労働者の日を考える〜実際に日本で働いていた私の意見〜

前回の

5月1日はFête du Travail (労働者の日)

2017.05.01
を機に

もう、そろそろこの事を人に話してもいい時期かな?っと、思い、

私の労働者としての過去を少しお話したいと思います。

前職を退社してフランスへ来て早5年になりました。

私は、日本で働いていた際、

前職を円満退社しましたが、今だと「ブラック企業」っと言われる広告代理店で長年働き、

退社後に会社と弁護士を立てて争いました。

ただ願ったのは会社に残る先輩や後輩達が働きやすい会社になる事

仕事がない日でも仕事を作って会社に居残りし、残業が当たり前の毎日。

同じ日付で家路に着ければ良い方。

有給休暇さえ自由に取れず、溜まる一方の有給。

時に有給休暇を願い出ても

「この日に休めるわけないでしょ!」

「却下!!」っと、休暇届の紙を机に叩きつけられる事もしばしば。

その溜まりに溜まった有給さえも消化させてもらえず退社しなければいけない会社のシステム。

私は「退社します」っと、退職届を願い出ても実際に退社出来るまで半年もかかりました。

それも、あと2ヶ月、あと3ヶ月・・・っと

退社日が延びるのを振り切って円満退社で辞めました。

でも、変えたかった会社のシステム。

有給休暇を自由に取得出来ず、有給は病欠の際に割り当てられる現状。

私は祖父が亡くなった際、すぐに早退したくても会社内ではそれが簡単ではない雰囲気。

人が死んでも親族の命よりも会社を優先にしなければいけないのか?

会社人間な人材だけしか会社では生き残れないのか?

そんなのが当たり前の日本の会社。

「誰かが主張して犠牲にならなければ会社が変われないのであれば自分が犠牲になります。」

そう、上司に宣言して戦った会社と弱い立場の労働者代表。

結果は勝訴しましたが、

そこに行き着くためにいろいろあった経営者側を守る労働基準監督署の実態と逆に経営者側から

裁判をおこされ正式に戦わなければいけなくなった経営者との押し問答。

そして、改めて知った先輩・後輩の結束と優しさと信頼。

でもその裏側では会社側の主張と人間としてのモラルの欠片もない醜さも実感しました。

そして、自分の意見が認められた「労働基準法」により

働く側は法に守られている事を改めて知り、

労働者の働き方とは何なのか?っという事を学びました。

だから、本当のメーデーの意味を間違わないで欲しいと思います。

日本で言われている11月23日の「勤労感謝の日」のメーデーに該当する日は

世界では意味合いが違うという事。

そして、島国日本ではその事を公に報道できない理由があるという事。

でも、いつかは「過労死日本」を変えなければいけなくなる日が来る。という事。

一人、一人の働き方で社会は変わるのではないのか?

そう私は思います。

そして、最後に裁判までしたのに前職の社長に対して嫌な思いはありません。

むしろ、「いろいろな事を学ばせて頂いてありがとうございました。」

っと、思っています。

それは、前職を通じて出会った社員やクライアントとの交流があるし、

何より、今でも大切に思っているから。

私が会社と戦わなくても今の世の中、いつかは誰かが会社側を訴えていたし、

誰かが「過労死」になり兼ねない様な・・・

そんな会社だったからこそ、

もし、そうなった時の方がもっと会社は社会からレッテルをはられ存続していく事は難しくなるだろう。っと。

会社経営をされている方からは綺麗事を並べているだけで

「筋が通っていない!」っと言われるかもしれない。

バカにされる人がいるかもしれない。

でも、本当に好きな会社だったからこそ、

変わってほしいと思ったし、

「私が味わってきた苦しみを残った社員、

新しく入社した社員に同じ様な思いはさせたくない。」

っと、

「最後まで戦う覚悟があるのか?」

を、一番初めに弁護士から問われた際に言った事。

会社を憎んだわけでもなくいろいろ学ばせてもらった事を感謝しているのに会社側と戦う事になって

おかしくないか?

矛盾していないか?っと、思われるかもしれない。

でも、前職では上司が何度社長に説いても社員が何度社長に主張しても

長く続いた会社内の当たり前なルールは・・・

変わりませんでした。

そして、会社を去っていく人を多く見てきました。

でも、働く人には働く人の権利があるという事。

それを経営者である社長に理解して欲しかった。

だから、法の裁きでしか会社は変われない現状まで成長してしまった。っという事。

5月1日に世界各地で起きる祭典は1年に1度ちゃんと社員と経営者が前向きに向き合わなければいけない日だと私は思います。

それを、日本では「勤労感謝の日」として意味合いをすり替えてしまっている事に、

労働者はいつ会社側に意見を主張すればいいのか?

「過労死」という名の人が死んだ時にしか行政は動かないのか?

とても残念な社会が作られてしまっている事に、

フランスへ来てフランス人の仕事への価値観を知り、

改めて日本の労働者に対していろいろ考えました。

私、一個人の意見ですがこれからの世の中、

会社に縛られない自分らしい生き方が出来る時代だと思います。

それを見つけるまでは人それぞれ、いろいろな経験を経て、

失敗と成功を経験してスキルを磨いて、

初めて自分らしい生き方や職場が見つけられるのかもしれないですね。

いや、そうあって欲しいと思います。

 

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