フランスでお弁当作り 〜そこから見た異文化とお弁当ブーム〜

Bonjour〜!!

暑い季節の「お弁当」作りは具材の細菌や腐敗など、とても気を使う時期ですよね。

フランスに住んでいると日本の「お弁当」がどうして人気なのかを発見出来る場でもあります。

そこで今日は、前回のフランス人のために作った船上での「お弁当」から、

南フランス人の夏の定番ランチとは? 

2018.07.20

毎日旦那のためにフランスで「お弁当」を作っている私の発見をご紹介します。

 

まずはじめに・・・

生活環境が変われば定着する食生活も違います。

フランスは昔から酪農文化の農業国で、牛やヤギから取れるミルクからfromage(フロマージュ/チーズ)が保存食材として作られ、長期保存が出来る豚の加工品でハムやソーセッジ(特に乾燥したソーセージをsaucissonソシソンと言う)が作られる様になり、主食は小麦から作るパンが主食です。

そして、肉食中心の食事のため、フォークとナイフを使う食生活が発達しました。

一方日本では、お米が主食で箸を使い、旬の魚や野菜中心の菜食主義から、精進料理が生まれ、醤油、味噌、豆腐などの大豆製品を多くとる人種です。

旬の食材を少しずついろいろな形で楽しむ食文化があるので世界でも料理のレパートリーはとても多いと思います。

両国とも、フランスは肉食中心から、サラダや日本の寿司がブーム。

日本は逆にファーストフードや肉食がブーム。

食の移り変わりは世代によって変わって来ています。

そんな事もあり、フランスでは定番ではなかった日本の「お弁当」の素晴らしさから、「お弁当」ブームを巻き起こしています。

 

お弁当のどこがそんなにフランス人ウケするのか?

毎年、JAPAN EXPO sudで働いている私。

「お弁当箱」を販売している店舗もあり、バカ売れしていた際、

JAGAKO

なぜそんなに興味が湧くのか?

日本の「お弁当箱」のどこがそんなに素晴らしいのか?

イマイチ分かりませんでしたが、息子が幼稚園へ通い、旦那にお弁当を作る様になってから段々分かってきました。

 

お弁当の中身が色とりどりで宝石箱の様

かれこれ10年以上前から「お弁当ブーム」なフランス。

日本の「お弁当箱」が人気でよく売れますが、実際には日本の「お弁当箱」はフランス人には使いずらいと感じいています。

それは、日本人の様にご飯を中心におかずを何品も作る文化ではないからです。

フランスは、前菜、メイン(魚 or 肉)、デザートが主流です。

フランス家庭の晩ご飯の定番が野菜スープとバゲット!

または、バゲットにフロマージュを挟んで食べたり、ピザやパスタだけ。っという、意外に普段は質素です。

毎日お肉やお魚を食しているのかと思えば、それは週末に家族が集まった時のごちそうとして、振舞われる家庭が多く「お弁当」のおかずを効率良く作れる程、日本の様におかずのレパートリーがあまりありません。

そして何よりも日本の「お弁当箱」のデザインは通勤・通学用の利便性を考えコンパクトでデザインも豊富です。

っと、言う事で、日本人が普通に食している「お弁当」の中身が色とりどり入っているので見た目から、

GONZO

美味しそう〜!!

っと、興味が湧くのだとか。

でも、「お弁当」をフランス人が作る場合、日本の様にいろいろな食材を工夫して何品も作る事はかなりハードルが高いため、THE 日本のお弁当箱を使いこなすのはとても難しいのですが、そんな難しいからこそ売れる魅力が日本の「お弁当箱」にはある様です。

日本人なら当たり前なお弁当は世界では普通ではない!そこが魅力の秘密!!

 

国際結婚だからお弁当も郷に入ったら郷に従えるのか?

私の旦那はフランス人です。

国際結婚で大切なポイントとして、お互いに相手の国の食文化や習慣に寛容でなければいけないと思っています。

毎日作る私のご飯が日本食でも全然受け入れてくれる旦那。

でも、フランス家庭料理を学ぶと結構、シンプルで素材の味を重視して、材料も少なく無駄な味付けをしないレシピがとても多いです。

だから、フランス国内に住んでいても息子が生まれ、旦那が転職をするまでは離れて暮らしていた事もあり、毎日サンドイッチ用のパンにマヨネーズとマスタードを塗り、ハムとフロマージュを入れた質素なサンドイッチを持参していたので、それが、フランスの定番ランチなのだとずっと思っていました。

だから、一緒に住みだした際も仕事柄お弁当が毎日必要な旦那のために、定番サンドイッチを作っていました。

JAGAKO
国際結婚サイコ〜!!楽チン!!

っと、朝が苦手な私には毎日早起きをして「お弁当」を作る。っというミッションは無縁だと思い、ラッキーな思いをしていたのですが、

ある時・・・

GONZO

もう・・・飽きた!!

サンドイッチ!!

JAGAKO
えっつ!?

マジで〜!!?

っと、言う事で、パスタとサンドイッチを交互に作っていたのですが、

試練はやってきました。

それは、息子をベビーシッターに預ける関係で息子用の「お弁当」を作る事になった際、

日本人定番の「お弁当」を旦那にも作ってしまった事。

GONZO

今日のお弁当、みんながすごい!すごい!!て言うんだよ!!

どうやって作るんだってみんなに聞かれたよ!!

っと、えらく日本の「お弁当」に感動した旦那。

これがきっかけで、日本の定番「お弁当」を作る羽目になってしまいました。

JAGAKO
・・・やっちまったぜ、私・・・(TωT)

でも、早起きして作るのは無理なので、テキトーな私は前の日の夜に晩ご飯を次の日の「お弁当」用にアレンジ。

さらに面倒くさい時は、通常よりも多めに作る晩ご飯をそのまま「お弁当箱」へIN!!

幸い旦那の会社はレンチン出来るので、生モノや傷みやすい食材を入れなければ湿気がなく乾燥しているフランスでもなんとかなる。

常に考える事は楽して継続する事。

「お弁当」作りが苦痛にならない程度に栄養や見た目も考え楽する事!!

それが毎日作る苦痛を当たり前に習慣化する事で継続出来ると思っています。

だから、

JAGAKO
日本のお母さんは本当にすごいなぁ〜っ

と、つくずく思います。

 

フランスにはお弁当持参しなくてもよい合理的なシステムがある

実は、仏企業には嬉しい制度があります。

この制度があるのでわざわざ「お弁当」を持参しなくてもランチ代は節約できます。

それは、福利厚生で得られる2つのタイプがあり、

①社内に社員食堂を設けている会社。

社員食堂を持たない代わりに社外での食事や食料品の購入に使える全国共通の食事用金券「Ticket Restaurant(チケ・レストラン)※以後「チケ・レス」と省略を社員に配布している会社。

②の場合、その「チケ・レス」を利用してレストラン、ファーストフード、パン屋さんなどでランチを食べます。

または、「お弁当」持参にして、その「チケ・レス」は買い物に使う事も可能なので、かなり合理的で良いシステムです。

多くのフランスのお店でこの「チケ・レス」が浸透している&利用できる店舗が多いのが嬉しい事です。

旦那も最近、その「チケ・レス」を会社から打診されましたが、「チケ・レス」には会社によっていろいろルールがあり、基本的にランチ代は半分を会社、残りの半分を自分たちで支払うのが普通ですが、旦那の会社では「出勤して使った日×7ユーロ」分が支払われる仕組みなので、5月の祝日が多い月やバカンス時、何よりも1週間単位での清算のため、仕事柄レストラン内で食べられる時間帯に利用でき無い場合もあり、「お弁当」持ちの方が都合が良い旦那は、週末の食料品に当てる場合、絶対に使わなければ意味がない。

っと、言う事で、「チケ・レス」よりも交通費をダシに月々決まった額で、祝日やバカンスでも定額支払ってもらえる様に交渉しました。

だから「チケ・レス」を活用して食事をしている人たちも多い中、旦那は「お弁当」持参が定番になってしまい、私の面倒くささは解消されません。

 

小さい頃からお弁当の定番は手間のかからないサンドイッチ

それでは、

JAGAKO

フランス人はどんな「お弁当」を食すのか?

日本の様に「お弁当」文化は一切ないのか?

共働きが当たり前なフランス。

子供がいて公立校に通わせている間は給食費を支払っているのにも関わらずストライキに何度も遭遇し頭を悩ませます。

でも、私立校に通わせ、学校の給食費さえ支払っていれば課外授業など特別な日以外はストライキに見舞われる事がありません。(一部例外を除く)

そんなストライキ、課外授業など日本に比べれば「お弁当」を持参する日が少ないフランス。

共働きの親の都合を考え、昔から子供の「お弁当」をしっかり作る習慣がないので、必然と「お弁当」への思い入れもなければ、手間のかかる事へ時間を割く事をしない合理的なシステムはフランス人ならではです。

でも、近年は日本の「お弁当」文化の素晴らしさを知り、栄養や何よりも経済的になる「お弁当」文化を取り入れるフランス人はとても多くなりました。

でも、日本人の様に何種類もおかずを作る手間を考えたら、フランス人らしい「お弁当」の定番があります。

それに合わせてフランスでも「お弁当箱」を販売するメーカーも多くなりましたが、基本的にフランス人向きの「お弁当箱」単品食がドーンと入る形が主流です。

それは、前日に作り置きするタイプが多く、日本食の様にご飯、(汁物)、メインのおかず、副菜、っという構成ではなく、メインは一品モノが多く、「お弁当」で持参出来る内容ではないから、日本でも近年流行っている丼系の「お弁当箱」がフランスでは主流です。

そして、実際に使いやすいです!!

 

フランスでウケるお弁当箱

さて、フランスの一般家庭の「お弁当」っと言ったら、公園や海にピクニックによく行くので、

「お弁当」=ピクニック弁当です。

その代表格がサラダ。

外見やダイエット、健康に気を使う人も多く、そんなフランス人定番なランチメニューもあります。

それは、ランチタイム(レストラン)の定番「ニースサラダ」、「パスタorライスサラダ」など、ボリューム満点なサラダがあります。

サラダ専門店もあり、日本人が思い描くサラダとは違い、パスタや湯がいたご飯、穀物や豆類、そして、湯がいたり、焼いた鶏肉やハムなど加工食品・・・多種多様な組み合わせが選べ、ドレッシングもお好みの種類が用意され、レパートリーとボリュームが満点です。

だから、ピクニックにお出かけした際、保存用のタッパーに入ったサラダを取り出し、後は買ったままの袋に入った状態の食パンにバターやマヨネーズを塗りその場でサンドイッチを作り食すのがフランス人のピクニックの定番です。

そして、デザートは切っていないリンゴやオレンジなど、フルーツをドーンと持参するのもヨーロッパ流です。

だから、よくリンゴを丸々一個かじっている姿も良く見ます。

それと同様で息子の幼稚園の子供達もパンにハムとチーズを挟み食べるのが定番なので親は準備が簡単で安上がりなのだとか。

だから、日本の「お弁当ブーム」が到来する以前は、おうちの誰もが持っているであろう保存用タッパー「お弁当箱」でした。

JAGAKO
なんと、経済的なのか!!

でも、最近ではおしゃれで、ランチライムを楽しむデザインの「お弁当箱」が登場してきました。

その中で、私が今、一番一押しに利用しているのがこちらの「お弁当箱」

これを買った際のパッケージにはなぜか、「お弁当箱」にお寿司のイメージが・・・

っと、ツッコミを入れたくなる様な説明書きでしたが、弁当(Bento)がすでにピクニック用の入れ物。っとして認知されている証拠でもあります。

 

時代の移り変わり

●フランス人の定番お弁当箱の主流は食品を保存するための「タッパー」

↓ ↓ ↓

●現代は、専用の「お弁当箱」が登場し、素敵なデザインも登場。

※日本の「お弁当箱」の様に仕切りがあったり、いくつものおかずを作らなくてもよい、簡単な「タッパー」の進化系も多く存在する。

 

 

実際に海外でお弁当を作る例

気になるところは、

JAGAKO
このお弁当箱をどう、使いこなすのか?

っと、いう事で利用例をご紹介します!!

《パスタ編》

《ミンチパスタ》

《クリームパスタ》

《オイルパスタ》

 

《ラビオリ》

《ミートボールパスタ》

《ボロネーゼパスタ》

 

《汁物系》

《トマト煮込み》

《ミネストローネ&バーガー》

 

《仕切りを利用したお弁当》

《ライスサラダ&チキン》

《ライスサラダ&ローストポーク》

《サラダ&ローストチキン&鰯のロール巻き》

 

《ミートローフ&サラダ》

《ローストチキン&サラダ&ポテトグラタン》

《ロールチキン&キアヌサラダ》

 

《サーモンの挟み焼きとパスタ》

《温野菜&ステーキ》

《ローストチキン&野菜ソテー》

《日本食》

《暑い日には食べたくなるそばもお弁当として持っていけます》

《ちゃんとソースを別で付けられるデザイン》

JAGAKO
どうでしょうか?

何か気づきませんか?

フランス人の食にそって作るとドーンっと豪快に盛ったおかずがメインのお弁当になります!

我が旦那にはダイエットをして欲しいのでサラダ弁当を持たせる目的でこの「お弁当箱」を買ったのですが、フランス人には珍しく残業が多いので、ヘルシーにサラダだけだと足りないからとパン屋さんで買い食いしてしまうので、いつの間にか夜まで腹持ちの良い肉、肉、のフランス弁当になってしまいました。

男性には嬉しいガッツリ系も野菜だけのヘルシー系も入れる事が出来る「お弁当箱」は重宝します。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

実は、どこのスーパーでも見かける様になってきた日本の調味料(醤油、みりん、酢)などを使って日本食を詳細にまとめた料理本を書店で良く見かける様になりました。

それだけ、日本食レストランへ行く→自分たちで日本食を作る。

へ、今の世の中は変化してきています。

だから、パーティーの際に喜ばれる日本食と日本人の奥さん。

私は残念ながら面倒くさがりの良い嫁ではないですが、食べて喜んでくれる人がいる。

だから、苦手な家事も出来る様になる!

健康で美味しく、でも簡単に!!

楽して続く「お弁当」作りが日々の家族の輪を作り出してくれているのかもしれないですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で学生時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。