Bonjour〜!!
以前記事にした、
が、好評でびっくりしている南仏在住のじゃがっ娘です。
そこで、私がフランス人旦那と出会い、国際結婚をするまでに、いろいろな国籍を持った人達と出会う機会があり、仏仏、日仏、その他いろいろな国籍同士の人達と知り合い、ある特徴を見つけました。
きっとすべての人に当てはまる訳ではないと思いますが、国際結婚の共通点としてご参考にして頂ければ幸いです。
お互いの国に関心があり、尊重ができて寛大である
まずはじめに、国籍が違う者同士が出会い、付き合い、結婚まで至る人たちの特徴に、当たり前の前提として、相手の国の事を少しでも理解している必要があります。
宗教上の習慣や問題、食事、言葉の壁、規則、お互いの国の情勢に関心がなければその時点で、
っと、育った国、習慣が違うため、早い段階で性格の不一致。っとなってしまいます。
相手を知る段階で感じるカルチャーショックの違いをいかに楽しめるか?が、必要になってきます。
例えば、ヨーロッパや欧米ではお家の中と外の区別がなく、玄関に段差もなければ、日本の様な下駄箱が無いのが普通です。
でも、我が家は犬のフンだらけの外と部屋の中を分けるため、外用、室内用の靴(スリッパ)を利用してもらっています。
だから、雨の日に土足で入られる事が無いのでその都度、
水拭き掃除をしなければいけない。
っと、いう面倒臭ささはありません。
ただ、フランス人率が高いホームパーティーの場合は次の日に掃除する。
という覚悟を持って、靴を履いたままゲストをお招きします。
その場、その場で臨機応変に対応する事で相手の習慣も自分の望みもストレス無く受け入れられる事が大切です。
近年、フランス人のご家庭自体が日本の様に玄関から入ってすぐに下駄箱があり、外と中を分けて考える人が多くなりました。
だから、外国人のお友達も靴を脱ぐ日本人の習慣に対して好意的な人が多いです。
が、国際結婚で上手くいく秘訣でもあります。
●相手の国の習慣・マナーにも寛大である事が大切
食に関してお互いに理解がある
共同生活を長くしていく上で、
食に関してどこまで合うのか?
譲れるのか?
が、必要になってきます。
我が家は、肉・肉・肉のお肉大好きフランス人旦那とご飯か、パスタなど麺類とジャガイモ料理で満足な息子。
そして、野菜・魚介類中心が好きな健康志向な私とは食に関して合いません。
例えば、トンカツ、メンチカツ、油淋鶏、チキン南蛮、唐揚げなど、揚げ物が大好きな男たちのために、
揚げ物したくない!!
揚げ油、もう買わない!!
っと宣言しつつ、スーパーに行くとついつい買ってしまいます。
ヘルシーに野菜たっぷりなサラダ盛りや野菜炒め、麻婆豆腐、麻婆茄子など、一様、ベーコンやミンチ肉が入っている料理でも、
肉・・・どこ?
っと、言われる始末です。
まだ、旦那は出されたものは完食する人なので、良いのですが、
食べ盛りの息子には無理です。
ご飯を作っている最中は、
ママン〜! おなかすいた! きょう、なに〜〜!? はやくたべたい〜〜〜〜!!
っと、言っていた割に、野菜たっぷりな料理だと、食べずに見た目だけで拒否!
肉入ってる〜!!
ここ!!
ご飯も入ってる〜〜!!
ここ!!ここ!!
っと、言っても拒否。
結局、息子のご飯を再度作り直す事もしばしば。
だから、最終的には、旦那希望のメインの肉料理系、息子希望の炭水化物系、私希望の野菜・魚介類系の3種類を作るのが定着メニューになりました。
簡単に1品で!
っとはならないので、どんぶり系 × 野菜 or スープ系。など、毎回献立に悩まされます。
ここは、フランスなんだから!
っと、バゲットとフロマージュ、メインはハムだけ。
とか、メイン(特に簡単オーブン料理)やスープ、バゲット。
っと、フランス人の定番料理を作っても一度味わった栄養バランス抜群の日本食の美味さを知ってからは、フランス人の平日ディナーの定番は我が家では通用しなくなってしまいました。
逆に、パートナー同士が、ベジタリアン、ダイエットメニューでもOK!とか、キッシュやピッツア、グラタンだけで大満足なご家庭。
など、お家によって違います。
特に多民族国家のフランスでは宗教上で豚を一切食べない。牛を一切食べない。など、いろいろです。
そんな食に合わせ、食卓を囲めるコミニケーションが求められるのも国際結婚ならではです。
●毎日の事だからこそ、お国柄で違う食事やマナーに理解がなければいけない
知性や教養がある、高学歴者が多い。または何かしらのスキルがある
自分の子供をフランスの現地校へ入園させて思った事は、日本と学力レベルが違う。
っと、いう事。
日本の(平均水準の)義務教育の基本は世界に出て、初めてレベルが高い事がよく分かります。
日本語には、ひらがな、カタカナ、漢字があり、外国人には分かりづらい、音読み、訓読み、そして、モノを数える時にモノの名前によって変わる数え方(一つ、一脚、一台・・・)など、話す時の会話は主語、動詞、述語など決まった法則に縛られず、動詞だけで会話が出来るのに、ちゃんとした言葉(尊敬語、謙譲語など)を話す時はとても難しいです。
特に、話し相手に対して、あなた、君、お前、俺、私など、主語も多く存在するので、外国人には慣れるまで難しいと言われます。
そして、語学、運動能力、音楽、芸術などを始め、団体行動で学ぶルールやマナーなど、世界でもバランスの良いカリキュラムと豊富な知識を学べる学校教育があります。
ただ、フランスの違うところはその世界に精通するスペシャリストを育てる事に長けている事。
これが、学力の格差を生む要因でもありますが、フランスに住んでいると、日本よりも圧倒的に学歴社会だと肌で感じる事があります。
何かしらのディプロマ(資格)を持っていなければ企業で長く働き続ける事は出来ない。っという公にはしない学力格差(=身分格差)が存在します。
そんな国によって学校教育から得られる学力レベルは違いますが、一番、国際結婚で求められる事は語学スキルとコミニケーション能力になります。
国際結婚で上手くいく人たちのパターンに、
知性や教養がある=語学スキルとコミニケーション能力がある。
っと、いう事にも繋がるので、お互いに、もしくはどちらか一方に必ず必要なスキルになるし、その語学スキルを維持し続け、常に学ぶ姿勢がある人が国際結婚で上手くいく人が多いです。
勉強が嫌いで、語学が嫌いで、コミュ症。
もし、どちらか一方がそんな人でもどちらか一方のパートナーが努力を重ね、寄り添える人ならば話は別ですが、お互いに最低限の語学スキルがなければ上手くはいきません。
だから、幾つになっても学ぶ事が好きで、好奇心旺盛で、他国でも渡り合えるしっかりとした考えを持つ人格者ほど国際結婚に向いています。
相手の生活に何もかも頼りっぱなしの人は長くは続きません。
自分の意思を持っていて、行動できる人。
そして、基本的な学力水準が高い日本人に合う外国人はそれなりに知性や教養のあるパートナーが多いです。
もしくは、相手に合わせるために努力が出来て、頑張れる人でしょうか。
●知性や教養がある人
●語学スキルとコミニケーション能力が高い人
●絶えず語学スキルを磨き、現地に馴染める人
経済力がある 〜お金を稼ぐスキルが必要〜
フランスでは共働きが普通です。
基本的に「専業主婦(主夫)」っという概念がないので、必要最低限の事が一人で出来ないと海外生活は難しいと言われます。
でも、フランスは失業率が高い&企業が支払う税金の高さから、雇い主からの隠ぺいが絶えず、外国人への不当雇用契約が多いのもフランスの隠れた闇社会です。
雇用契約、事故、怪我など何か問題があった時、会社と従業員が正当に戦うのはフランス人以上に外国人労働者はハードルが高いです。
フランスで雇用契約を結ぶときには必ず、ちゃんとした会社であれば契約書を交わし、健康診断をする様に促されるのが一般的です。
もし雇用契約が無い場合は給料の未払い&保険未加入などの恐れがあるので注意が必要です。
これは外国人労働者でも同等の法律なので、もし無い場合は、何か問題があった場合、泣き寝入りするか弁護士を雇い、会社側と交渉してもらう必要があります。
そして、外国人が海外に住む時に必ず必要になる「滞在許可書」を取得するのにも時間とお金がかかります。
そんな、毎回の様に立ちはだかる何らかの手続きの数々・・・。
っと、思う人には問題に耐えられる精神力と経済力、そして語学スキルがまず必要になります。
そして、相手を思い合う気持ちと困難があってもお互いの存在を必要とするカップルが国際結婚で上手くいくのだと思います。
それから、拠点を海外 or 日本、どちらにしてもどちらか一方のパートナーは、
仕事に就き稼ぎがなければ生活していくのは難しいです。
フランスを拠点にする場合は共働きが普通だと言えど、フランス人と同等の稼ぎを外国人が得るには職種によっては難しい現実があります。
日本の有名大学を卒業していても、フランスで通用する程のディプロマ(資格)を持っていない限り、履歴書に目を通してもらう事すら難しいです。
だから、何か秀でたスキルを持っているのか?
または、正社員よりも収入は安定しないかもしれないけれど、独立して個人事業主になる。
など、海外で働くだけのスキルが必要になります。
その際、家族を養えるだけの最低限の経済力がなければ、一緒の国で長く生活をしていくのは難しいです。
●真面目に働き、家族を養うだけの経済力がある人
相手を必要とする人ほど結婚に向いている 〜でも、距離感は大切〜
国際結婚に関わらず結婚をする人の特徴として、
は、大前提なポイントです。
自分の力で何でも出来てしまう人程、人から干渉されたり、自分のテリトリーに他人が入る事を拒みます。
自分の自由な時間が持てなくなる生活が嫌いない人は結婚には向いていないと思います。
相手のペースに合わせられる事が大切だし、干渉し過ぎず、束縛し過ぎず、見守り、何かある場合は協力出来る寛大さも必要です。
独身生活が長く続き結婚までは至らない人。
結婚はしたけれど、不倫や浮気問題、性格の不一致で結婚生活に終止符を打つ人。
もしくは一定の距離を保ちつつ、付かず離れずのうやむやな関係でも上手くいく人など、
夫婦のあり方は人それぞれです。
でも、お互いに協力し合うパートナーとして相手を必要とし信頼出来る間柄であれば、
不倫をしたり、浮気をしたり、目の前の短なパートナーよりも違う異性に心奪われたり、目移りしてしまう様な弱いメンタルにはならないと思います。
何か相手に劣っている所があっても、それをカバーできる相手だと上手くいく事も多いと思います。
例えば、料理や掃除は苦手だけど、片方のパートナーが料理や掃除が得意だったり、お金を稼ぐ事には長けている一方、子育てには向かなかったり・・・。
完璧な人間よりも相手を思いやり、劣っているところ、ダメ出し部分をカバーし合える人間味のある人の方が、結婚生活には向いていると思います。
何よりもお互いのストレスを解消できる環境作りや、絶えず笑って冗談が言える様な間柄など、一緒にいる事を楽しめる人ほど、結婚に向いているのではないでしょうか。
●お互いにダメな部分を補え、協力できる人
ポジティブな思考を持っている
国際結婚をして生活を共にする場合、どちらか一方のパートナーは住まれ育った場所ではない国で生活する事になります。
国際結婚をする上で、あらゆる手続きに関しても常にポジティブで、一緒にいる事を楽しめる思考が大切になってきます。
そんな私も国際結婚をして、
っと思う場面がいっぱいあります。
以前の離婚の危機でも、
常に相手の行動が理解できず、負の連鎖で悪い思考に陥ったりしました。
一つの事をきっかけに、相手のどんな行動も嫌いになって、顔も見たくないくらい、抑えていた&我慢していた感情が湧いてきて、気持ちの整理がつかない状態に陥る事もあります。
それでも、心を入れ替えて、負の連鎖を断ち切り、前向きにポジティブ思考へシフトチェンジ出来る様になった時、今までの問題や不満がバカバカしく思えてきます。
そんな、ポジティブ思考にチェンジ出来るのも私たち夫婦の場合は、旦那がポジティブ過ぎるくらいのポジティブ思考の持ち主だからです。
私はすぐに弱音く痛い女ですが、旦那は私がどんなに、心配したり、不安に思ったり、理不尽な事が起きてムカついたりしても、ポジティブに物事を捉えるので、一緒にいると私のマイナス思考がいつの間にか解消されています。
っと、不安ばかりが募ってずっと、自分の殻に閉じこもり、足踏みしている人ほど相手の国で生活をしていく事が難しいと思います。
何かあったら、その時に対処すればいいや!!
そんな、軽い気持ちと前向きな思考が困難を解決してくれる糸口になります。
だから、海外で出会う在歴が長い人や国際結婚の先輩たちの思考はシンプルでポジティブ思考の人がとても多いです。
私はそんな人達からパワーをもらい学ぶ事で自分の不甲斐なさを痛感しつつ、前向きに気持ちを切り替える事で海外生活を楽しむ極意を教わる事が多いです。
軽い気持ちで外国人と付き合ったり、入れ替わり立ち替わり気軽にパートナーを変える思考は、ポジティブ思考ではないです!
そういう相手しか選べない人は、国際結婚には向いていないので注意が必要です。
特に日本人女性はお金持ち&隙が多く尻軽=いい鴨
っと、思われ狙われやすいので、お気をつけあれ!!
遊ばれる人と大切にされる人とは違う事。
相手の本質をみる目を養う事が大切です。
●ポジティブ思考で困難を乗り越えられる人
【番外編】美化し過ぎた憧れは破滅を意味し、本質的な相手の本性を見破れない人は国際結婚に向かない
最後に、ぶっちゃけた国際結婚事情をご紹介すると・・・
実は、外国が好きで、憧れを抱き、外国人と出会い、いつかは外国人と結婚したい!
そして、何よりも、
外国人とのハーフの子供が欲しい!!
っと思っている人程、結婚までには至らなかったり、ハーフの子がいるだけで満足してしまい夫婦生活に亀裂が入り離婚する・・・。
そんなケースが多い様に思います。
日本人にはないジェントルマンで優しくて、何よりも外国人と一緒にいる事に酔いしれる・・・など、見た目などにこだわり過ぎて相手の性格や中身を理解しないまま、ただ憧れだけを抱いて付き合うと痛い目に遭います。
それは、憧れと現実は違うという事。
参考になるか分かりませんが、
昔、フランス人旦那と知り合い、付き合ううちに、旦那は日本人のイメージを自分に尽くしてくれて、料理や掃除もしてくれて、小さくて可愛くて、自分の言いなりになるイメージを持っていました。
逆に私は、ヨーロッパの街並みや芸術、デザインやブランドが好きなだけで、外国人は好きでもなければ、憧れもなく、旦那の第一印象をゲイだと思っていたので、恋愛には発展はしないと思っていました。(爆)
ただ、外国人の方が日本男児よりも紳士的だろうなっ。っというイメージはありましたが。
でも、
っという事を実感しています。
私は、旦那の事を外面は紳士的でスマートな行動で女性をエスコートしてくれますが、実際にはデリカシーのない、しっぱなし男&屁こき虫男で、
このギャップわぁ!
騙された!
と思っています。(爆)
逆に旦那は、
あなたは、小さな巨人で、全然日本人(のイメージ)じゃない!! 3歩後ろを歩く人(大和撫子)ではなく5歩前を歩く(せっかちな)人だ!!
っと、言われる始末。
お互いの外国人のイメージは漫画やアニメ、映画など、作り物のイメージだけで、実際には憧れや美化し過ぎたイメージが強い人ほど、国際結婚が向かないと思います。
一緒に生活をしていく上で、結局はお互いの性格が合うか、合わないか。
一緒にいて苦痛な人とは長続きしません。
美化したイメージではなく、
相手の本質的な性格を知って、合うか合わないか。
人には必ずダメな部分があり、そのダメな部分をどれだけ理解できるのか?補え合えるのか?
憧れではなく、相手の中身を見ること。
そこが国際結婚を上手く円滑に保つ一つの方法でもあります。
●憧れのイメージよりも目の前の相手の中身が大切
●相手の本質的な性格を理解してあげる事が大切
●性格の不一致をお互いに補える寛大さが大切
まとめ
いかがでしたでしょうか?
実はフランス人と結婚する人の多くがフランス人男性と日本人女性の組み合わせがとても多いです。
それにはフランス人男性が女性に求める男としての立場やプライドを日本人女性の方が上手く汲み取ってくれるから・・・?
逆に日本人女性から見て、フランス人は紳士的で男らしさと優しさがあって家庭的だから・・・?
など、考え方は人それぞれですが、フランス人男性×日本人女性の国際結婚がとても多いです。
そして、意外にも年の差婚も多かったりします。
そんな我が旦那も年下ですが、中身は出会った時からおっさんでした。(爆)
国際結婚の良いところは日本人女性は外国人から見ると幼く見えるので、愛が生まれるのに年の差は関係ない・・・。
三十路はもう、おばさん。
35歳を過ぎたらもう、高齢出産。
もう、女の熟れ時は終わったな。
など、
そんな扱いをしない外国人男性に日本人女性は魅力を感じるのかもしれませんね。
国際結婚に疲れたり、不安になったり、外国人といつかは結婚したい!っと思う人の参考になれば幸いです。
合わない・・・。
苦痛!!