【国際結婚の手引書4】海外で結婚式パーティー 〜事前の準備ポイントとは?〜

Bonjour〜!

南仏(なんふつ)在住のJAGAKOです!!

実際に海外で挙式を自分たちの手でやり遂げるのには、知識が乏しくてかなり苦労しました。

日本の結婚式は式場のコーディネータが手取り足とり相談になってくれ、クオリティの高い結婚式を執り行えますが、海外ではそんな結婚式はかなり稀です。

それでは、今日は前回に引き続き、

【国際結婚の手引書3】国際結婚の悩み!どちらの国で婚姻届を出すのが最善なのか? 〜実際の体験談と海外で結婚式を完結するためのチェック項目付〜

2017年9月5日

もっと結婚式パーティー準備の具体的な内容やポイントをご紹介します!!

【事前チェック項目】海外挙式を成功させるための準備・アイデア・ヒント 〜フランス版〜

2020年7月8日

 

まずは・・・日本の結婚式場とフランスの結婚式場の違い

まずは、気になる海外ウエディング。

でも、日本で憧れるヨーロッパの結婚式は本当は常識的ではない。っという事に気づきます。

そんな、びっくりな事が多かったフランスでの結婚式にまつわるエトセトラ。

まずは日本とフランスの結婚式パーティーの違いをご紹介します。

 

《日本》

・結婚式専門の会場がある。

・トータルで何もかもお願い出来るウエディングプランナーが常駐している。

・司会、準備スタッフ、料理人、配膳、音響、カメラ・ビデオ撮影をする専門のスタッフが常駐している。

・ウエディングドレスはレンタルが基本。

・お色直しが多い。

・ゲストへのおもてなしを考える。

・〆のウエディングケーキは白いホイップクリームのケーキが基本。

 

《フランス》

・結婚式専門の会場がある。※結婚式以外のイベントでも使われる。

・1日貸切は当たり前。

・準備期間と片付け期間を入れると結婚式当日前後も使用期間・時間が含まれる。

・トータルで何もかもお願い出来るウエディングプランナーが常駐していない。

・ウエディングドレスは自分に合うサイズを(セミ)オーダーする。

・ディナーの料理にあまりこだわらない。

・ゲストへの配慮に日本ほど気を使わない。

・ゲストの服装はカジュアル。

・ゲストは移動中の車にデコレーションをして町中にクラクションを鳴らして友達の結婚を祝うのが普通。※この日ばかりは警察も注意などしません。逆にお祝いの言葉をくれます!!

・日本の様な高額お祝儀文化はない。

・フランス独特な合理的な「Liste de mariage」というお祝儀文化はある。

・ダンスタイムは必須。

・ウエディングケーキは「pièce montée(ピエス・モンテ)」という伝統ケーキ。

・〆のウエディングケーキが出てくるのが午前0時頃が基本。

・結婚式などお祝い事には伝統菓子「drage(ドラジェ)」をゲストに配るのが基本。

教会挙式
  ヨーロッパと言ったらカトリック教の国。そして、結婚式は教会挙式。だと思われがちですが、この教会挙式は誰もが簡単に行えるものではありません。ましてや宗教の違う日本人は特にカトリック教のルールに従い教会へ通い初めて教会挙式が行えます。

そのルールは今の若い世代に多く見られる無宗教に近い、ミサに参加しないカトリック教徒でも同じです。

信仰深き者は教会挙式を選ぶ人が多いフランスですが、カタチだけしたいのであれば無理に教会挙式にこだわる必要はないかと思います。

 

JAGAKO

どうでしょうか?

結構、本場ヨーロッパの伝統的な結婚式は日本と全然違う事が多いです!!

 

一番手っ取り早いのは、人にお願いする事

上記の日本とフランスとの結婚式の違いをざっくり知って頂いて、

JAGAKO

じゃぁ〜まず初めに、何から手をつけてよいのやら・・・

迷いますよね。

日本と大きく違うのは手作り結婚式が定番のフランスなので、

準備期間に時間がかかります。

一人で何もかも抱え込んだ私が一番言いたいのは、

もっと人に頼る事!!

JAGAKO

まだ、いろいろ頼める程仲が良くない!?

異国の地で知らない人が多い・・・

迷惑じゃないかなぁ?

っと、常に気を使い過ぎて精神病みすぎた結婚式準備。

でも、お友達に言われた事・・・

友人S様

困ってる事、何か必要な事、出来る範囲なら手伝うからね!!

 

っと、言われた時、本当に抱え込み過ぎてそれを誰にも相談出来なかった辛さ。

旦那の兄弟、家族、友達・・・

助言をくれる人は短にいっぱいいる。

そして、結婚を機に本当にこれから付き合っていくべき人間模様まで見えてきてしまう。

ただ、ただ、愚痴を聞いてくれるだけでも気持ちは晴れる。

結婚式準備で見えてくる事もある。

人間関係やこれから結婚する旦那について。

だから、出来る事、出来ない事を一旦立ち止まって考えてみる。

自分に出来ない事は人の協力を仰ぐ。

一生に一度!!

頼まれて嫌だと思う人はこれからも上手く人間関係が成り立たない人。だと割り切る。

100人いる友達よりも本当に相手を大切に思い、思ってくれる友達が一人いれば幸せ。だと割り切る。

自分で何もかも抱え込まない事!!

それが、一つの成功の道でもあります。

 

希望の結婚式会場を探し当てるポイントは?

私は、元々広告代理店の企画営業部で働いていました。

クライアントには結婚式場を始め、結婚相談所、招待状を専門に請け負う会社、お花屋、ブライダルウエディング用のヘアサロン、婚約&結婚指輪のジュエリー店など、

結婚に関する企業、個人店など多くのお客様とお仕事をさせて頂いて、

気づいたこと・・・。

JAGAKO

結婚ビジネスはになるなぁ〜!

っと、お口の悪い言い方をしてしまいましたが、各業者の相場や仕組みを知って、

どこにお金をかけるべきかを見失いそうになる日本の結婚式産業事情。

人生最大の晴れの舞台。

一生の内で高額出費の一つでもある結婚式は本当に金銭的にも体力的にも精神的にもいろいろ考えさせられる事があります。

JAGAKO

少しでも安くて、自分たちの希望の結婚式をあげたい。

それには、結婚式場選びから精神的に疲労します。

でも、結婚する事が決まって準備をしていく内に、フランスで結婚式会場を探すにはちょっとコツがある事に気がつきました。

例えば日本だと・・・

今の世の中、インターネットや某結婚式専門雑誌による広告でサックっと見つける事が出来ます。

特に日本では、その広告の作り方が上手い!!

その際、大切なのは広告のイメージだけに惑わされない事。

読者側から見る広告は基本的にスポンサー(企業)が広告を出稿するためにお金を支払って、製作されています。

だから、多くのメディアで有名になる結婚式場はそれだけの広告費を出しています。

その広告費はさて、誰が支払うのか?

・・・結婚式をする人です。

だから、人気の会場にするためにはお金もかかっている。

読者側が支払う金額のお値段も高い。

ただ、人気の結婚式場はやっぱり社員の教育にもお金を使い、

企業努力のある会社組織が多いです。

そして、日本とフランスの結婚式場の大きな違いはチームで動く日本と個人で動くフランス

各業者が提携し、元になる結婚式会場はマージンを取り各業者と提携し作り上げる日本の結婚式。

逆に、結婚式会場は基本何もしない、または各業者への紹介のみで自分たちの好きな様に作り上げる結婚式。

その仲介に入る人がいない分、安く済むフランスの結婚式。

ただ、交渉もスケジュールの手配も全て自分たちで行わなければいけない煩わしさ。

どちらが果たして良いのか・・・。

さてさて、業界の裏事情を少し暴露ったところで、本題ですが、

自分好みの結婚式場をフランスで探す場合のコツは、

日本の様に過剰な広告費に会場側がお金をかけていない事が多いため、欲しい情報を探すのがとても大変です。

有料のウエディング雑誌はフランスにもあります。

結婚式会場やカメラマン、DJ、フラワーアーティスト情報も掲載されていますが、日本の様な専門雑誌とは程遠いです。

JAGAKO

じゃぁ、どうやってみんな探すのか?

一番は専門サイトや口コミです。

フランス人の口コミ力・・・侮れません。

元々、コミュ力が高いフランス人。

結婚式場以外にもいろいろな情報を持っている人が多いです。

そこで、紹介してもらったり、専門サイトで探したりしながら直接足を運び希望の日に予約が出来るかが第一歩です。

そこで重要になってくるのが、

自分は何が結婚式(披露宴)でしたいのかを明確にする事。

紹介されても自分たちの希望の結婚式会場じゃなければ意味がありません。

日本の様にウエディングドレス、カラードレス、着物などのお色直しはするのか?

しないのか?

など、明確にする事。

多くの花嫁さんが結婚式への憧れを抱き、自分たちに合った結婚式場を求めるのですが、意外に求める着眼点は結構みんな一緒だったりする事に気がつきます。

そこを上手くアレンジして可能にして夢を叶えてくれるのが日本の専門結婚式場の良いところです。

でも、フランスの場合はその結婚式会場がどれだけの人(関連業者)を紹介してくれるのか?重要になります。

知り合いの人や自分の好きなDJ、デコレーター会社、TRAITEUR(トレトゥール/料理出張サービス)などの業者との提携・紹介があるか?

※基本的にマージンを会場側が取ったりしないので直接やり取りをするだけです。

もし、厳選するために1日に回れる結婚式場、各業者との打ち合わせ時間は限られます。

だから、来店する前にある程度の会場のリサーチや業者相手の事を知っておく事が大切です。

《フランスの会場探しポイント》
 

・会場の雰囲気は自分たち好みか?

・自分たち・ゲストのために宿泊場が完備されているのか?

それとも近くにホテルなどの宿泊する場所があるのか?

・交通の便はどうか?

・子供達が多い場合、プール完備の際、柵はあるのか?

ない場合はどう対処するのか?

※フランスはアットホームな結婚式が定番で子供連れは普通です。

など、希望項目をリストアップして来店する事をオススメします!!

 

 

予算削減で作り上げるオリジナルのフレンチ結婚式パーティー

以前でも、何度か

JAGAKO

フランス人は倹約家!!

だと、小出しにしてきましたが、

税金の高い、日本の様な100キンの様な安くてクオリティの高い商品が正直あまりないフランス。

安いものは安いなりの働きしかみせず、高い商品は世界が認めるデザイン性の高い商品が目立ちます。

JAGAKO

そう、その間がない!

だいたい、このクオリティなら、まぁ、まぁかな?

っと妥協できる点が日本よりも少ない。

日本の様に簡単に作れる、自分たちだけで完成出来る様な安くてクオルティの高い結婚式グッズが意外にありそうでない。

でも、それは日本人の結婚式にかける意気込みがまず違うのでメーカーもアイデアを出し合って商品化し、売れる商品作りのノウハウが日本の商品は多く、それを上手くアレンジするアイデアに長けている日本人がいるから大きなお金が動く結婚式ビジネス。

フランス人B

逆に、ないならないで、作ればいい!

っと、なんでも作ってしまうフランス人。

モノ造りが好きな人ならハマってしまうのではないかなぁ?っと思える手芸屋さん、工作などの美術製作道具屋さんなどのバラエティは豊富です。

その中でも、

JAGAKO

日本にもあったらいいのになぁ〜!!

と思うお店を最後にご紹介します。

 

フランスで手作り結婚式を成功させるための心強いお店

ブライダル専門の通販会社はネット上たくさんあるのですが、実際に手に取り、目で見て吟味したい。

そんな販売店をご紹介します。

ちなみに今回の着眼点はフランス全土にあるお店を中心に選別してみました!!

 

《おすすめ店1》 本屋?えっ!?店内にスクールまであるの??「cultura(カルチュラ)」

出典:cultura

フランスで「カルチュラ」と言ったら本屋さんです。

最近の日本の本屋さんも文房具や日常雑貨品が置いてあるお店が増えましたが、

ここの商品は手芸、工芸、画材系など種類がとても多いのが特徴です。

 

《おすすめ店2》 フランスならどこにでもある!?有名なお店「GiFi(ジィフィ)」

出典:GiFi

日用品全般の販売店で、大型店(店舗の大きさにもよる)の場合は結婚式のテーブル用デコレーションなどが販売されています。

 

《おすすめ店3》 いたれりつくせりの「ZODIO(ゾディオ)」

出典:ZODIO

かなりの大型店で郊外を中心に店舗展開している日用品、イベント品、結婚式の手作りグッズなど多種類の手作りキットなど、いろいろな商品が販売されている注目のお店です。

このお店を知ったのが結婚式後の最近でかなりショックを受けました。

店頭に行くと「ゾディオ」の商品カタログ雑誌が無料でもらえるのですが、

見ていて、また行きたくなる。

かなり上手い作り込みをしている宣伝広告(無料)を作っています。

ちなみに、ネットからでも電子ブックを拝見する事ができます。

久々に、

JAGAKO

店内の商品の配置や魅(み)せるデコレーション例なども上手いけど商品紹介広告も上手いな〜!!

っと思った店舗の一つです。

 

《番外編》 お店探しのヒントに!パーティーグッズ屋

出典:FIESTA COMPAGNIE

フランスには、至るところに、パーティー用のグッズを専門に販売しているお店があります。

主に、子供の仮装グッズ(フランス恒例のカーニバルグッズ)を販売しているお店が多いのですが、中にはお店の一角に結婚式のテーブルグッズの商品が販売されている事が結構あります。

 

あとがき

今回は、

JAGAKO

結婚式パーティー準備を始める際に参考になればいいな〜!

っという内容でお届けしました。

手探り、手探りで何も知らない状態だった私。

最後にご紹介したフランスの結婚式関連グッズを販売しているお店に行くといろいろと発見する事が出来ます!!

知っていた方が良い情報・アイデアが詰まっています!

面白い、可愛い、参考になるデコレーションのアイデアがたくさん詰まっています!!

また、お店のサイトからでも実際に足を運ばずとも参考になる情報が満載です。

ぜひ、ご結婚される方、または各種イベントに役立つお店ばかりなので参考になれば幸いです。




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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で芸大時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。