Bonjour〜!!
南仏のバカンスの楽しみ方に、自宅プールとテラスやガーデンで人を集めてバーベキューなどのパーティーがよく開催されます。
暑くなればなる程、頻繁にあちらこちらで、ご近所迷惑も何のその!?爆音な音楽と共に笑い声が聞こえて来るのが南仏の風物詩です。
前回のフランス人定番アペロのおつまみは、サッサっと出すだけの、超〜簡単おつまみメニューでした。
今回は、ちょっと手を加えた手作りメニューをご紹介します。
アペロ用のおつまみでも、食事を始める前の前菜としてでも活躍する一品です!
●包丁や火を使う。だけど簡単なメニュー
●比較的少人数のパーティーで活躍の一品
●初心者でも材料さえあれば、簡単に作れる一品
●アルコールが苦手な人でもつまみたくなる様な一品
フレッシュトマト「サルサ」でさっぱり
本場の「サルサ」は辛い物が多いので子供や辛いのが苦手な人でも難なく食べられるトマトや玉ねぎを細かく刻んでトマトケチャップでマリネする「サルサ」など、材料も少ないメニューなど、お好みで辛さの調節が可能です!
お好みで 南仏ハーブを混ぜれば、一気に南仏っぽくなります。(っと、言っても元々はスペイン語圏の料理ですが・・・)
・スペイン語で「ソース」全般を意味する
・特に一般的なのが、「salsa roja(サルサ・ロハ = 赤いサルサ) 」・・・トマトを主体に唐辛子とコリアンダーを刻んで混ぜたサルサや、「salsa cruda(サルサ・クルダ = 生のサルサ)」・・・サルサ・ロハと似ているが、玉ねぎなどが更に入ったもっとさっぱりしたサルサ
完熟アボカドで「ワカモレ」に挑戦!
栄養価の高い「avocado(アボカド)」は、暑くてあまり料理をしたくない日でも重宝する野菜です。
ただ、まだ熟していな「アボカド」の場合は、スライスして、醤油をつけて食べても、スモークサーモンや生ハムを巻いて食べても美味しいです。
「ワカモレ」を作ろうと思って割ったらまだ早かった。
そんな時でも料理のアレンジはいろいろ可能です!
前回、ご紹介した、ただ出すだけ、お皿に盛るだけの「chips(チップス)」をワンステップ進化させて、
単調な「チップス」の味を進化させてみるのも面白いです。
フランスには、こんな、「ワカモレ」など、ディップソースに付けて頂く専用の「チップス」もあります。
実は、それに合わせたソースも販売されていますが簡単なので保存料なしのオリジナル「ワカモレ」を自分で作ってみてはいかがでしょうか?
・メキシコ料理
・基本のワカモレレシピは、アボカド、タマネギ、レモン(ライム)の果汁に塩胡椒のシンプル。
※トマトやコリアンダー(パクチー)を加える場合もあり
・トルティーヤ・チップスと一緒に頂くのが一般的
・トルティーヤやタコスの具としてもよく使われる
「チリコンカン」は外国人ウケもバッチリ!
以前、日本へ一時帰国していた時、男友達が男子飯として、「Chili con carne(チリコンカン)」を紹介していて、幸い「チリコンカン」の材料がすぐに手に入るフランスに住んでいるので、自分でも挑戦してみて、試しにフランス人にトルティーヤ・チップスと一緒に食してもらってから、リクエストが入る様になった一品です。
韓国キムチの様なアジア人が好きな辛い食べ物、実はヨーロッパ人は結構苦手なのですが、いろいろな香辛料が入っているスパイシーな「チリコンカン」の味はウケが良い様です。
「ワカモレ」と違って、冷凍保存が可能なので、たくさん作ってストックし、アペロのおつまみ用でも、我が家の手抜き料理「タコス」料理に重宝しています。
きっと、「サルサ」や「ワカモレ」のディップ系のソースは、市販の物がどこのスーパーでも比較的手に入る定番の味なので、真新しいのかもしれませんが・・・
新しい食をおもてなししてみたい方は、機会があったらお試しを〜!
・アメリカの国民食
・ひき肉(牛肉が一般的。その他、鶏肉、豚肉などのミンチ肉)と玉ねぎを炒め、トマト、豆類(白や赤インゲン豆、ミックスビーンズなど)を加え、チリパウダーなど香辛料で煮込んだ料理
手作りでちょっと一手間!「ディップ」
フランスへ来てから、テレビのCMでもよく見かけ、実際にフランス人のホームパーティーへ行くと必ず?っと、言って良いほどよく見かける定番の「Dip(ディップ)」。
市販の種類も豊富ですが、やっぱり手作りでも簡単に作れるので、ぜひ試して欲しい一品です。
・アメリカが起源
・元々、英語で「液体に少し潜らせる」という意味
・今では、国、地域のよって様々な「ディップ」ソースがあり、具材も味も多種多様
・主なディップの代表は、クリームチーズ、サルサ、ワカモレなど
・フランスではツナのディップが安定の人気
ワインの定番「ブルスケッタ」と「クロスティーニ」
「ブルスケッタ」をご存知でしょうか?
一般的なフランスのワインバーに行くと「ブルスケッタ」または、「Crostini(クロスティーニ)」と呼ばれるおつまみがあります。
私の住む南仏はイタリアに近い事もあり、イタリア、スペイン料理の食材や食文化に似ているところがあります。(オリーブオイルをふんだんに使う料理が多いなど。)
そこで、夏の時期はロゼワインが美味しい時期なので、さっぱりしたワインに合う「ブルスケッタ」や「クロスティーニ」は、バゲットと冷蔵庫の残り物でパパッと作れる一品でもあります。
・イタリア料理の郷土料理でおつまみや前菜など軽食
・スライスしたパンをカリカリに焼き、その上にニンニクを擦り込み、オリーブオイルと塩コショウで味を付けただけのシンプル前菜
・今では、トマトを乗せた「ブルスケッタ」が一般的に浸透
・アレンジを加えいろいろな野菜やサラミ、チーズを乗せる場合あり
・「クロスティーニ」に比べるともっとシンプルなレシピ
・イタリアの前菜
・スライスしたパンをトーストし、いろいろな食材を乗せて楽しむワインのお供
・「ブルスケッタ」の様にパンの上に乗せる具に決まった種類が無いのでレシピは無限大
・地域によって、スープに浸して食す場合もある
バッゲットに浸して癖になる「アヒージョ」
「ajillo(アヒージョ)」は、マッシュルームなどのキノコ類やタコやエビなどの魚介類をたっぷりのオリーブオイルとニンニクで軽く煮た料理で、具材をバゲットの上に乗せたり、ソースに絡めて頂く一品です。
大勢のパーティーには向きませんが、10人以下の少人数パーティーだと好まれやすい一品です。
・スペイン料理
・ニンニクとオリーブオイルでキノコ類、魚介類、野菜を煮込んだ料理
・元々はスペインのマドリードで代表的なタパス(小皿料理)の一種
新鮮な野菜で「バーニャカウダ」
前回、包丁も使わない、ただ食材を洗って盛るだけの「プチトマト」や「ラディッシュ」をご紹介しました。
その応用編で、「Bagna càuda(バーニャ・カウダ)」を作って添えてみると見栄えもアップし、尚且つ単調な野菜の味が一層美味しく頂ける様になります。
・イタリアのピエモンテ州を代表する冬の鍋料理
・ピエモンテ語で「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「熱い」を意味する
・牛乳でニンニクを煮込み、臭み消し、アンチョビで味を整えるシンプルなソース
・日本では、鍋料理というよりもディプ系のソースとして浸透。サラダにかけるだけのドレッシングも販売されている
おつまみソーセージは子供に人気!
フランスは人口よりも牛や鶏など家畜の数の方が多いと言われる酪農国、そして農業大国です。
いろいろな加工食品が存在しますが、こちらは、あえてアペロ用に一口サイズに作られたソーセージです。
子供のお弁当にも入れやすい大きさなので、重宝する一品です。
カロリーオフしたい人は、電子レンジで温めるか茹でるだけで十分です。
フライパンで油を引き焼くと一層香ばしくなって美味しいです。
そして、ケチャップやマヨネーズを添えると子供達はすぐにペロリと食べてしまう一品でもあります。
おつまみ「フロマージュ」はサラダ感覚!
チーズ王国フランス。
チーズの事をフランス語で、「Fromage(フロマージュ)」と言います。
多種多様な「フロマージュ」があり、地域によって様々なフロマージュがあります。
その中でも、イタリアンの前菜として有名な「カプレーゼ」に使われる「mozzarella(モッツァレッラ)」の中でも、一口サイズでパクリと頂ける形に加工された一品もあります。
おつまみとしてもプチトマトと交互に刺しても良いですし、ドレッシングと絡めてマリネしても美味しく頂けます。
最終的にはサラダの具材としても重宝します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
外国人に好まれるアペロメニューですが、いろいろな国籍の人が集まれば、好みも十人十色です。
アペロと言ってもアルコールを飲めない人でも気軽に参加できるのがフレンチパーティーの良いところです。
そんな私もお酒の場は好きですが、そんなにアルコールは強くありません。
毎回、自分は控えて、お酒を飲む子を送り届け(要はあし)、アルコールよりも食べ物を満喫するタイプです。
だから、ノンアルコールドリンクや通な料理には詳しくなりました。
そんな私が、フランスへ来て感じる事は、日本人のアルコールが強い人は食事(食べ物)は程々に、飲む事が中心な人が多かったのですが、ヨーロッパの人は、アルコールも強いですが、食べ物もたくさん摂取するので、美味しい料理をよく知っています。
いろいろな事が分かる国際交流。
あくまでも参考程度に、あなたのおもてなしの一品を探してみてくださいね。
次回は、成功だけではない失敗もして学んだ、外国人が本当は嫌いな日本食についてご紹介します!