Bonjour〜!!
前回のいろいろな「SIMカード」を提供する会社を検証した結果、2018年4月2日からスタートしたばかりの訪日外国人向きのプリペイド式(フルMVNO)「JAPAN TRAVEL SIM」( ※日本国内在住者でも利用可能)を購入して試してみました。
そこで、今回はこの「JAPAN TRAVEL SIM(ジャパン・トラベル・シム)」についてもっと詳しくご紹介します!
まず始めに・・・〜MVNO業界とは?〜

2018年4月2日からスタートしたばかりのフルMVNO「JAPAN TRAVEL SIM」ですが、
元々高い信頼性のある、MVNO業界でシェア2位を占めるIIJ(アイアイジェイ)が、国内初のドコモ網を使った個人向けフルMVNOサービスで、
第一弾として訪日外国人向けのサービスを始めたのがIIJmio(アイアイジェイミオ)の「Japan Travel SIM」です。
前回の
「JAPAN TRAVEL SIM」の項目でデメリットととして、
●まだ、始まったばかりのサービスでちゃんと利用できるのかが心配
●何か問題があった時の対応が心配
っと、率直な意見を書いたのですが、それを覆す魅力がありました!!
●MVNO業界でシェア2位を占める信頼性のあるIIJmio(アイアイジェイミオ)の格安SIM。
●他のシェア上位のMVNOと比べて通信速度が比較的速く維持する事ができ、通信障害をほとんど起こさない品質の高さがある。
●ユーザが増えても高い通信品質を維持している。

MVNO(エム・ブイ・エヌ・オー)は、 「Mobile Virtual Network Operator」(仮想移動体通信事業者)の略で、携帯電話を始め、無線通信インフラ(※スマホなどに電波を送るための基盤の事)を他社から借り受けて格安でユーザーに無線通信(格安SIM)を提供 する事業者。
ちなみに、「Japan Travel SIM」もNTTドコモの回線を使っています。
インフラだけ借りてサービスを提供する分、自社で移動体通信網設備を保持し、電気通信事業法や電波法に則って総務省から電波利用免許の交付を受けた移動体通信事業者(NTTドコモ、KDDI、SoftBank)しか提供ができなかった、似たり寄ったりのサービスの時代に比べると、魅力的な料金プラン、いろんなサービス内容をユーザーが選べる様になりました。
MVNO業界のサービスが増えれば増える程、携帯電話会社などに比べると格安で使用できる「格安スマホ」がユーザーに受け入れられ、私の様な一時帰国時だけスマホなどを利用したい人や短期滞在の外国人にも有効的なサービスが利用できる様になってきました。

移動体通信網設備・・・?
ちょっと専門的で難しい内容ですが、
簡単に言うと、MVNOの 事業者(格安SIM)はdocomoやSoftBankなどの回線を使っているよ!!
くらいの知識でまずは良いと思います!!
お使いになる「SIMカード」の回線がどこの会社なのかを分かっていた方が、自分が使うエリア(お住まいのエリア)に電波が届くのかが調べやすくなるので・・・。
購入時には注意が必要!〜ライトMVNO版とフルMVNO版とは?〜
ライトMVNO版とフルMVNO版の「Japan Travel SIM」が混在しており、とてもややっこしいです。
1GB/30日・2GB/3ヶ月版
1.5GB・3GB/30日版
私がどこでこの「SIMカード」を購入しようか模索していた際、値段とパッケージの違いなど、同じ会社なのにちょっと違う印象を受けて悩んだ答えが、上記のライトMVNO版とフルMVNO版が混在していた事でした。

そこで、疑問に思うのは何が違うのか?
それは、ズバリ、値段です!!
まずは、ライトMVNO版とフルMVNO版の何が違うのか?
●独自のMNC(※エム・エヌ・シー「Mobile Network Code」の略で、電気通信事業者を識別するために使用される2桁の番号)をMVNO(IIJmio)側が持てないのでいろいろなサービスの縛りがある。自由度が少ない。
●ホストNTTドコモに回線の使用料金を支払う。
●大手キャリア(NTTドコモ、KDDI、softbank)が扱うMNOの設備を利用せずに加入者管理機能(HLR/HSS)を自ら運用したサービス提供を行う事業形態で、
①契約オペレーションの柔軟性により、通信に必要な契約者情報などを直接契約管理する事ができ、開通処理やネットワーク提供などをMVNO(IIJ)側で使いやすく・拡張しやすく定める事が出来るため多様性が生まれる。
→例えば、
時間帯による通信の制限や、上り通信に特化した通信サービスなどを従来よりも簡単に提供する事ができるようになった。
②MNO(NTTドコモ)側で提供していないような「SIMカード」でも自由に管理・提供できる様になり、3in1の標準SIMマルチ対応(標準SIM、microSIM、nanoSIM)が提供でき、SIMを搭載するデバイスの適合範囲を広げることが可能。そして、独自に「SIMカード」へ設定を書き込む機能を応用して、グローバルなサービスへと展開できる。
→例えば、
MVNO(IIJ)が自ら「SIMカード」を発行する事で、MNO(NTTドコモ)にレンタル料を支払う必要がないため、多くの設備投資や保有・運用、社員教育など人的資源への投資が可能になる。
③ネットワークの柔軟性で海外のモバイル事業者と直接、接続交渉ができるようになるため、国内外を問わず質の高いサービスを提供する事が可能。
→例えば、
MNO(NTTドコモ)以外のMNO事業者間と接続を独自に行える事で、制限があった国際ローミングではなく、海外で通信が必要な時にネットワークを柔軟に利用することが可能になり、モバイル通信サービスと組み合わせた新たな可能性が広がる。
その第一弾のサービスとして、訪日外国人向けのプリペイドSIMカードを発行出来る様になった。
引用&参考:「フルMVNO」と「ライトMVNO」の違い

結局、サービスは何が違うの?
ズバリ!ここが違う!!
●ライトMVNO版のSIMサイズが限られているため、端末に適応しているか気をつけなればいけない。逆にフルMVNO版は3in1の標準SIMマルチ対応でどの端末でも利用できる。
・ライトMVNO版・・・限りがある
・フルMVNO版・・・・3in1の標準SIMマルチ対応
ズバリ!ここが違う!!
●容量のチャージ後、フルMVNO版は使用期間の延長ができる。
・ライトMVNO版・・・不可
・フルMVNO版・・・・可能
「Japan Travel SIM」の料金とは?〜比較あり〜
やっぱり気になるのが使用料金ですよね。
ざっくりですが、まとめてみました!
POINTチェック!料金参考
●1GB/30日間・・・2,460円(税抜)
●2GB/3ヶ月間・・・3,780円(税抜)
※店頭販売
※SIMサイズに注意
●1.5GB/30日間・・・2,160円(税込)
●3GB/30日間・・・3,240円(税込)
※オンライン購入
※別途送料550円

やっぱり、アマゾン経由が一番安いかなぁ・・・。
でも、在庫切れの場合もあるのでご参考までに!!
そして、「Japan Travel SIM」の特徴として、チャージが出来るのですが、微妙にサービス内容が違います。
《ライトMVNO版》
1GB/30日、2GB/3ヶ月版は、

《フルMVNO版》
1.5GB・3GB/30日版は、


それは、 使用期間中にチャージをする事で「使用期間」が延長できるか?できないか?の違いです。

フルMVNO版は5GBや10GBの設定があるんですね〜。
フルMVNO版の「Japan Travel SIM」の購入方法前の確認
実は、フルMVNO版の「Japan Travel SIM」はIIJmioのサイトから直接購入する事が可能です。
1GB/30日と2GB/3ヶ月版をご購入の場合は、店頭販売かAmazonなどネット販売を 介して購入する事になります。
そして、 前記事でも触れましたが、ライトとフルMVNO版の違いは、
フルMVNOの1.5GB・3GB/30日間版は、容量をチャージした時に期間の延長が可能になります。
もし、使用期間の延長をご希望の方は、(使用期間中に)チャージ(500MB〜/1,500円〜)をすれば、自動的に使用期間が延長されます。
滞在期間が微妙に30日以上の方など、再度SIMを購入する手間を考えたら楽かもしれないですね。
● 月額なしのプリペイドSIM
● 4G/LTEの高速通信
● 1.5GB・3GBのパッケージ
● データ追加容量:500MB~10GB
● データ追加購入毎に期間延長可
●SIMフリー端末でのみご利用
●カードタイプはマルチサイズSIM (3 in 1)
●データプランは1.5GB or 3GB
●最大通信速度は下り788Mbps 上り50Mbps
* ご利用いただく端末により通信速度は異なります。LTEエリア外の場合は3Gで通信が可能です。
●利用期間は初回通信日より30日 (※リチャージ日より3ヶ月後の末日まで延長。ただし未使用のデータ残量は、最大5ヶ月後の末日まで延長可能)
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フルMVNO版の「Japan Travel SIM」の購入方法
こちらのIIJmioのサイト内から、電話発信が出来たり、 データ量をリチャージ出来る付属のブラステルカードを発行しているブラステル株式会社運営のサイトから購入が可能です。

商品の受け取り先を空港受け取り、ホテル・自宅などの指定場所にするのかを選べます。

支払い方法もmasterカード、VISAカード、American Expressカード、JCBカードから選べます。
注!》着払い、振込には対応していません。

いざ、注文!!

親切にも、空港受け取りにすると、受け取り先の営業時間もすぐに分かります。
都合の合う時間帯では無い場合、滞在先にする事が一番無難です。

必要事項に記入します。

1.5GB or 3GBのどちらかを選択します。

そして、「個人情報の取扱いについて」に「同意する」のチェックをして、「注意事項」に目を通したら、最終購入画面に進みます。
支払い方法を決めて、最終確認をして終了です。
後日、指定した場所に届きます。
お疲れ様でした。
「JAPAN TRAVEL SIM」設定方法

手元に「SIMカード」が届いて、設定をしたらすぐに使う事が出来ます。
まずは、お持ちの使用したい端末に付属されている「SIMカード」を指定のトレーに入れます。
その際、実はSIMピン(小さな針の様な道具)が付属されていません。
だから、お手元に無い場合は安全ピンなどを代用しても開けられます。
そして、同封されている説明書を確認しながら初期設定をします。
《ステップ1:初期設定》

①「設定」→「モバイルデータ通信」→「通信オプション」→「モバイルデータ通信ネットワーク」を選択。

②「モバイルデータ通信」、「LTE設定」の項目へ「APN設定」をする。


設定が完了するとすぐにインターネット環境を使える様になります。
そして、ここで一番大切なのは、付属されている「SIMカード」を取り外した後の「SIMカード」の台紙を保管しておく事!!

これには必ず必要になる「パスコード」が記載されているからです。
そして、インターネットに繋がったら、
「http://iijm.io/t.ac」か、検索して、TOPページから、「パスコード」を記入してログインし、利用者登録を行います。
《ステップ2:利用者登録》

利用者登録をタップするとログイン画面になります。
付属されていた「パスコード」を入力します。

この利用者登録をする事でご利用状況が確認出来ます。
下記の画面が出てきたらログイン成功です。


基本情報、データ有効期限、10日間のデータ使用量、リチャージ履歴を確認できる。
実際に使ってみた感想!!〜まさかの事が起きたよ〜

ネット環境が遅いとか特に気にする事もなく、サクサク動くし、普段と変わら無い快適な状況が続いていました。
でも・・・!?
なんと、30日間使えるはずが、
たった一週間で1.5GBの容量を使い切る勢いで、減っていく・・・。
普段、どのくらいの容量を使っているのかが容量制限のある「SIMカード」を使う事で思い知ったのですが、

いったい、どうしてか?
それは、実家にはインターネット環境が無いので、ずっと使い続ける事になりました。
それも、実家は田舎なので、どこへ行くにも車を使います。
以前の 自家用車はナビもETCもなんでも揃っていた、かなり快適な車環境でした。
そんな快適な車環境を渡仏する事で手放したにも関わらず、

ヾ(@^▽^@)ノ 久々の日本、実家、友達〜!イエェ〜イ!!
っと、いう事で、結構、遠出ばかりして調子こいていました。
その際、親の車にはナビが付いていないので、Googleマップを使いまくり。
普段でもGoogleマップの使い勝手の良さを知ってから、日常的に使っているため、全然気にしていませんでしたが、
このGoogleマップが異様に容量を使う!
そして、久々の日本で知った、今という時代。
それは、いろいろなお店で自社アプリでのサービスの多さ。
クーポンやお得情報など、ついつい、アプリをダウンロードして、使いまくっていました。
そして、そのアプリが盲点でした!!
あまり使わ無いアプリがすべてONになっていた事!!

使わ無いアプリは即!OFF!!
何のアプリにどのくらい容量を使っているのか、「設定」→「モバイル通信」(※iPhone使用)で確認できます。
普段はほぼ、使いたい放題なので、全然気にしていませんでした。

恐ろしや・・・。
っと、いう事で、チャージ出来る&期間延長できるフルMVNO版「SIMカード」を購入しておいたので、

まぁ、いいっか。(・∀・)
チャージすれば。
っと、かなり安易な考え。
でも、1ヶ月半も滞在するのに、節約しても再チャージばかりしてお金がかかっていくのであれば・・・。(((( ;°Д°))))ゾッツ。

いっその事、持ち運ぶのには面倒くさいけど、容量無制限のWi-Fiルーターに乗り換えてしまおうか・・・。
っと、いう事で、その後、速攻、容量無制限のWi-Fiルーターをレンタルしてしまいました。
結果的に、いろいろ見えてきた現実。
●1〜2週間の滞在なら、1.5GB〜2GBで十分。
●滞在先に無料Wi-Fiが使える事が重要。
●1ヶ月以上利用する人は最低でも3GBはあった方が良い。
●もしもの事を考えてチャージ式「SIMカード」は重宝する。
●利用期間が延長出来る場合、滞在期間によっては重宝する。
●容量を気にせずインターネット環境を維持したい人
●観光先などでGoogleマップ、お店の検索などのアプリを使いたい人
●その他、いろいろなアプリを使いたい人
容量無制限のWi-Fiルーターをお使いになる事をオススメします!!
そして、

一番重要なのは、無駄な利用し無いアプリはOFFにしておく事!!
くどいですが、もう一度言います!!

アプリはOFF!!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私の場合は実家にインターネット環境がないので、早い段階で容量がなくなってしまう。
っと、いうオチになりましたが、普通の訪日外国人が利用する使い方であれば、30日間の利用なら多くても3GBあればいいのかな。
っと、思います。
私みたいなうっかりさんもいる。っという事。
次回は、容量無制限のWi-Fiルーターのメリット&デメリットを中心にお送りします。
そこで、何度も出てきて気になる、MVNO業界とは?