れです。

JAGAKO

 Bonjour à tous les enfants !

(皆さん、こんにちわ。)

JAGAKO

Je suis la maman de Duron.

(私はデュロンの母です。)

Je suis Japonaise.

(私は日本人です。)

Je viens du Japon.

(私は日本から来ました。)

クラスにある世界地図を指差して、

JAGAKO

Savez-vous où se trouve le Japon ?

(日本はどこにあるか知っていますか? )

この質問に中国を指差してくれた子やロシア辺りを指してくれた子などがいました。

だいたいこの辺!?っと、知っている子もいる様でした。

JAGAKO

 Le Japon est ici !

(日本はここです。 )

ちなみにフランスも聞いてみました。

JAGAKO

Où se trouve la France ? 

(フランスはどこにありますか? )

JAGAKO

La France est ici !

(フランスはここです。)

La France et le Japon sont des pays éloignés.

(日本とフランスはとても遠い国です。)

お次は、

富士山のポストカードを見せて、

JAGAKO

 Le mont Fuji est très célèbre au Japon.  

(富士山は日本でとても有名です。)

JAGAKO

Comme en France, il y a 4 saisons au Japon.

(フランスの様に日本にも四季があります。 )

《La saison de printemps (春の季節)》

《La saison de l’été (夏の季節)》

《La saison de l’automne (秋の季節)》

《La saison de l’hiver (冬の季節)》

フランスの様に四季がある事を説明。

南仏マルセイユには珍しい雪が今年は何度も降った事もあり、季節によって景色が違う事などを担任の先生からも補足してもらいました。

 

 

そして、

国旗の本を見せて、国旗当てを行いました。

たまたま親戚のおばちゃんに頂いた本。まさか、ここで役に立つとは・・・ありがとう!!

 

 

JAGAKO

Connaissez-vous, les enfants, le drapeau de la France ?

(子供達よ!この国旗を知っていますか?フランスかな? )

っと、いろいろな国旗を見せて子供達に答えてもらいました。

※このヒントは息子の担任の先生がいろいろな国をテーマに毎回授業をする様で、最近はアジアの国について学んでいたのをヒントにしました。

JAGAKO

Ceci est le drapeau de la France.

(これがフランスです。 )

何度か質問した後に・・・

JAGAKO

Connaissez-vous,le drapeau du Japon ?

(日本の国旗を知っていますか? )

以前、日本の桜についての授業をしてくれた様で桜の絵を描いて、教室と廊下に桜の絵が飾ってあるのですが、実際の桜の写真を見せたところ、教室の桜の絵を指差してくれる子がいました。

そして、先生からも桜が咲く時期が春の訪れだという事を説明してくれました。

JAGAKO

Ceci est le drapeau du Japon. Il est blanc avec un rond rouge, il représente le soleil levant.

(これが日本の国旗です。白色に赤い丸があります。それは日の出を表しています。)

それから、日の出と夕日の写真も子供達に見せました。

《 Lever du soleil(日の出)》

《 Le soleil couchant(夕日)》

 

 

そして、

息子をみんなの目の前で立たせて、

JAGAKO

 Connaissez-vous ce personnage ?

(あなた達はこのキャラクターを知っていますか?)

っと、いう言葉に、すぐに答えてくれる子供達が多かったです。

JAGAKO

Oui, c’est NINJAGO.

(そう、これはニンジャゴーです。)

JAGAKO

Les ninjas sont des combattants japonais qui protègent les châteaux.

(忍者はお城を守る戦闘員です。 )

このフレーズは旦那と表現がおかしくないかを討論した内容。

だって、忍者は忍び。忍びは将軍の影武者として働く者。この表現だと侍と同じ役目になってしまう・・・。

でも、4、5歳児には伝わらないだろう。という事で、簡素化してしまいました。

でも、先生達も「NINJA」は元々日本から来る言葉だと知らなかったようで、一つ学んでくれた様です。

そして、子供達の反応も良い感じでした。

ちょうど今、「ニンジャゴー」がフランスで流行っていてテレビでもおもちゃ屋さんに行っても見かけるレゴシリーズの中でも人気の商品らしく(←今回初めて知った私。)詳しい子はキャラクターの名前を教えてくれる子もいました。(←キャラ名なんてもっと無知な私。)

JAGAKO

Que mange les ninjas ?

(忍者は何を食べますか? )

実際に研ぐ前のお米を見せました。

JAGAKO

Il mangent des boules de riz appelées ONIGIRI !

(忍者はおにぎりと呼ばれるボール(丸い)ご飯を食べます。 )

事前に作っておいた「おにぎり」を見せました。

JAGAKO

Aujourd’hui, nous allons préparer un repas de ninjas !

(今日、私たちは忍者の食事を準備します。※忍者が食べるおにぎりを作る。っというニアンス )

JAGAKO

Tout le monde se lave les mains et on commence !

(みんなで手を洗って始めましょう! )

そして、手を洗ってもらい、その間に「おにぎり」を作る準備を済ませ、いざ始める前に、日本の家庭でほぼ持っている家電の中でも必需品の「炊飯器」について説明しました。

JAGAKO

Connaissez-vous ce la machine?

(この機械を知っていますか? )

JAGAKO

C’est autocuiseur.

(これは炊飯器です。)

初めて見る子がほとんどの様で、先生達ですら、

美人担任

これで作れるの?

っという反応でした。

JAGAKO

Dans les familles japonaises, on utilise un autocuiseur pour faire des onigiri.

(日本人の家庭では炊飯器を使っておにぎりを作ります。)

っと、いう家電の説明に食いついたのはやっぱり女の子達でした。

この炊飯器はかなりの高性能でヨーロッパ人に向けて開発されているので基本はお米以外の料理が作れる機械として販売されています。我が家はお米がメインですが、チャーシューなどの塊肉、豆、野菜の煮込みなど、ほったらかし料理が作れる機械としてかなり重宝しています。

補足

炊飯器を持参する事については大きな荷物になる&火傷の原因などになり兼ねない。など、フランス人旦那からは反対されましたが、フランスは空気が乾燥しているので、炊飯器からご飯を出してしまうとすぐに乾いて美味しく無くなります。

保温状態でも良いので炊きあがってすぐに握らない場合は炊飯器は必需品だと思います。

シンプルな料理なだけに米の旨さが大切です!!

《調理実習を行う際の注意点》

●子供たちにアレルギーが無いかを確認する。

●段取りを考えておく。

→子供たちが興味を持って触っても安全な調理器具なのか?もし、何かあったら困る場合は必ず注意喚起を促す。

→今回の様に「おにぎり」を作る際は、お皿、サランラップ、ご飯の量などの下準備に必要な道具を人数分事前準備。

ちなみに、食材・材料費などは学校側に請求できるシステムです。

《授業風景》

 

 

実際にテーマ日本の授業を行ってみて感じた事

今回、マルセイユのフランスの公立校は2週間も給食のストライキ(多分来週も1週間ストライキで学年が終了する模様(-“”-;) )のため、送り迎えが大変なので、すでに早めのバカンスに入ってしまって、(←ココ、フランスあるある。)すでにクラスの半分は学校に来ていません。

だから、調理実習に参加してくれた子供11人+大人5人の総勢16人でした。

多すぎても準備等が大変なのでちょうど良い感じでした。

実際にフランスの現地校で授業をしてみた感想は、

4、5歳にもなると想像をしていたよりもちゃんとお利口さんに席に就いて先生の話しを聞く事ができます。

そして、質問する際はちゃんと手を挙げて当てられた子が意見を言います。

子供達にとって私が普段見ないアジア人の顔。

自分たちとは違う人で、遠い国から来た人。

そして、忍者と一緒でご飯(寿司)を食べる人だという事を学べた様です。

実際に、午後、校庭で違う学年の見た事のない男の子達に、息子のクラスメイトのお友達が、「彼女は日本人なの。」っと、私の事を説明してくれていました。

そして、息子も・・・

JAGAKO

今日、何が食べたい?

っと、いう返答に、

にんじゃ、おにぎり〜!!

でした。(苦笑)

忍者はおにぎりを食べる。

っという認識を植え付けてしまった事に内心大丈夫か?っと思いますが、まだ子供。

少しでも日本の事。

日本人の事。

日本の文化を知ってもらって、いつか来るかもしれない、

息子のアジア人としての血が入っている事へのいじめがない事を祈る母です。

 

まとめ

午前の授業終わりに学校に再度行った際、子供たちが書いてくれた絵とメッセージをまとめた冊子をプレゼントで頂きました!

今回、担任の先生から話をもらった際、かなり無かった事にしたかった、苦手、出来ない、難しい。の三拍子揃った面倒なお話。

でも、実際に息子のためにも自分のためにもいろいろと良い経験になりました。

そこで、最後に実際に「おにぎり」を初めて見る&食べる子供達の反応をまとめてみました。

《日本を知らないフランス人の子供に日本についての授業はウケるのか?》

●初めて知る日本は、クラスメイトでもあるお友達のママンの国。っという事で意外に話を聞いてくれる。

●クラスメイトのお友達のママンが日本人だと知ってくれた。

●日本とフランスはとても遠い国だと知ってくれた。

●日本の「おにぎり」を初めて見る&握る&食べる子がほとんどだった。

→半分の子は完食。その他の子は1人は手もつけない。あとの4人は半分くらい食べてギブアップ。

この4人の子に話を聞いたら、初めて食べるご飯(おにぎり)に味がない。(←醤油と塩も提供したがウケなかった)何よりも、手で直接食べてもらうために、(箸は使えないので)海苔を配ってしまい、その海苔が子供にウケなかった模様。 そして、何よりも三角に「おにぎり」を握る。っという発想が無いので、初めは上手く出来ませんでしたが、コツを教えて上手く出来ると歓声が上がりました。

 

反省点も多かったですが、子供達が初めて見る「おにぎり」の反応が面白かったです。

そして、

最後にはみんなからハグ(抱きしめる)とビズ(キス)をされて子供達の可愛さにやられました!!(♡ >ω< ♡)

その後も私を見つけると女の子達はハグをしに来てくれる様になりました。

このフレンドリーさが日本には無い感覚でしょうか。

 

次回は、このフランス語でフランスの幼稚園で日本について授業をする。

っというミッションを終えてみて、いろいろと発見した事についてお送りします。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で学生時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。