Bonjour〜!!
今年の春のバカンスは久々に充実した日々を送れました。
それは、息子のイヤイヤ期を脱した事と、息子自身がいろいろな事に挑戦出来る歳になって来た事が大きいです。
そこで、今年の春休みはお友達のお子さんと一緒にスポーツのアクティヴィティに参加させました。
そこで得たものは大きかったのでこれから定期的にいろいろな事に挑戦させて息子の潜在能力を活発にさせたい!そんな親の欲が出てきました。
今回は、日本とは違ったシステムが多いバカンス大国フランスの子供のバカンス期間の過ごし方についてお話しします!!
まずは、親が考える事
はじめに、子供のバカンス期間を充実させるため、そして何よりも親の負担にあまりならない様に長いバカンスをどう子供と向き合うのか?
●子供と一緒の時期にバカンスを取得して旅行へ出かける →一番お金がかかる ●祖父母に預ける →一番経済的 ●託児所や学童に預ける →お金がかかる ※親の所得による ●ヌヌ(nourrice=nounou:ベビーシッター)に預ける →お金がかかるけど融通がきく ●子供を1日預かってくれる「Centre aéré」、「Activités pour enfants」、「Stage Vacances」などの課外活動、野外活動を専門に行うセンターに行かせる →お金がかかるけど学びも得られる
●近くの公園へ遊びに行かせる →お金はかからないが、バカンスじゃない日常と一緒 ●お友達のお家へ遊びに行かせる、または遊びに来てもらう →お金は最小限で友達同士仲良くなれる
など、子供と過ごすバカンス、どこかへ預けるバカンス、ずっと家の中で過ごすバカンスなど家庭によって様々です。
そして、日本よりはバカンス休暇が取得しやすいと言ってもがっつり家族旅行へ春夏秋冬あるバカンスへお出かけする程の(長期間)お休みを取得する人はそれぞれの家庭で違います。
我が家は日本人の様な働き方をする旦那なので上司から休みを取得する様に言われて、(年間5週間、労働者に有給を与えなければいけない)
急にまとめてがっつり有給消化をする我が家の大黒柱のおかげで、毎回計画が立たない、遠出の旅行にお出かけができない家庭です。
でも今回は、お友達のお誘いもあり、「Stage Vacances」の中のスポーツを中心に行ってくれるセンター(スクール)へ預けました。
子供のための課外活動、野外活動を専門に行うセンターとは?
特に都心部には数多くのバカンスの時期、毎週水曜日(都市によって2018年夏休み前まで公立校は毎週水曜日(午前中)は学校があるので午後から)など、働く親のために子供を預ける施設がたくさんあります。
スポーツ、ダンス、絵画、音楽、英語、水泳、乗馬など種類も豊富で、年齢は基本的に3歳以上からですが、センターによっては幼稚園児はかなり出来る事が限られるので、預けたい日にち・期間と料金と空き状況(人数制限ありが一般的)で選ぶ人が多い様です。
そして、経済的に長く預かってくれる(ランチ付き)&料金が安いセンター程すぐに定員いっぱいで締め切ってしまうのだとか。
1日から預けられますが、まとめて連日預ける方が1日の料金が割安になる事が多いです。
子供が楽しめる様になるのは我が息子の様に4歳以上のお子さんをお持ちの家庭の方が利用する人が多いです。
ちなみに、センターによっては子供の年齢で出来る事の差があるので、年齢別で一週間の日程が分かれていたりします。
通わせるためのステップとは?
まずは、
●どこに通わせるかを選んで、連絡。
●電話で対応または直接受付センターへ赴き、料金、どんな内容なのかの説明を聞いて、
通わせるのか?違う場所にするのか?を判断。
※センターまで行く時間がない場合は手続き書類をPDFで送ってもらうなど柔軟な対応が出来るセンターの方が利点が大きいです。
●必要な書類を用意して(直接)書類を提出、料金の支払いを済ませる。
●子供を通わせる日時に送り迎えをして完了。
そんな流れが一般的の様です。
これも、相変わらずですが、市が運営しているセンターと私立校の様にプライベート(個人)運営のアソシエイション(協会)もあるのでそのセンターの規約に合わせて契約を交わした方が良いです。
医師の診断書が必要なセンターもある
今回、息子を通わせた「Stage Vacances」を扱っているのセンター(スクール)は事前に一週間のメニューが決まっていて、いろいろな場に連れて行ってくれたり(プールや乗馬場)、スポーツを団体で行う事も含め、通わせる前の手続き書類の中に「Certificat médical(医師の診断書)」が必要でした。
でも、実はお引越ししてから一度も小児科医にお世話になる事なく過ごしてしまった&フランスの専門医は必ず予約が必要だったり・・・と、
医療の順序がかなり面倒くさい&緊急を要する病気だったらどうするんだ!?
っと、医療大国だけど原因不明の病気にかかったら正確な病名が分かるまでたらい回しにされる医療ルールがあったりします。
でも、小児科医ではなく、一般医からの診断でも良い。っとの事ですぐに近所の予約なしで診断してくれる一般医を見つけて受診。
ついでに今までの予防接種履歴の取りこぼしまでチェックされ、
今年、日本で流行っている&恐怖の渦になっている「はしか」を含む予防接種を指摘され、かなり良いタイミングで後日打ちに行きました。
そんな訳で、すべての課外活動を行うセンターから必要とされる書類ではないとは思いますが、
フランスは日本と違っていろいろな近隣諸国からの移民が多い、多民族国家でもあります。
小児科医によっては予防接種第一主義な人も多く、副作用を恐れて最低限しかしない、したくない家庭の事情もありますが、子供を団体行動させる上で、必ずしておかなければ自分の子供だけではなく他の子供にも影響を与えるウイルス感染などが蔓延した際に責任を問われるのは親です。
日本の様に保健センターから予防接種のお便りなど、来ないのがフランス。
この出来事をきっかけに、日本とフランスなど国と国を行き来する私たち家族にとっては必要最低限な予防接種がちゃんと行えて良かった事と引っ越して自分たちのホームドクターを探さなければいけなかったので、かなり良い一般医に出会えてラッキーでした。
「Centre aéré」、「Activités pour enfants」、「Stage Vacances」のキーワードでサイトを探すといっぱい該当するセンター情報が得られます。
結果的に何が良かったのか?
きっと、1年前の息子のイヤイヤ期状態でどこかへ行かせる&団体行動をさせる。っという事は、息子の性格上、一人で知らない子ばかりの中に放り込まれたら続かなかった&かなりのリスクで速攻、手に負えない。っと、呼び出されていたと思いますが、
今回は知っている子がいる。
そして、また違うお友達もできる。
っと、いう事で協調性と何よりもストレス発散の場になった様で終始おうちの中でもご機嫌&疲れてぐっすり眠ってくれるので親のストレスも軽減。
そして、何よりも体力が明らかに増した事。
それは、その後のバカンスでも大いに良い子ちゃんぷりっを発揮してくれたので、
次回はどこに行かせようか・・・
習い事に消極的だったインドア派の旦那にも大いに影響を与えてくれました。
まとめ
この日本では一般的ではないバカンス時のシステムがあるおかげか?
体育の授業が基本的に無いフランスの学校教育でスポーツが得意な子とそうでない子の格差が生まれている様にも思えます。
それは、学力の差でもあるので、我が家は子供の能力を伸ばしてあげるためにも今後どういう風にバカンスを過ごさせるかを今回初めて専門スタッフのいるセンターに預けてみて、息子の数日後の成長をみて、何かしらの習い事はさせてあげなければいけないなぁ〜っと、痛感しました。
イヤイヤ期を脱した今はどうストレス発散させ、毎日ニコニコ笑顔で過ごさせるのか。
親の課題はまだまだ続きます。
次回は、雨の日の子供の遊び場をご紹介します!!
日本に帰国するから良いタイミング〜!!