Bonjour〜!!
先週の土曜日からフランスは秋恒例の「Vacances de la Toussaint(秋(万聖節)休み) 」のヴァカンスです。
●Vacances de la Toussaint (秋(万聖節)休み)
※10/20頃〜11月頭 約2週間
●Vacances de Noël (ノエル休み)
※12月のノエル前〜1月頭 約2週間
●Vacances d’hiver (冬休み)
またの名を「スキーヴァカンス」
※2月終わり〜3月半ば前 約2週間
● Vacances de printemps (de Pâques) (春(復活祭)休み)
※4月終わり〜5月半ば 約3週間
●Vacances d’été (夏休み)
※7月頭〜9月の新学期まで 約2ヶ月
フランスは2ヶ月程学校へ通ったらすぐに2週間以上のヴァカンスがあります。
注意:フランス国内でもZone ABCに分かれていてバカンスの日程が少しずつ違います。
ちなみに、プロヴァンス周辺はZone Bです。
詳しくは Le calendrier scolaire からご参照ください。
と、いう事で、
息子も2週間のヴァカンス期間。
残業しない事で有名なフランス人の仕事に反して、
うちの旦那は毎日21時過ぎに帰宅するため週末もぐったり・・・
日本人バリに毎日残業もこなし働き続け、休みも会社側から休みをとる様に警告されない限り、
ほとんど自分から休まない(休めない)特殊な仕事をしている旦那。
だから、
ヴァカンスなんて毎回無くていいのに・・・
っと、思ってしまう私たち一家。
っと、
いう事で週末にプチ旅行したり、イベントへお出かけしたりする以外は公園三昧の息子。
そんな、公共の場で見つけるフランス人の実態を前回の私たち家族の子育て論の例として取り上げましたが、
今回はその実践版として、
子供がいかにお金をかけずに喜んでくれるか?に関する内容で行きたいと思います。
前回の内容はこちらから
まず、はじめに 〜きっかけはひらめき〜
うちの息子は今年の4月からフランスの現地校とは別で、
毎週土曜日に開講する日本政府管轄の「日本語補習校」へ入園しました。
元々普通の子よりも言語能力が遅かったのですが、
フランスの現地校に通いだしてから更に日本語力が一気に落ちてきたタイミングで補習校に通い出した事もあり、
初めは大変でしたが、アタヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノフタ
毎週土曜日の補習校に通うリズムを掴んでからは日本語もフランス語も一気に吸収し出しました。
それと同時に出来る事も増えて、すくすく成長中。
そして、何よりも息子のために頑張れる私たち親が一番びっくり。
きっと、そんな事は普通なのだろうけど、
共働きの両親の元で育った私は親から何か教えてもらったり、手ほどきをされた記憶がない。
常に学校で過ごすのが当たり前。
お家に帰って来たら習い事。
ある意味かなりの放任主義の元、
いろいろな事に干渉されない代わりに、
人様に迷惑がかからないのであれば、
何でもさせてもらえたので、
ある意味自由人で、何でも自分で出来て当たり前。
だから、当たり前すぎて褒められた記憶さえない。
そのおかげか?
親に頼らず生きて行く力だけはしっかり身についています。
でも、困った事に働き者の親の姿しか見てこなかった私は、
自分の中で子供が望む、喜ぶ様な良い母親像が想像できない。
ただ、外食が少なく、家族でご飯を食べる習慣があったのでフランスへ来てから全然した事がなかった料理が出来る様になったくらい。
そして、子供が成長するに従って親としてやらなければいけない、
あれこれ・・・。
例えば、
順周りで必ず回ってくる補習校へ通わせる(主に)母親の係り。
まだ、入園したばかりなのでアトリエの担当と授業の補助が中心ですが、
面倒くさがりな私でも息子や息子のお友達のためだと思うとなぜか頑張れる。
そして、その際に悩む子供が喜ぶあれこれ・・・を考える事。
実は、
「日本語補習校」っと、言う事もあって、
アトリエでは、工作をしたり、お歌を歌ったり、絵本や紙芝居をしたり・・・
何かしら関連するのは日本の事。
そこで、アトリエ担当になると、
今まで先輩ママたちが(季節にあった)何のアトリエをしてきたかを調べたり、
聞いたり、良いアイデアは無いのか?
そして、結局はいろいろなサイトを物色する。っという共通点を見つけました。
そこで、私・・・
もしかすると、この時期にパーティーをする人達のためになるのかな? 学校やお家で作成する工作の参考になるのかな?
と、いう事で、
私が実際に行った幼稚園児から可能な工作作りについてご紹介します。
10月といったら「ハロウィン」
ちょうど、10月。
10月と言ったら、
紅葉、食欲の秋、運動会・・・
でも、ピンとこなかったので日本の行事ではないですが、
最近、定着してきた「ハロウィン」をテーマに年少・年中組の子供達が喜びそうな
「かぼちゃのお菓子バック」を子供達に作ってもらう事にしました。
ちょうど、テーマが決まった日に、
たまたま、
お出かけした「フライングタイガー」で、
見つけてしまった「ハロウィン」グッズと期間限定のお菓子たち。
フランスのスーパーで見かけるのは「HARIBO/ハリボ(フランス読みでアリボ)」などが小分けの袋になった商品が大量に出回りますが、
日本の様にいろいろなメーカーや種類に乏しい「ハロウィン」用のお菓子。
でも、子供の喜ぶ顔が見たくて、
お菓子バックの中に入れるお菓子を得るために・・・
簡単にあげても面白くないので(意地悪?)ちょっと工夫のある、
メキシコ発祥の子供のお誕生日やイベントで活躍する定番の「ピニャータ」を思いつき、
「ピニャータ」は事前に作っておき、
豪快に割る際の「叩き棒(伸ばせる棒)」の作成をする事にしました。
そこで、まず始めに・・・
●子供が喜ぶポイントを探す。
●アトリエはあくまでも授業の一環なので子供が何を得られるかを考える。
●45分という制約時間内で出来る事がベスト。
●幼稚園部(3〜5歳)くらいが出来る事。
「ハロウィン」とは?
早く本題に入りたいですが、
まずは「ハロウィン」についてまとめてみました。
●カトリック諸聖人の日(11/1)の(万聖節)前の日、
毎年10月31日に行われるお祭り。
●ヨーロッパを起源とする民族行事
●秋の収穫を祝い、悪霊をなどを追い払う宗教的な意味がある。
●日本のお盆と同じ様に死者の霊が家族を訪ねたりする。っという言い伝えがある。
●家の周りを徘徊する悪霊を驚かせて追い払うために人々は仮面を被り、魔除けの焚き木を焚くようになった事で「ジャック・オー・ランタン」や「仮装をする習慣」が生まれたとされる。(サウィン祭)
●英語圏では「Trick or Treat(トリック・オア・トリート)」 という言葉
(直訳では「いたずらか、ごちそうか」。
分かりやすく訳して、
お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!
の意味合いで、家々を訪ね、お菓子を集めて回る習慣がある。
でも、ヨーロッパ発祥の行事ですがフランスではこの習慣は旦那の時代にはなかったとの事。
実は、以前住んでいたアパルトマンではこの時期になると子供達のピンポンダッシュがあって、
ドアを開けない&お菓子を用意しておかないと絵の具でドアにイタズラをされて、
翌日・・・拭き掃除をする。っという大迷惑な事を実際に体験しています。
だから、今の子供達は「Trick or Treat(トリック・オア・トリート)」が定着しつつある模様。
おばけカボチャの事を指し、実際にカボチャをくり抜き、目・鼻・口をナイフでつけ、
内側に火のついたろうそくを立てて提灯にしたもので、
これが一番「ハロウィン」らしいシンボルになる。
悪霊からも守ってくれる番犬の様な役割があるため、綺麗なカボチャよりも不細工に出来上がったカボチャの方が好評なのだとか。
最後に、
大々的に「ハロウィン」のお祭りが浸透してきたのはアメリカの「●ィズニーランド」からの影響なのだと。
これ、日本も一緒ですよね?
フランスでは毎年「Vacances de la Toussaint(秋(万聖節)休み) 」はあっても、
仮装したりする様なイベントは本当にここ10年くらいなのだとか。
ある意味、すごいぞ!! ●ィズニー!!
っと、いう事でフランス全土のどこかしらで「ハロウィン」のイベントがあるのだとか。
では、では、いよいよ作り方へ!!
次回は、
幼稚園児からできる「ハロウィン」でチャレンジして欲しい「かぼちゃのお菓子バック」の作り方の詳しい解説付きでお届けします!!
本当にフランス人か?