フランスで良かったと思う瞬間6選 〜後編〜

Bonjour〜!!

先日、元スタジオジブリ在籍の巨匠、「高畑勲」氏がお亡くなりになりました。

小さい頃に観た「ほたるの墓」の兄と妹の心の描写や周りの大人たちの言動に、小さいながら心を痛め、悲しくもあり、もう2度とこんな世界になって欲しくない。

戦争はして欲しくない。

戦争のない国で生きていきたい。

っと、いう感情を今、子供が生まれ、子供と一緒にジブリ作品を見ながらも変わる事なく感じるとともに、

私が生まれる前に誕生した作品、幼くてまだ理解できなかった作品も30歳過ぎた今でも、色あせる事なくメッセージ性に富んだ、本当に良い作品の数々だったと改めて思います。

ご冥福をお祈りいたします。

っと、話が脱線しましたが、前回に続き、

フランスで良かったと思う瞬間6選 〜前編〜

2018.04.06

フランスで良かったと思う瞬間12選中の 後半6選をご紹介します。

まずは、人が病気になった際のフランスの医療の良いところから触れてみたいと思います。

 

教育費と医療費が手厚い。病気になった際の心配がない

フランスへ嫁いできて、

JAGAKO

日本で加入していた生命保険や医療保険をやめてフランスのに加入したい。

と、旦那に言った際、

GONZO

はぁ〜?

なんで?

結婚したし、保険はセキュリティソシアルとミュチュエルから(お金が)でるけど。

補足

●Sécurité Sociale(セキュリティソシアル)・・・国民健康保険

●Mutuelle(ミュチュエル)・・・互助保険 ※任意保険

JAGAKO

いや、いや〜、

ママン(義理母)が乳ガンで手術したでしょ〜

ガンになったりした時怖いし、いつ死ぬか分からないから。

(だって、ここ日本じゃないし。不安。)

※義理母は息子が生まれる間際に乳ガンが見つかって早期発見、早期治療で発覚から約2週間後に乳房部分切除術を2回行って今では再発もせず元気に生きています。

早期発見、早期治療。そして乳ガンの場合は即切除がフランスでは一般的で、全摘になった際の乳房再建術のスキルも高いです。

南仏の中でも、

マルセイユは癌の研究センターや最新医療が発達しているので実は世界中から医療技術を学びに来る研修医、研究員が多いです。

GONZO

???

はぁ〜?

ガンでしょ?

どんなガン??

ほとんどお金かからないけど。

JAGAKO

!!!( ̄□ ̄;)!!えっ!?

そう、フランスではSécurité Sociale(セキュリティソシアル)での補償額+任意保険の補償でほぼ自己負担額がない。または少額の支払いのみで済みます。

例えば、日本だと公的医療保険が適応されない「先進医療費」などガン治療や不妊治療、無痛分娩による出産等も全てSécurité Sociale(セキュリティソシアル)+Mutuelle(ミュチュエル)で補償されます。

それも、

私自身が私立の産婦人科で息子を(無痛分娩)で出産した際、直後に緊急病棟へと運ばれ、通常よりも入院を余儀無くされましたが、全て保険から出たので自己負担はありませんでした。(※かかりつけの産婦人科医の判断による)

ちなみに、「出生前診断」はほぼ義務なので無料診断(※拒否権あり)、出産時にかかる費用とは別で外国人&未婚の私でもフランス人の子供を出産する事が認められた場合「出産手当金」も別で頂けたので、ありがたい事です。

だから、

実は、フランスでは「医療保険」、「がん保険」、「生命保険」の会社がビジネスとしてあまり儲からない。っという現実があります。(無い訳ではなく、あまり日本ほど必要とされない。だって、税金が高い分、国が手厚い社会保障制度を導入してくれるから。)

そして、教育費も義務教育期間、公立大学は基本的に無料です。(別途、給食費などがかかる。)

私立校も日本に比べれば安い(月120€〜 ※学校による、兄弟姉妹在籍で割引あり)です。

国立大学も専門の資格を取るための高等職業教育機関「Grandes Écoles(グランゼコール)」も学校によって様々ですが、日本の様にお金がかからず、エリートを育てる仕組みがフランスにはあります。

それも、基本的にフランスは塾が無いのに。

日本の様に、大学に入学するために高い授業料を支払う受験対策用の塾がない代わりに学校のレベルによっては小学生高学年から中学生ですでに進路を定め、そのために必死に学校から出される宿題を必死にこなす学校教育がフランスにはあります。

これは、フランスで子供を育てる上で、税金が高い、物価が高い、でもあらゆる社会保障に守られている分、経済的にはありがたい事です。

 

他人に干渉しない。距離感が大切

フランス(パリ)に観光で来ていた際、近隣のヨーロッパ人に比べると無愛想で笑わないイメージが強かったフランス人。

旦那と知り合い、フランス人の扱い方を知る度に感じるのは、

JAGAKO

理屈っぽくてうざい。

でした。

人が会話をしている際に、ちょいちょい指摘してきたり、反論する。

まだ、起承転結のはじめの段階で話を割ろうとする。

でも、子供がいる事で自分の意見をちゃんと発言し、いろいろな人種、異教徒と共存しているフランス人にとって、最低限の人として守るべき事、倫理的、道徳的な考えがそれぞれある事など小さい頃から学校教育で学んでいくので、否定的な意見に対しても自分の意見を述べる大人に成長する分、一見理屈っぽくてうざい人が多い事に段々気付きました。

特にこの理屈っぽさは、baccalauréat(バカロレア)の試験で出される「哲学」について勉強するフランス人は物事に対して、哲学的に考える傾向があるので(本質は何かを議論する)、自分は自分、人は人。

相手のテリトリーにズカズカ入らない距離感が自然と身についているのだと思います。

でも、人が困っていたり、助けを求めている際は、人として、自分ができる範囲なら手を貸す、慈悲深い心も持ち合わせています。

だから、誰れかれ構わず良い顔をしないし、自分が必要とされないのであれば簡単に手を貸す事もしません。

その代わり、家族や親戚、友達や短にいる人をとても大切にします。

そこには、各個人の哲学的「家族とは?友達とは??」っという要素が垣間見られる場合があります。

baccalauréat(バカロレア)とは?

●中等教育レベル認証の国家資格。

●基本的にバカロレアを取得したらどの大学でも入学できる。

※日本の東大でも早稲田でも入れてしまう。っという事。

だから、フランスでは普通バカロレアを取得し、大学卒業しただけでは就職難に陥るので、技術・職業バカロレアを取得して、専門の学校へ行くか、管理職や専門技術職(医療系・エンジニアなど)を目指して、「Grandes Écoles(グランゼコール)」へ進学しなければ将来安定しないと言われています。

だから、日本よりもかなりの学歴社会です。

または、独立・起業してフリーランスで仕事をしている人も多いです。

この、他人に対して必要以上に干渉しない。

でも、時として困っていたら力になってくれる人間性はかなりドライでドロドロした人間関係が少なく、楽です。

それは、フランス人義理母との嫁姑間でも感じます。

スキンシップは多いけど、ベタベタした感じはなく、必要以上に求められる事もなく、良い嫁と姑の関係が築ける事も必要以上に干渉されない人間性があるからだと思います。

 

個人の尊重。個性や才能を尊重する寛大さがある

自分は自分、人は人。

個人主義者の多いフランス人。

でも、相手の意見を聞き入れる寛大さと、相手を思いやる気持ちを持っている人が多いフランス人。

フランスへ来て、生活をしてみて気づいた最大の利点が、問題あった際、

JAGAKO

ノーはノーじゃない。

っと、いう事を知った事。

自己主張が強いと、日本社会ではあまり良いイメージが持たれず、敬遠されがちですが、

海外では、ちゃんと自分が思っている考えを言葉にして自己主張しなければいけない現実問題に直面する事があります。それは海外に住んでみてよく分かる様になりました。

自分の意見を必ず持ち、話を振られたら答えられるだけのコミュ力が無いとどんな時も損をするだけだと知った事。

そう!交渉術は大切!!

海外で生活する以上自己主張は大人への第一歩。

そして、個性や才能を伸ばす環境があるからこそ、日本人の様に一人で何でも出来る器用さはないけれど、一つの事に対してスペシャリストになる人が多いフランス人。

どんな事も尊重する寛大な気持ちがあるからこそ、外国人でも何かしら手に職を持っている人の個性や才能に惚れる人が多いです。

 

夏の過ごし方を楽しむ。人生の豊かさがある

夏のバカンスが長い事で有名なフランス。

働く時間も短い。

自分の時間を大切に出来るので、日本の様にギャンブル系の娯楽は少ないですが、

ゆっくり読書をする、映画・音楽鑑賞、キャンプや旅行へ出かける、スポーツをする、日光浴へ出かけるなど、様々な娯楽を家族で楽しむ国民性です。

無理をせず、家族と寄り添いながら自分の時間と家族の時間を両立して楽しむフランス人。

そこから生まれるのはお金では支配されない心の豊かさがあります。

だから、慈善事業に寄付する人、人助けに積極的で困っている人に慈愛の心を示します。

個人主義で一見自分の事しか考えていない様に思えるフランス人も困っている人を放っておけない気性も持ち合わせています。

だから、引っ張っていって欲しいと男性に求める日本人女性と身の回りの事を率先して動いてくれる事に感謝できるフランス人男性のカップルが日仏カップルには多いのだと思います。

 

時間がゆったり、まったり。焦らない、急がない

バスにはいちよう決まった時刻表はありますが、電車に乗る際、正確な時刻表が電車のホームの掲示板には出てきません。

あと何分で着くかの表記だけです。

きっちり、かっちり、時刻表の時間通りの日本。

少し遅れただけでも車内アナウンスで遅れた経緯を説明し謝罪する車掌さん。

電車の中で常に何か情報を得よう携帯を見ている人たち。

目に入ってくる色とりどりの広告と掲示板のニュース。

雑踏の中で足早に駆け出す足音。

音の鳴る信号機。

どこに行っても威勢の良い店員の挨拶。

日本にはいろいろな音や匂いや働く人たちの息遣いがあります。

でも、フランスは無駄な音がありません。

目がついつい追ってしまう様な過剰な広告、ニュースもありません。

人が行き交う息遣いや音が明らかに違うフランス。

少し雑踏の多い場所から離れると鳥の鳴き声や子供の楽しそうな声。

そんな、空気感があるからか、時間がゆったり流れている事に気付きます。

その時間の流れがゆっくりしている事に居心地の良さを感じます。

時には何も目に触れず、ゆっくり目を閉じた時、穏やかな心になります。

そんな環境がフランスの良いところです。

焦らず、ゆっくり・・・。

 

《見ているだけで心和む世界がフランスにはあります!》

 

日本文化が好き。漫画から伝わる日本文化

フランス人の日本文化や習慣は漫画やゲームから伝わってきた事が多いので、

私の旦那も日本=漫画(ドラゴンボール)=寿司です。

だからこそ、来日し、日本で住む事になった時、フランスに伝わっている日本文化や日本人のイメージとのギャップにとても戸惑っていました。

旦那曰く、日本人は・・・

GONZO

●真面目=ネジ式機械の人形

●勤勉=働き過ぎ

●本音を言わ無い=相手への気遣い

なんだとか。

旦那が感じた日本&日本人の具体例を挙げると、

●どう考えても外国人で日本語が分からないのに、日本人のお客さんに勧めるマニュアル化された接客で会員カードの入会やお得情報をアナウンスしてくるロボットみたいな店員さん。

●日本語の語学学校で教えてくれる日本語と日本人が話す言葉が違うこと。

※漫画の世界では翻訳してしまうと主語表現はシンプルです。

日本語は方言や言い回しのレパートリーがあり過ぎて誰が誰の事を言っているのか分からない。

例:あなた、お前、あんた、君=tu,vous

●日本食は寿司以外にもいっぱいある事。そして美味い!

●日本人の学生と社会人を見分ける方法は制服

※腰パンの若者(学生)と肩苦しいジャケットを着こなすサラリーマン。

そしてペコペコ頭を下げる姿。

●日本の至る所で見かけるフランス語ベースの造語やへんてこなフランス語。

●ラブホテルの存在と外観がヨーロッパ調なのに変なフランス語が使われている事。

などなど。笑

そんな、漫画の世界にはない、ふしぎ発見的な日本に益々ハマるフランス人。

芸術・美術のアートの世界で絵は飾って鑑賞するモノ。

っという認識がフランスのアートとして普通だったのに対して、

日本の漫画はそのアートの世界の一歩先を表現できる世界としてハマるフランス人。

きっかけはどうあれ、親日家が多いフランスでは日本人と知り合う、付き合う、結婚する。っというのは珍しくもあり、羨ましくもあるのだとか。

そんな、親日家が多いのでフランスでは意外に日本人は住みやすいと思います。

 

まとめ

かなり突っ込んだ内容もあり長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。

なんだかんだの愚痴はいっぱい出てきますが、お国変わればフランスの特徴やフランスの良い面もあります。

それは、観光で過ごすフランスと生活をしてみて感じるフランス社会が違うという事。

生活環境や育った環境で感じ方は人それぞれですが、

国際結婚をしてみて思う事はお互いの国の良いところ、悪いところを尊重し合う事だと思います。

それは、相手の性格に対しても同じです。

日本人だろうが、性格的に合う人は合うけど、合わ無い人は合わない。

どんなに頑張っても無理なものは無理。

その考えをどう消化していくのか?

相手の国、相手の性格を受け入れる事で悪いイメージも良くなるのかもしれないですね。

 

《フランス人と日本人の違い、不思議な生態が分かるかも?》

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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で学生時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。