【国際交流】外国人が本当は苦手な日本食

Bonjour〜!!

人をおもてなしする時、何かを持ち寄りでお邪魔する時、何気に気になる「ウケ狙い」(←そう思うのは私だけ?)

でも、お国変われば100人の外国人がいて、100人全員に「ウケが良いモノ」を目指すのはとても難しいです。

そして、日本の文化や習慣、食べ物に興味がある外国人でも「ウケが悪い」食べ物がもちろんあります。

私が失敗した体験談や国際結婚によって広がった交友関係から、本当は外国人には「ウケが悪い」食べ物をご紹介します。

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日本の冬の定番「ぜんざい」や「おしるこ」

冬の時期になると無性に懐かしく思う「ぜんざい」や「おしるこ」は、日本を代表する小豆料理(スープ)です。

この、「ぜんざい」や「おしるこ」の甘いスープが意外にフランス人には不評です。

でも、フランスには日本には一般的に販売されていない豆類の種類が豊富にあります。

そして、アフリカにはこの「ぜんざい」や「おしるこ」に激似な甘いスープもあります。

だから、アフリカ系フランス人の方からは懐かしい味がする!っと高評価でも、白人系のフランス人には特に不評です。

ちなみに、フランスにも中国産の小豆が売られています。

アジア人にとっては一般的な小豆ですが、フランスのスーパーではあまり販売はされていません。

でも、「Haricots rouges(赤インゲン豆)」(レッドキドニー )と呼ばれる、豆が小豆に似ていて、(小豆よりも大きい)一番ポピュラーで缶詰に加工されている物や乾燥豆が販売されています。

砂糖で煮込むと小豆や金時豆に近い味になります。

だから、小豆に似ている「赤インゲン豆」は日本独自の味ではなく、ヨーロッパでも広く販売されている豆なので珍しい商品(味)ではありません。

JAGAKO
そこで、ヨーロッパの方はどんな使い方をするのか?

というと、すでに茹でてある缶詰はそのままサッと洗って、サラダにしたり、煮込み料理に利用します。

フランスでは「赤インゲン豆」は塩っ辛い料理レシピに使われる事が多いので甘いスープとして頂くのには抵抗がある様です。

 

THE!日本の「フルーツポンチ」

夏のおもてなし、持ち寄りデザートで喜ばれるのが、たくさんのフルーツを使った「Fruit punch(フルーツポンチ)」です。

私にはなぜか?変な??先入観があり、日本の「フルーツポンチ」は、白玉団子の入った「フルーツポンチ」が定番でした。

この、白玉団子入りの白玉が外国人には不評で、残す人、一口食べて苦い顔をする人が多いです。

白玉粉の代表「みたらし団子」もあまり好まれない一品です。(悲)

フランスに住んでいるとこの白玉の食感のデザートが一般的ではないらしく、ウケ狙いで食べてもらうと撃沈する事が多いです。

ただ、ごく、ごく稀に大好きでハマる人もいます。

ちなみに好きじゃない理由は、「食感が・・・嫌い!」とか、「味が・・・ない!!」とか言われる事が多いです。

でも、日本人が多い場合は、みんな「懐かしい〜味!」っと、かなり二手に意見が分かれます。

 

不思議物体に見える「おはぎ」

上記でご紹介した、小豆と餅(白玉)を使った和のデザート「おはぎ」は見た目から、拒否反応を示す人も多いです。

黒い甘い物体に、モチモチした感じが、あまり受け入れられない「おはぎ」。

無性に食べたくなるおばあちゃんの和スイーツ「おはぎ」は、海外ではウケが悪い一品です。

日本の家族みんなが好きな三重県の「伊勢名物 赤福」も外国人勢には不評でした・・・

ただ、お餅系全てのスイーツがウケが悪い訳ではありません。

アジアンスーパーに行けば、中国産系のお餅スイーツが多く販売されています。

それも、年々需要が上がり、いろいろな味が販売されています。

日本人は好みが別れる中国産の怪しいパッケーシがウリの「和風もち」

中国、韓国レストランへ行けば、日本の「雪見だいふく」の様なお餅でコーティングされたアイスが人気です。

だから、すべてのお餅系スイーツがウケが悪い訳ではないのですが、THE!日本!!的な和スイーツはなぜかウケが悪い事が多いです。(悲)

 

激辛「カレーライス」

国際色豊かなフランスに住んでいるとインド人と知り合う事も多く、インド料理屋さんもたくさんあります。

カレーのスパイスも自分でブレンドできる様に豊富な種類が販売されています。

私の住む南仏マルセイユには、アフリカ、南米、中東周辺の国々にルーツを持つ人が多いので、カレーを始めいろいろなエキゾチック料理に欠かせないスパイスの種類が豊富で、好きな量を量り売りで購入できるマルシェやスーパーがあります。

スパイスはいろいろな料理の隠し味として定番なので、親しみがあります。

でも、日本の「カレーライス」は、インドのカレーに比べると日本独自のカレーを確立しているので、世界に出て初めて、本場のインドカレーに比べると全然別物のカレーだと知りました。

そんな、日本の「カレーライス」の”ルゥー”を近年、アジア食品店でよく見かける様になりました。

JAGAKO
そして、結構売れています!

JAPAN EXPOなど、海外で人気の日本のイベント内で販売される日本の「カレーライス」は、子供向けの甘口は好まれても中辛、激辛はあまり好まれません。

好きだと言ってくれるのはベトナム系フランス人など、アジアにルーツを持つフランス人がほとんどでした。

JAGAKO
だからなのか?

フランスへ来た頃は日本食レストランでもよく日本の「カレーライス」を見かけましたが、(明らかに市販の”ルゥー”を使用)今ではメニューから消えてしまったお店も多いです。

日本の家庭の味!「カレーライス」は、日本人、日仏の子供の間では好評ですが、外国人が多い場合は、好き嫌いが二極化するので、事前に「カレーライス」が好きだという情報がない限り、あまりおすすめではありません。

それでも、日本の「カレーライス」を紹介したい場合は、甘口カレーがお勧めです!

中辛、辛口カレーは、アジア系の外国人にはウケが良い一品だけど、ヨーロッパ系の辛いスパイス料理に慣れていない外国人には控えた方が良い一品だと思います。

ただ、日本の「カレールゥー」はかなり重宝するので、生クリームを加えてソースにしたり、フランス人が好きなアペロ用の「Samoussas(サモサ)」の具と絡めてみたり、アレンジ次第でかなり好評な一品に変身します。

 

箸休めの「漬物」

海外の日本食レストランでも「漬物」が横に添えてある事が多いのですが、好んで注文したがる外国人をほとんど見た事がありません。(たまたま?)

でも、いろいろな野菜を塩漬けにして、保存食として食す日本の「漬物」と同様の欧米・欧州で定番の「ピクルス」があります。

「ピクルス」は、酢漬けが基本で、かなり酸っぱい味がヨーロッパでは普通です。

だから、よく似ているので、ウケが良いかと思いきや、日本人の様にボリボリ、酒のお供、または食事の箸休めとして頂くには、好みがかなり分かれます。

ただ、生姜の甘く漬けた「ガリ」やべったら漬けなど甘い「漬物」は食べやすい様で、一言で「漬物」と言っても幅広いため、ちょっと工夫が必要です。

ちなみに、海外の「漬物」の定番「ピクルス」の様に酸っぱい味を好むヨーロッパ人。

私的にはかなり酸っぱい味だと思っても、この酸っぱい味が定番として好まれます。

だから、サラダのドレシング、マリネ液はちょっと酸っぱめが好評です。

まぁ、だから、日本の「ゆず」がフランスでは受け入れられたのかもしれませんね。

 

酸っぱい梅干

日本のソウルフード、おにぎりの具の定番「梅干し」も上記の「漬物」同様、あまり受け入れられない事が多いです。

ヨーロッパ人が好きな酸っぱいと日本人の酸っぱいの違いが少し違う様です。

ただ、BIOショップなど健康食品を多く取り扱っているお店で、フランス生産の「梅干し」が販売されていましたが、海外から来日した外国人が「梅干し」のおにぎりを食べて、

GONZO
美味しくない・・・

っと、いう意見を多く聞きます。

ただ、はちみつ漬けにしてある「梅干し」や、「梅干し」を使った料理など、「梅干し」だけをメインで食べなければ、味のスパイスとして受け入れられる事もあります。

日本食を紹介する上で、酸っぱい味の梅干しのおにぎり、駄菓子の干し梅などは工夫が必要な一品です!

 

日本の国民食「納豆」

日本の健康食、大豆料理の中でも「納豆」は日本の実家では、定番食でした。

日本に住んでいたら、わざわざ作ろうとは思わない「納豆」。

でも、海外に住むと恋しくなる人が続出して、わざわざ「納豆」を海外で作る人が出てくるのも、日本の味、自家製「納豆」の魅力です。

だから、日本人には需要の高い「納豆」ですが、外国人には、

外国人代表

臭い!

ネバネバしてまとわり付くのが嫌だ!!

と、かなり不評です。

 

日本の珍味「白子(精巣)」

普段の食卓には並ばない「白子」ですが、日本を訪れる人が日本の旅館に泊まった時に新発見する日本の食文化「白子」。

この「白子」は、日本で食べた物の中で、「納豆」同様、

「(食べるのに、受け入れるのに)難しい日本食!」っと言われる事が多かったです。

まぁ、珍味なので、普段の食卓には登場しないのですが、海に囲まれ、魚の食文化が根付いている日本。

魚の内臓系の代表「白子」は、私たち日本人が苦手なフランスの郷土料理、「andouillette(アンドゥイエット)※内臓系の(かなり臭いが強い)ソーセージ」に抵抗を示すのに比べたら魚の内臓系や卵はかなり美味だと思うのですが、

昔のヨーロッパでは、生魚を食べる習慣が無かった事や正しい保存法も今の時代よりも少なかったので、すぐに臭みが出て食べられなくなる生魚の内臓を食す事自体が珍しい事でした。

それに、珍味でもあるイクラやタラコの卵は捨てるのが当たり前!

でも、美食家の多いフランス。

日本人シェフがフランスへ渡り日本式、魚の保存、手際の良い魚の捌き方、どう食材を生かすのか?

フレンチのシェフへ日本の技術が伝承されるうちに、発想豊かなフレンチシェフは次々とフランスでは敬遠されていた食材を斬新なアイデアで、美味しい一皿に開拓するうちに、今では、フランス国民にも受け入れられる様になった食材が多くあります。

実は、お寿司もその一つです。

外国人には受け入れ難かった黒い紙にしか見えない海苔も以前はかなり敬遠されていましたが、寿司ブームと共に需要も増え、今では多くの外国人が「海苔は食べられる物」だと認識しています。

だから、時を経ていろいろな珍味が受け入れられているヨーロッパ国内。

その中でも、イクラやからすみは、フランスでも高額で販売されている珍味です。

でも、「白子」はあまり見かけないので、日本で出会った外国人には衝撃なのでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

上記の食べ物・・・何か気づきませんか?

日本の味、原材料が小豆と米。それも、日本と言えば、「餅」が全般的に外国人には不評な事が多く、今まで、外国人の向きのお餅系ご当地土産をプレゼントした事がありますが、絶賛された事はありません!

もちろん全員が全員ではありません。

我慢して食べてくれる人も中にはいるし、大絶賛で大好き!な外国人もいます。

日本製の車や電化製品のクオリティが高評価でも、日本という国の事、文化や本当の食文化はあまり知らない。でも、日本の食べ物には興味がある。

そんな外国人に、日本のデザート「餅」系のデザートを紹介すると大抵二極化に分かれます。

例えば、日本のカステラやどら焼きは粉もの(小麦)なので、ウケが良いのにお餅(米)になると微妙な顔になる外国人。

本当は、日本代表的の和スイーツなので、紹介したくともぶちゃけウケは悪い。

だから、もし持ち寄りパーティーでお土産としてお持ちする時や、おもてなしする時は、外国人が多い時は、無難な粉ものデザートの「(抹茶)カステラ」や「どら焼き」などを用意して、日本人も多い時には日本人ウケを狙って「小豆」系、「お餅」系がおすすめです!

海外に住んでいると和菓子が懐かしくなるので、あれば絶対に日本人だったらペロリと頂きます。

外国人には(申し訳ないですが)味見程度で十分です!苦笑




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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で芸大時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。