Bonsoir〜!!
今日はクリスマス・イヴですね。
フランスでは「Le réveillon de Noël( ル・レヴェイヨン・デュ・ノエル)と言います。
実は、今年旦那から教えてもらいました。(←今更?)
そんな、ノエルの前夜ですが、今年は穏やかな時間で過ごしています。
今回も前回に引き続き先週末に行った息子の補習校での編集後記になります。
以前ハロウィンで行った、「ピニャータ」をまた今年中に作るとは全然予想していませんでしたが、
《前回の「ピニャータ」について》
ご縁?があり、また作る事になった「ピニャータ」。
そこで、いろいろなXmasキャラを探しましたが、やっぱり定番の「サンタとトナカイのピニャータ」に落ち着きました。
っと、いう事で作り方の詳細をご紹介します。
《前回の工作内容はこちらから》
「サンタとトナカイのピニャータ」を作ってみよう!!
【注意】ピニャータ1個の材料 ・ビーチボール1つ ※風船でも可能 ・和紙や書道半紙、新聞紙など薄い紙(コピー機の用紙でも可)10〜15枚 ※A4くらいの大きさで ・新聞紙 or 広告 ※ボールを固定しながら作業する時の台にします ・小麦粉 (大さじ2)+水(300cc〜500cc) ※季節の乾燥具合で水の分量を変えると最後までダマが出ずに塗れます。 ・糊用のはけ(筆) ・はさみ ・吊しヒモ or 輪ゴム ・絵の具 ※お好みの色をご用意ください 参考例: 【サンタ】赤、白、肌色、茶色or黒 【トナカイ】赤、白、黒、緑、青、茶色、黄色、肌色 ・絵の具の筆 ※大きめの平筆だと塗りやすく均一に塗れて作業が早い ・「ピニャータ」を吊るすヒモ 《その他/装飾に必要な物》 【サンタ】 ヒゲ用の綿 or コットンなど 【トナカイ】 ・耳用の茶色い画用紙 ・ツノ用の茶色い画用紙
1.デザイン案作成
まずは、どんなカタチで「ピニャータ」を作成するかを検討。
私たちの場合は前回作成したカボチャの「ピニャータ」のカタチをベースにする事にしたので、平面の顔の絵を立体的にイメージ図にして書き出してみました。
前側と後側が最低イメージ出来ていたら大丈夫だと思います。
2.【作業アップ効果】糊作り
小麦粉 (大さじ2)+水(300cc〜500cc)で糊を作る。
ポイントは、溶かすだけではなく、一手間ですが上記の材料を鍋に入れ火をかけ、溶かしながら糊を作った方がしっかりとした糊作りで早く作業が進められます。
前回の、糊作り詳細について
小麦粉 (大さじ2)+水(300cc)
↓ ↓ ↓
小麦粉 (大さじ2)+水(300cc〜500cc)に変更しています。
泡立器で何度も混ぜてみて、ダマが出来ない程度の水加減に調節してください。
実は、今回、同じ分量で糊を作ってみたのですが、
前回よりもダマになるのが早く、再度水を足して緩める。っと、少し面倒でした。
それは、フランスの冬・・・やばいくらい乾燥しています。
元々年中通して日本よりも乾燥しているのに寒くなってきてからお肌も髪もカサカサで全身クリームだらけにしないと乾燥が原因で身体中がかゆくなります。
そこで、かなり乾燥している事を感じたので、前回の内容から少し修正を加えてあります。
3.張り紙作り
細長い紙を多めに作る事!
三角形の紙を最低、大・中・小の大きさをランダムで作るのがベスト!
4.【作業アップ効果】土台を支えるひと工夫
いらない新聞紙、チラシを細長くして、丸く輪っかの様にしましょう。
この一手間で作業のしやすさがアップします!
5.紙を貼る作業
十字に長方形にした紙を貼っていきます。
反対にひっくり返して反対側からも重なっても良いので十字にまず張り、その間を貼る様にボールの曲線に貼り付けていきます。
その際、糊をベタベタかな?っと思うくらい全体に塗っても大丈夫です。
その後は、大・中・小の大きさで切った三角形の紙を重ねる様に貼り付けていきます。
6.一旦乾かす
なかなか洗濯物も乾かない時期。
天気が良ければ天日干しで。
悪ければお部屋乾燥で1日乾かせば乾くと思います。
ココまでしっかり乾けば大丈夫です。
7.下書き作成
下書きなしで色塗りをする自信がなかったので鉛筆にて下書き、色を塗り分ける際に間違わない様に簡単な色を加えて色別にしました。
参考例なのでお好きな様に工夫してください。
8.絵の具で色入れ
色塗りのコツは薄い色から濃い色へと塗っていくと、もし、イメージが違ったり、間違えても修正が効きやすいです。
今回使用した絵の具はアクリル絵の具を使用しています。
フランスの絵の具は伸びが良くムラが出来にくいので手に入る様でしたらアクリル絵の具をお勧めします。
左右の顔のイメージを確認して対象にすれば立体的に上手く見えます。
後ろ側も色塗りしてみましょう。
そして、完全に乾かしてください!
9.サンタのお髭と眉毛を付ける
サンタと言ったら白いお髭が特徴ですよね。
眉毛と合わせて、綿やコットンを使って糊で貼り付けてみましょう!
10.ビーチボールを取り外す
風船の場合は針で刺して割ってみましょう。一瞬です!!
ビーチボールの場合は、爪楊枝を刺してゆっくり空気を抜いていくと綺麗に剥がれます。
お菓子を入れる穴が小さいので切り込みを入れて内側へ折りながらビーチボールを抜くと良いです。
この織り込んだ部分は2重になるので吊るすために穴を開ける際の補強になるため、
わざと切り込みを入れ、織り込む事を前提に作っています。
11.左右に穴を開け、紐をつけて完成!!
今回、新聞紙も習字用の半紙も数枚しか手持ちがなく、コピー用紙を使用したため紙が厚く前回よりもかなり丈夫です。
ビーチボールを取り出す際に広げた穴から2〜3センチくらい下の左右に開けるのが良いでしょうか。
作り方で調節してみてください。
12.トナカイのピニャータ作り
上記のサンタ同様材料等もほぼ一緒です。
違うのは色塗りと装飾でしょうか。
その中でトナカイの耳とツノの作り方についてご紹介します。
13.トナカイの耳作り
こんな風に耳が立っている様にするための耳作りをします。
切りやすい様に小さめにして、再度型に沿って切り抜きましょう。
2つ作り、「ピニャータ」に貼り付ける側は糊を付けないで外側に折り目を入れてください。
そして、左右のバランスを見ながら貼り付けたら耳は完成です!!
ちなみに・・・
耳を垂れ耳にするか?
ツンと立った耳にするか?
あなたはどちらがお好みでしょうか?
4枚も切り抜くのは手間ですが、
この方法でしたらどちらも可愛い丈夫な耳が作れます。
14.トナカイのツノ作り
お次は、トナカイのツノです。
お好きなトナカイのツノのカタチに一つ描いて、それを切り抜いて型紙にしてもう一つのツノを作ります。
ちなみに、耳同様、貼り合わせて作るので4枚必要になります。
これで1組×2を作成しましょう。
そして、2枚を一組にして糊で貼り付けます。
全部ではなく下の「ピニャータ」に貼り付ける部分は糊を貼らない様に!!
このツノ、結構大きめです。
お好みで小さくても良いと思いますが、「ピニャータ」に貼り付けるので貼り付ける部分は少し長めに作成すると、ツノが立ちます。
そのために、貼り付ける部分には糊付けせずに外側に折りましょう。
いろいろ試しましたが、中側に付ける方がツノが立ちます。
こんな風にツノが立ちます。
コツは貼り付け部分が意外に長い事。
正面から見るとこんな感じです。
15.【番外編】トナカイのカチューシャ(市販)
今の時期ならではですが、いろいろなお店で仮装グッズも大量に販売されています。
その中で、もし見つかるのであれば、「トナカイのカチューシャ」を引っ掛けて利用する事も出来ます。
これは、息子用にあったものを利用したので、【番外編】として、こんなアイデアもあるよ。
っという、参考例です。
実は、このカタチの「ピニャータ」であれば、ちょうど上手い事利用できます。
実際に実践してみた子供の発見
今回は合同だったのでお友達のママさん達にも協力をして頂きました。
その中でかなり使える棒を貸してもらったので、
今回は前回よりも丈夫な「ピニャータ」でしたが、叩く棒も丈夫な物を用意出来たので、始める前から棒の取り合いでしたが、代り番こも出来て良かったです。
そこで気づいたのが、息子がいない。(°Д°;≡°Д°;)
そう、肝心な場面でいつも出遅れる息子。
そして、
子供たちを見ていると好奇心旺盛な張り切りたいタイプと控えめタイプ、本当はやりたいけど前に出られない傍観者タイプ。
きっと、大人になっても変わらない図・・・。
今回は2回目だった事もあり、周りを観察する余裕も少しだけありました。
そして、うちの息子は「本当はやりたいけど前に出られない傍観者タイプ」だという事。
終わった後になって、ずっと、ず〜と、
と、しつこいくらい言われましたが、終わりは終わりです。
そして、お菓子争奪戦も自分からなかなか入っていけない・・・。
前回も手作りバックに入りきれない程取れたお友達からおすそ分けしてもらう息子。
頑張れ〜!!
っと、母、心の叫び。
でも、予想通り、ちゃんとXmasツリーの飾りをひっくり返してバックにしてお菓子を詰めてくれました。
この、子供のお菓子争奪戦。
本当に素早かったです。(笑)
私個人の感想&反省 〜一番苦労した点〜
実は、この「ピニャータ」作りで苦労した点よりも、この中に入れるお菓子探しが一番大変でした。
前回もそうですが、日本の駄菓子みたいに安くて美味しい小分けになったお菓子や種類も少ないフランス。
売られているのは箱買い、まとめ買い、大量袋ずめ・・・。
気の利いた、小粋な小分けのお菓子・・・。
子供達が好きなお菓子・・・。
この時期限定のXmasツリーに吊るす用のチョコレートやヨーロッパで一番人気?の
HARIBO(ハリボ/フランスではアリボ)くらいしか見つけられず・・・。
ぶっちゃけ、
「ハイチュウ」や「果汁グミ」世代の私は・・・
硬くて銀歯が取れそうな「HARIBO(ハリボ/フランスではアリボ)」が・・・ あまり好きじゃない・・・(爆)
それ以外は卵形で中におもちゃが入っている「Kinder Chocolate (キンダーチョコレート)・・・。
大人用の一つ、一つ袋詰めになったチョコはあっても、子供用の小粋な小さめの袋詰めお菓子が少ない・・・。
まぁ、どうしてか?って、言ったら1回で一箱食べてしまったりするので販売元も包装にお金をかけないのがフランス流!?
だから、小分けにするお菓子を毎回探すのが普段でも結構手間です。
っと、いう事で小腹が空いた時のお菓子・・・フランス人にとって1箱ペッろと食べてしまうのでそれが何よりのカルチャーショック。
そんな、フランスあるあるネタに最後までお付き合い頂きありがとうございました!!
まとめとご挨拶
明日は、いよいよノエル当日・・・。
息子のミッションも今日で終わりました・・・。
《関連記事》
今年は初めてノエル当日だけの晩餐になる我がファミリー。
(それにはいろいろ訳ありですが、それはまた今度・・・。)
いや、正確には明日の朝からのまるっと1日になっただけでこれは、これで結構きついかも・・・。
今日は、義理母や旦那のゴットマザーにXmasカードを息子と一緒に作りました。
いつの間にかアルファベットが言える、書ける息子にウルウル。
1年前とあまりにも違う息子に感動です。(完全に親バカ)
最後の最後で親バカっぷり発揮で失礼いたしました。
それでは、素敵な夜をお過ごし下さい・・・!!
Joyeux Noël !! Bonne fête fan de année〜!!
やりたかったの。
えい、えい、やりたかったの!(棒で叩きたかった!)