【南仏マルセイユ】音響と映像にこだわった近未来の最新映画館「シネマ・ヨーロッパ・コープ・ラ・ジョリエット」とは?

Bonjour〜!!

JAGAKO
唐突ですが、あなたは何か趣味や好きな事はありますか?

私は好奇心旺盛なので、いろいろな場所、いろいろな人達に出会える場所へ訪れる事が好きです。

だから食べ歩きや旅行、観光やお祭りなど、何かしらのアクティヴィティに参加する「アウトドア派」でもあり、漫画やゲーム、音楽・映画鑑賞も好きなので、ダラダラとお家で過ごす「インドア派」でもあります。

そんな「アウトドア派」でもあり、「インドア派」な私と違い、我が家の大黒柱はお家でずーっと過ごすタイプのゲーマーオタク&映画オタクです。

そんな旦那が大好きな場所がマルセイユにオープンしました。

それが、最新型のシステムが搭載された未来型映画館「Cinéma EuropaCorp La Joliette(シネマ・ヨーロッパ・コープ・ラ・ジョリエット)」です。

今日はそんなマルセイユの最新スポットをご紹介します。

【マルセイユ観光】新スポットがいっぱいのジョリエット駅周辺は熱いエリア!

2017年3月6日

 

都市開発区の一等地にドォ〜んとオープンした「シネマ・ヨーロッパ・コープ・ラ・ジョリエット」とは?

新しい「Euromed(ユーロメッド)」地区の中心「CEPAC Silo(劇場)」の前に2019年3月末にオープンした「Cinéma EuropaCorp La Joliette(シネマ・ヨーロッパ・コープ・ラ・ジョリエット)/(4DX)」またの名を「Multiplexe(マルチプレックス)」です。

JAGAKO
てか、名前長っがぁ〜い!

左の建物が「CEPAC Silo(劇場)」

JAGAKO
地元の人たちからは「ヨーロッパ・コープ」、または「Multiplexe(マルチプレックス)」と呼ばれています!

映画館の名前にもなっている、運営会社「EuropaCorp(ヨーロッパ・コープ」は、フランスを代表する映画監督、プロデューサー兼、脚本家の「Luc Besson(リュック・ベッソン)」 と 俳優 、映画プロデューサーでもある「Pierre Ange Le Pogam(ピエランジュ・ル・ポギャム)」と共同で設立されたフランスの映画スタジオで 、映画制作以外にも、音楽制作、書籍の出版、コマーシャル制作、フランスのテレビや国際的な放映権の販売など多岐に渡って運営しています。

そして、その中の一つとして、劇場配給も行っています。

Luc Besson(リュック・ベッソン)

●フランスで最も有名な映画監督、プロデューサー、脚本家

●代表作に、Léon ( レオン/1994 )、Nikita ( ニキータ/1990 )、Taxi(タクシー/1998年〜)など

この映画館がオープンした場所はマルセイユの観光の名所「Vieux-Port (ビュー・ポール/旧港)」から北、マルセイユの有名な開発区の中でも、2014年にオープンした「Les Terrasses du Port(レ・テラス・デュ・ポール)」という、ショッピングセンターを皮切りに、どんどん開発が進む「Jolietteジョリエット)」駅周辺に位置します。

今でも開発が進むエリアで、住居用のアパルトマンから、スーパー、公園、学校(私立、公立、インターナショナル)、ホテルやレストランが建設されたり(計画中のもあり)、バス停、メトロ、トラム、鉄道など公共交通機関も次々と開通し、快適で便利なエリアへと変貌を遂げています。

そんなジョリエット」駅周辺エリアは、多くの企業も集まる商業地帯でもあり、交通の便が良く、クルーズ船も停泊するので、陸からも海からも多くの観光客が訪れやすい新スポットになっています。

クルーズ船も停泊する場所

 

最新型システムを搭載した映画館「マルチプレックス」の特徴とは?

「マルチプレックス」は、全14室、2081席完備され、テラス付きのプライベートスペースもあり広々とした空間が広がる、面積11,975m²の大きさを誇る複合施設です。

レーザープロジェクターが装備されており、音響、明るさ、色彩、コントラストはシャープで印象的な画質を存分に楽しむ事ができます。

そして、往来の8つの劇場に加え、それぞれテーマの違う劇場も人気です。

特に、新しいコンセプトで構成されるリラクゼーションを重視したプレミアムスペース(3室)の劇場では、最高の音響と映像の品質、最新技術が搭載されているだけではなく、入口から観客席までの広々とした通路があり、ゆっくりくつろげるアームチェア、飲食用のホルダー以外にも自由に稼動できる、リクライニングチェアや寝椅子なども備え付けられているため、快適な環境で映画を鑑賞する事ができます。

定番の客席にはセンターに二人掛け用の椅子(DUO)もあり、カップル、家族連れで快適に過ごせる空間になっています!

劇場の特徴

●往来型の劇場8つ完備

●Dolby Cinema(ドルビーシネマ)完備の劇場

●最新システムの4DXとScreenX完備の劇場

●レゴとコラボした装飾と滑り台、ミニソファ、クッションが完備のポップでキュートなキッズルーム

POINT リラクゼーションを重視した寝椅子完備の劇場がコンセプト

●飛行機のファーストクラスと同じ座席を完備した最高級の劇場

●飛行機のビジネスクラスと同じ座席を完備した寝椅子の劇場

●プライベートラウンジとバーを兼ねた劇場

入館して一番初めに目に付くのは大画面のスクリーンです。

この迫力満点なスクリーンは、映画の予告や館内の案内、イベント他、実際の映画も上映されていたりと、待ち時間を有意義に過ごせる工夫があります。

JAGAKO
両面式のスクリーンでどこからでも見られる〜!

入口から入館してすぐのメインロビーにあるスクリーン画面から、正面の大階段を上って・・・かと思いきや座ってくつろげるスペースにもなっています。

HARIBOのマスコットが正面に!

 

《映画館と言ったらポップコーン!が売店で一番の人気》

《チケットの購入は館内の液晶画面からでも事前に専用サイトからでも可能》

購入チケットを受付でチェックしてもらい、上映劇場の番号を確認していざ入室!

 

未来型システムを体感!スリル満点の「4DX」・「ScreenX」・「Dolby Cinema」は往来の映画館と何が違うのか?

JAGAKO
日本でも続々と登場している未来型システム搭載の映画館の目玉になっている 「4DX」と「ScreenX」!!

そして、「Dolby Cinema」とはいったい何なのか?

南仏マルセイユにオープンした「マルチプレックス」に登場した劇場の中で「4DX」と「 ScreenX」の劇場、そして「Dolby Cinema」という劇場がお目見えした事で、今までの映画館には無かった臨場感溢れる映画を観覧できる様になりました。

JAGAKO
そこで、「4DX」、「ScreenX」、「Dolby Cinema」をまとめてみました!

「4DX」は、一言で言うと、

JAGAKO
映画の世界を5感で味わう事ができる「体感型」映画館です!

韓国のソウルに本社を構える「CJ 4DPLEX」によって開発された「4DXテクノロジー」を搭載した最新システムの映像がウリのデジタルシアターです。

映画業界の中で最も注目を集めている、最新「体感型(4D)」映画館は、世界的にも非常にハイテク機能を持ち併せています。

劇場内の座席には、高度な技術システムが装備され、映画のシーンに合わせて前後、上下左右に座席が動き、その衝撃を再現します。

そして、電車や飛行機の揺れ、嵐や雨のワンシーンでは、水しぶきや風が吹いたり、滝の涼しさを感じたり、雷のフラッシュやお花や煙の香りなど、目で観るだけだった映画の世界から、5感で感じ、体で全部で体感できる特殊効果が特徴のシステムです。

特に臨場感や激しい感覚が強く求められるアクションシーンの映画では、自らがその場にいるかの様な、錯覚を起こす特殊な座席の効果が注目されています。

通常のシネマでは得ることができない特殊効果によって、アトラクションのようなドキドキ感や、映画の世界に入りこんだような圧倒的な臨場感を体で感じ、その魅力を最大限に味わう事ができる、アトラクション・スタイルの「4DXテクノロジー」を一度は体感してみる価値ありです!

注意

●映画上映時間中、ずっと遊園地のアトラクションに乗っている感覚になるので乗り物が苦手な人は注意

●急な演出(座席の動き、風や水しぶきなど)でびっくりするので心臓が弱い人は注意

●乗り物酔いしやすい人や体調不良の人は注意

●臨場感抜群なので、飲食物の確保に注意する

実は近年、遊園地などのテーマパークでも「4DX」を搭載したアトラクションが注目を浴びています。

【南フランス】南仏プロヴァンス地方で見つけたおすすめテーマパーク・遊園地&動物園

2019年10月7日

そして、

「ScreenX(スクリーンX)」とは、次世代型映画上映システムとして世界的に注目を集めています。

劇場内の設置された3面マルチプロジェクションは、正面のスクリーンに加え、両側面(壁面)にも映像が投影され、270度の視界すべてで映画を鑑賞することができ、映画の世界に入ってしまったかの様な臨場感を体験する事ができます。

そして最後に、

「Dolby Cinema(ドルビー・シネマ)」の最大の特徴は、音響と映像の素晴らしさが他と違う事。

特徴的なシステムの一つ「Dolby VISION(ドルビー・ビジョン)」は、真っ暗な暗闇から放たれる、輝度の高い映像や、コントラスト比の高さなどが魅力で、「Dolby Atmos(ドルビー・アトモス)」は、画面上の動きに合わせた立体的なサウンドがインパクト大です。

JAGAKO
スリルを体験しながら映画に没頭したいには、「4DX」と「ScreenX」が完備されている劇場がオススメ!

 

映画だけじゃない!体験型バーチャルゲームも充実

液晶のチケット販売、売店があるロビーから(劇場の入口へ続く階段の1階)奥を進むと「VR ZONE Portal(VRゾーン・ポータル)」という、 新しい仮想現実体験のブースがあります。

Bandaï Namco(バンダイナムコ)とのパートナーシップで制作されたフランス独自の仮想現実の世界を体験できます。

各4つの新しいゲームのブースがあり、特に人気なのが世界中で愛される「マリオカート」!

そして、バーチャルな世界が体感できる各ブースエリアはゲーム好きにはたまらない場所でしょう。

《「The Big Fear of Heights Experience」》

《「Argyle Shift」と「Hôpital Escape Terror」》

「VR ZONE Portal」

①Mario Kart VR(マリオカートVR)・・・参加者4人まで/4分30間のプレイ

②The Big Fear of Heights Experience(ビッグ・フィア・オブ・ハイツ・エクスペリエンス)・・・参加者2人/3分30分間のプレイ

③Hôpital Escape Terror(オピタル・エスケープ・テロ)・・・参加者4人/10分間のプレイ

④Argyle Shift(アーガイル・シフト)・・・参加者2人/4分30分間のプレイ

その他、プリクラ機などはありませんが日本同様時間つぶしに最適なゲームセンターもあります。

それから、ディズニー、レゴなどのキャラクターのグッズ販売店、待合室のキッズルーム、スターバックス、ハーゲンダッツなどのイートインコーナーなども充実しています。

 

マルセイユと言ったら・・・HARIBOのグミ!

世界で初めてグミのお菓子を開発し、90年以上もの歴史がある老舗の「HARIBO (ハリボー) ※フランスでは”アリボ”と呼ぶ 」は、世界中で販売され、世界最大のグミの製造会社に成長しました。

実は、ドイツの製菓会社なのですが、ヨーロッパを中心に10カ国16製造工場が稼働しています。

その一つがマルセイユ市内にあります。

だから、スーパーを始め、いろいろな場所でよく見かける子供達の定番グミのお菓子は「HARIBO」が1番、定番中の定番です。

フランスの子供達はみんな大好きなのですが、日本のグミに比べたらとても硬いので、私たちの年代では賛否両論のグミです。(苦笑)

ヨーロッパでは、この硬めのグミが、脳に刺激を与え、顎を鍛え、よく噛む習慣が付き、他のお菓子をいっぱい食べすぎない。などの効果があると言われています。

そして、日本の駄菓子の様に充実した小分けになったお菓子があまり無いので、イベントなどで人にあげたり、頂いたり、学校のお菓子タイムに持参するのには、意外にも重宝するお菓子の一つです。

種類も多く、グミ以外に、Tシャツ、キャンディーボックス、おもちゃなど含む60種類近くのお菓子を販売しています。

日本ではグッズまでは見かけませんが、この映画館では、グミ以外の商品も購入することができます。

《映画館情報》

Cinéma EuropaCorp La Joliette(シネマ・ヨーロッパ・コープ・ラ・ジョリエット)

※Multiplexe(マルチプレックス)

●住所:EuropaCorp La Joliette – 54 rue de Chanterac 13002 Marseille

●電話:(+33)0892 69 66 96

●営業時間:10 : 00〜00 : 00

●定休日:年中無休

●料金:・【14歳未満 6.50€/【12時間前の事前購入】9.90€/【15歳以上の学生】9.90€/【65歳以上】12€/【大人】13.50€

・【プレミアムエリア】(ドリンクとスナック込み)23€ ※Ciné Pass

・【プレミアムエリア】(ドリンクとスナック込み)35€ ※リラクゼーションルーム

注意!基本料金に追加あり!!

・3D上映劇場 + 2€

・ScreenX上映劇場 + 3€

・Dolby Cinéma上映劇場 + 5€

・4DX上映劇場 + 6€

その他、割安になる回数券、年間パスもあり

●交通情報:【お車でのアクセス】A50号線、 Tunnel Prado Carénage(プラド・カレナージュのトンネル:有料)利用「Les Ports」出口

※有料駐車場「Urbis Park Euromed Center」完備

※映画館ご利用者:4時間毎4.50€

【メトロ】Joliette駅下車、約徒歩10分/Désirée Clary駅下車、約徒歩10分弱

【トラム】T2/T3 Arenc le Silo駅下車、約徒歩3分

【バス】35番、35T番、49番、55番、82番

 

映画館の近隣には何がある?

14劇場と2千人以上の観客が同時に収容できる、複合型の映画館「マルチプレックス」を含む、「Euromed(ユーロメッド)」センターには、南仏の中でも地中海に面し、市内中心部の娯楽と文化地区として、多くのバカンス客を迎い入れるため、新しいホテルが次々とオープンしました。

《ビジネスホテルを始め、会社のオフィス街なので平日も賑わう(ちなみにこの日は日曜日)》

《ホテルの1階にはレストランやブティックが立ち並ぶ》

週末の日曜日は近隣のレストランが閉まっているところもありますが、空いているのでプラプラ出かけるのには人ごみが少なくて穴場です。

「Euroméditerranée」の都市開発区にそびえ立つ、「Porte Bleue」のタワー

 

《有名フレンチシェフとコラボしたレストラン》

《アジア系のレストランチェーン》

まだ未完成のお店も多いですが、訪れる度に何かしら新しいお店が増えている今、マルセイユで一番ホットな場所です。

 

あとがき&まとめ

フランス人(定番)娯楽の一つ、映画鑑賞。

社交の場でもよく話の話題になるのが最新映画について度々あります。

街の中には年代物の古い映画を上映する映画館から、最新式の映画館など、取り扱われる映画も様々です。

何よりも、入場料が日本に比べると安いので、映画館へ訪れる人が、老若男女、日本人よりもとても多く、必然と映画の話をする機会が多いのもフレンチカルチャーの定番です。

だから、最新映画が登場するといち早く来場する人も多く、週末は特に映画鑑賞を楽しむ人が多いフランス。

そんな映画館は、魅力がいっぱいですが、語学力の乏しい私には・・・

全部は理解できないけれど、集中して楽しめる分、外国語の練習の場でもあります。

 

ココが魅力!最新映画館まとめ!!

●通常の劇場・・・最新式のシステムが導入されたホールがある。その中でも、「DUO」という大きな2人掛けのベンチシートは、広々とした作りで、カップルにも家族連れにも心地よく利用できる。

●Salle Kids(キッズルーム)・・・特別に設計されたキッズルームは、デンマークの玩具会社、LEGO(レゴ)とのコラボにより、カラフルで楽しい雰囲気の内装で子供が喜ぶベンチ式の椅子、クッション、滑り台などが設置され、最年少の聴覚を傷つけないように音響の質にもこだわった作りです。最大70人の観客が収容可能で、2〜14歳までの子供が対象。(その同伴者可)

●Dolby Cinema(ドルビーシネマ)・・・最も壮観な映像と音響技術、そして洗練されたデザインと絶対的な快適さを組み合わせた空間。

●La salle 4DX・・・息を飲むような体験が座席のシステムによって、アトラクションの様な動き、匂い、風など5感、全身で刺激を感じ、臨場感溢れる世界へ誘います。

●La salle Cocoon (ラ・サル・コクーン)・・・航空会社のファーストクラスと同じ座席が完備され、座席にはタブレット、USBソケット、収納スペース、個人用のムーンライト、プライベートスペースのカップルシート、リクライニング機能、ドリンククーラーなどが装備され、最高級の空間を演出でおもてなしをしてくれます。

●La salle Tediber(ラ・サル・テディバー)・・・・航空会社のビジネスクラスと同じシートが使われ、ベット式の座席に横たわりながら自分の部屋にいるような印象を与えながら映画を楽しめます。




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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で芸大時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。