Bonjour〜!
南仏在住のJAGAKOです!!
最近、息子くんが8歳を迎えました。
以前、フレンチ式お誕生日会の記事を書いた事があるのですが、その際は、毎回お呼ばれする側からの視点でした。
なかなか主催者側からの視点でお誕生日会について記事を書けなかったのですが、ようやくご紹介する事ができます。
そもそも、今まで開催出来なかった理由は・・・
フランスでは9月が入学・新学期になるため、毎年仲良しだったお友達が転校してしまったり、クラスが変わってしまったり・・・
でも、今年はバカンスに入る前にクラス発表がすでにあったので、息子と仲良しのお友達が多い事や、コロナ禍で自粛、自粛で日本へも帰れず、遠出も出来ず、可哀想な思いをさせてしまった事もあり、息子のお誕生日会を開く事に決めました。
でも、未だにコロナ禍・・・
ママたちの味方でもある、お誕生日会場がコロナの影響で潰れてしまったり、業態が変わってしまったり、自粛中で予約受付ができなかったり・・・。
結局、狭いお家ですが、自宅開催をする事にしました。
そこで、いろいろな反省点や学びがたくさんありました。
お誕生日会をするか、しないか?は、人それぞれですが、フレンチカルチャーで生きる日仏ハーフの息子(小学生)のお誕生日会の一例としてご紹介します。
【はじめの一歩-下準備1】まずは、どこで開催するのかを検討
以前も触れましたが、フランスは切れ目の良い年に盛大にお祝いをする習慣があります。(注!すべての人ではない!)
《奥さんの父がアフリカ系フランス人なので、豚の丸焼きの郷土料理がドドーンと登場!》
《いつも思う、意外に日本人に合うアフリカの料理!何を食べても美味い!!》
家族ぐるみのお誕生日会だと、パーティー会場を貸し切ったり、お庭があれば、ガーデンパーティーにして、家族が集まったり、本格志向からアットホームなパーティーまで様々です。
でも、(子供の)学校のお友達をメインにしたお誕生日会を開催する場合は、数人〜15人くらい集まるお昼過ぎからのお誕生日会が主流です。
●会場探し(※集合場所を招待状に明記するため必須)
●自宅開催なら人数を絞って何人まで呼べるかを検討
●お誕生日にかける予算を算出
【はじめの一歩-下準備2】招待したいお友達を選別して招待状を作り、手渡す
私たちの息子の様に、もう8歳(日本だと小2。フランスだとCE2)だと、意思疎通もできるし、何よりも招待したいお友達は自分で選べる年齢です。
ただ、ここで悩むのは、息子に何人までお友達を招待させるか・・・
嬉しい事なのか?
息子は意外に人気者。
すっごいポジティブでお友達から意地悪されたり、喧嘩したりしても絶対に学校に行きたくない!っと言った事がない程、学校が大好きで、お友達が多い。
幼稚園の時、校庭でふざけてお友達と遊んでいた時に、花壇へ突っ込み、おでこをパックリ切って、縫う羽目になる重傷を負っても次の日にはケロッとして学校に行きたがる息子。
お誕生日会やお泊りに呼ばれたりした後、お友達家族からの評判が良く、自分の息子とは到底思えないほど社交的な息子。
そして、何人が参加してくれるのだろうか?
フランス式お誕生日会の場合、親は子供を会場まで送り届けるだけで、一旦帰るのが普通です。
だから、我が家の場合、子供だけなら10〜15人くらいならなんとかなる。
でも、さすがにクラス全員に招待状を渡すのは難しい。
そこで、呼びたいお友達リストを作り、選別してもらいました。
そして驚いたのが・・・
仲が良いと思っていた親の感覚と、実際に息子が来て欲しいと思うお友達は微妙に違うという事。
とりあえず、仲が良くて、来て欲しいお友達をピックアップして招待状を作りました。
だから、招待状もそれぞれ各テーマに沿った招待状を作成!!
ただ・・・いちよう息子よりも人生経験が長い私の感覚では、
っと、いう見解があったので、私目線で仲が良いと思うお友達にも招待状を出しておいた方が・・・っと、息子にアドバイスしましたが・・・
息子は拒否。
結局・・・
私の予想が的中し、招待したいお友達だけに招待状を渡した次の日から気まずくなったお友達もいます・・・。
でも、息子が選んだ事。
私から見る上っ面だけのお友達よりも、本当に大切なお友達だけ来てくれれば十分。
お誕生日会をする事で、息子の子供内の人間関係が見える様になりました。
ちなみに、招待状は渡したけど、子供同士の「行くね〜!」っと言う口頭だけの約束はとても怖いです!
実際に1人だけ「行く、行く!」と息子に言いながら来なかったお友達もいます。
初めから私たちは保護者から連絡が無い&連絡先が分からないお友達は出席メンバーに入れませんでした。
自宅開催の場合はドタキャンされても問題はありませんが、お誕生日会場やマクドなど、場所代を支払う場合は、必ず事前予約した人数分の料金がかかります。
それは、ドタキャンしたお友達がいても予約分はキャンセルできず、キッチリ支払う事になり、かなりリスクが伴います。(※例外あり)
息子の小学校は緊急連絡網など生徒同士(保護者)の連絡先は一切ありません。
交流のないお友達を招待する場合は、必然と連絡先を知らない場合が多いので、注意が必要です。
そんな時は、招待状にお返事の期日を設けるか、返信用のクーポンを付けるなど、工夫が必要です。
保護者の連絡先だけでも知っていれば、来る?来ない?の簡単なやりとりで済ます事ができます。
一番危険なのは、子供の「行くね!」っという言葉を鵜呑みにせず、ちゃんと保護者の意思を確認する事が必須です!!
●招待したいお友達をリストアップ
●小学生ならば、(最低限)招待状のお友達の名前くらい書いてもらう
●お友達だけの一方的な意見は鵜呑みにしない
●子供を他人に預ける保護者の意思を確認する
【番外編&リアル体験】お友達を選別する時の大切なポイントとは?
”お友達を選別”するなんて、失礼だと思うのですが、
実は、一人だけ9月からお友達になった子が来てくれたのですが、これが、かなりの問題児で困りました。(・´ω`・)困ッタナァ…
他のお友達の足をわざと引っ掛けて泣かせたり、ゲームのチケットを奪い取ったり、ダメだと注意しても無視したり、何よりも大人に対する言葉遣いが汚い。
旦那曰く、
っとの事でした。
それも、父親が迎えに来てくれた時の第一声が、
何も悪い事してないだろうなぁ?
だったんだと。
通常、迎えに来てくれた保護者の方たちは、
どうだった?
楽しかった〜?
なのに。
出来れば半年〜1年くらい一緒に過ごしてみて、
喧嘩しない子、優しい子、思いやりがある子、何よりも悪い言葉を使わない子を選ぶ事が最低限大切だと思いました。
幼稚園の時だと 許容範囲で許せる子でも、もう小学生。
フランスの小学生は自己主張をしっかりする子供が多いので、その中でも嫌がらせをする子はその場の雰囲気を壊してしまうため、気をつける必要があります。
それも驚いたのが、なんと!
問題児で進級できなかった子。
だったと判明・・・
本当にいるんだぁ・・・
たまたま、Etudes(働く両親のサポートをする学校支援としてボランティアの教師が通常の就学時間後の1時間を延長して預かってくれる制度)という日本でいう学童保育に通っている息子は、そこで仲良しの2つ上のお兄ちゃんも招待したのですが、そのお兄ちゃんと、たまたま元同級生で、いじめっ子で問題児だったという衝撃的な事実を教えてもらい絶句・・・
てっきり、9月から新しく編入して来た子だとばかり思っていたので、
進級できない、いじめっ子・・・だとは全く思わず・・・
※フランスの義務教育の中でも小学校(école primaire)は6歳〜11歳までの5年間なので、通常なら小学校最高学年で、来年は中学校(collège)になる年。
学業もさる事ながら、生活態度も年相応に見合っていない場合、落第する事があるのだとか・・・(ある意味、フランス凄い!)
それも、お誕生日会があった次の日に、息子は嫌がらせをされて、大泣きで帰ってくる始末。
この時ばかりは、怒り心頭で・・・\(#`Д´#)ノ
もう、B君はお家に呼ばない!
デュロン(仮)をいじめる子、デュロンの事を一番のお友達だと言ってくれるL君をいじめる子はママ嫌い!
っと、ハッキリ息子に言ってしまいました。
元々、息子とB君の共通点はサッカーだけ。
他のお友達は、車系、ボードゲーム、ベイブレード、ポケモンカード、LEGO、 Nintendo Switchなど、息子が好きなモノの共通点が多いのですが、そのいじめっ子B君が好きなモノは、サッカーだけ。
それも、子供達が好きなケーキ類や飴類、ヨーロッパ定番のHARIBOグミなども好きじゃない・・・。
なぜ、(息子の)お誕生日会に来てしまったのか・・・?
(親よ)断ってくれれば良かったのに・・・
もう、不思議でしかありません。
そして、いじわるされた翌日、仲直りをしたと息子から聞き、なぜだか分かりませんが、ペットボトルの水をもらって帰って来ました。
でも、私も旦那もそれを聞いて・・・
もしかしたら、トイレの水かもしれないでしょ!
ママたち、B君を信じられない・・・
もう、すでに信用がありません。
息子には昔から、”喧嘩するほど仲が良い”っと、いう様に、一緒にいて1日に一度は絶対に喧嘩してお互い泣くけど(苦笑)別れ際に必ず、またね〜っと、なんだかんだ言って仲良しのお友達がいます。
でも、明らかにB君はそんな、冗談とか、”仲が良いから喧嘩する様なタイプ”のお友達とは違います。
幼稚園の時から仲良しなお友達は、両親も人格者が多いし、子供の教育に対しても 両親を見ていればしっかりとした教育をしている事が分かります。
(ちなみに、息子の現地校は公立なのでムスリム家庭が多い)
だから、私たち夫婦は残念ながら、B君に対してもう信頼がありません。
特にフランスでは、子供の言葉使いは、親の教育がとても反映されていると言われます。
学校に通っていると家の中では使わない汚い言葉を息子は覚えてきて、それを私たち夫婦にも使います。
例えば、「このやろー!」、「てめぇ〜!」、「くそやろう〜!」など、誰彼構わず子供が言っていたら親ならどうしますか?
冗談ではなく、本気で日常的に使っていたら、見て見ぬ振りをしますか?
もちろん、漫画やアニメなどテレビから影響を受ける汚い言葉使いもあります。
でも、旦那は凄くその言葉に対して、
っと強く叱ります。
親であって、友達ではない。っと。
子供社会で使って良い言葉と、大人に対して使って良い言葉なのかは、幼い頃から子供に注意しなければいけないのだと我が家のフレンチ旦那は強く主張します。
それは、お友達をお家に招いた時、必要最低限、そのお家のルールやマナーが出来る子は(我が家はコロナ対策もあり靴を玄関で脱いでもらいます)何かあった時、何かを要求したい時、ちゃんと私たちに対して、しっかりしている子が多いと実際に思ったからです。
だからこそ、B君に対してのイメージは払拭できません。
もしかすると、子供なので、息子が大泣きして嫌な気持ちになった事を反省しての優しさなのかもしれませんが・・・
B君に対するイメージは・・・きっとこれからも私たち夫婦は良くなる事はないと思います。
それは、大人社会でも子供社会でも同じかもしれませんね・・・
《お友達を選別する時の大切なポイント》
●どんなお友達なのか事前に子供からヒアリングして把握しておくべき
●自分の子供と同じ共通点があるお友達を選ぶべき
●最低限、大人に対する言葉使いが出来る子を選ぶべき
●人に危害を加えない子、思いやりのある子、優しい子なのかは大切
まとめ・あとがき
今回は、序章として、まず始めに決める事やする事、そして失敗談も踏まえ、リアルな体験話をご紹介しました。
最後に、お誕生日会を開催するメリットとデメリットをご紹介します!
●普段仲良くしてもらっているお友達に感謝の気持ちを述べる事ができる
●本当に仲が良いお友達なのかが分かる
●自分の子供の人気度が分かる
●学校での子供の立ち位置が分かる
●招待したお友達の保護者と仲良くなれる
●今後、お家に招待しても問題がないお友達なのか選別できる
●上っ面だけのお友達が完全に消えていく
●カルチャーが違うからこそ、気に食わないといじめの対象になる