Bonjour〜!!
もう、すっかり街はノエル(Noël =クリスマス)一色のフランスからお届けします、南仏(なんふつ)在住のJAGAKOです。
先週は、日本語の補習校の帰りにマルセイユのお隣、南仏プロヴァンスの中でも学生が多い、
「エクス・アン・プロヴァンス(Aix-en-Provence)」のマルシェ・ドゥ・ノエル(Marché de Noël =クリスマス市)に、
この時期になると現れるという移動遊園地へ息子が大好きなお友達と行ってきました。
初めは、恐怖の遊園地事件が頭をよぎりましたが、今回は聞き分けがよく、
ちゃんと、「もう、おしまい。」が出来ました。
以前は使えるだけ小銭を使わされ、終いには帰りたくなくて大暴れで強制退去。
旦那ぶちギレる。(#`皿´)<怒怒怒!!
っと、いうパターンから、1年でこんなに成長した息子に内心ウルウル。
そんな、悪夢だったお出かけも楽しい今年のノエル。
そして、このノエルの時期だからこそ行える事を、
今年は息子にミッションとして与えました。
それは、以前にもご紹介した、
の子供版、
扉を毎日開けてお菓子(チョコ)を一つずつ食べ、
12月25日のノエル当日を待ち望むカレンダー。
※お菓子意外にキャラクターのグッズを1日一つずつ手に入れるバージョンもあります。でも、お菓子の方が安上がり。
そして、ちょうど補習校では1〜40までの数を勉強し言える様になった息子を見てピンと来ました。
少し言語能力は遅いですが、数字とパズルだけは得意な息子。
そんな4歳になった息子だからこそできる事・・・。
「今日は何日?」、「何曜日?」の練習も兼ねて始めてみたのですが、
なかなかいい手応えを発揮しています。
当たり前の日付もこんな風に覚えると朝起きて、カレンダーの日付を自ら変更し、
チョコレートをゲットしてウキウキして学校へ行ってくれます。
カレンダーというフランスの文化。
使い様には良い教育教材に変身。
さてさて、次の課題は待ち望む12月25日を過ぎた後、
どうやって数字を短に感じて日本語教育をさせるか・・・
負けず嫌いで、自我が強い息子。
そんな息子に合う遊び感覚の教育教材を模索中です。
っと、前置きが長くなりましたが、
今回は前回の
に引き続き、子供が好きなおもちゃ全般のご紹介をしたいと思います。
それは、先週・・・
驚くべきフランス文化を目の当たりにしました。
前回でも少し触れたのですが、この時期のフランス人の出費は相当なものです。
一生をバカンスのために働き、
ノエルのために働き、
普段の生活は意外に質素で倹約家が多いフランス人。
そんな、フランス人がココぞ!とばかりに買いまくるノエルのプレゼント。
どこのお店もそんなノエル商戦に力を入れているのが分かる年の終わりのお祭り事。
それも、たまたま用事があって行ったお店の一部で、
子供用のおもちゃ全50%OFF!!
これには倹約家なフランス人も携帯片手に家族にチェックを入れ、写真を撮影し、再度携帯片手に確認し、爆買い!!
こ、これが、日本旅行に来る中国人の爆買い!みたいな光景か・・・?
そんな、唖然とする中、私も念のために旦那に確認。
・・・でも、残念ながら息子が欲しいキャラクターの商品はびっくりするくらいすでに店頭にはありませんでした。
いや、
人気商品はほとんど陳列棚から姿を消していました。
恐るべし、
全商品50%OFF!!
ただ、これにはカラクリがあって、この日は全額定価分の料金を支払い、レシートに付いてくるチケットで後日、再度違う商品を購入した場合オモチャの50%OFF分がマイナスになる。っという仕組み。
この時期フランスでは、
多くの他店舗が大量仕入れ、割引をするのでノエル当日間際には自分たちのお店で購入して欲しい(お金を使って欲しい)ための戦略。
上手い事考えられていますよ。(^◇^;)苦笑
そんな仕組みでも開店1時間半後の光景が本当に凄かったです。
それも、カートに入りきれないぐらいの大物ゲットをしまくるフランス人に開いた口がふさがらない状態。
フランスのカートはコストコと同じくらい大きいのですが、そのカート二つ分。っという家族もいて、何かの景品か?転売目的か?
バリのすごさ。
突っ込みどころ満載過ぎて、ついつい人間観察してしまいました。(笑)
そんな中、
バカ売れしている商品と全然手にされない商品がある事に気付きました。
今年はすでにいろいろなお店を回っている事もあり、
このお店だけでは無いのですが、一定の人気商品が見えてきました。
企業が勧めるCM等の広告で人気!!だと勧める商品ではなく、
リアルに売れている商品2017年度の傾向をご紹介します。
今日は、本題までの話が長すぎましたね。 一旦休憩して、またご興味があれば戻ってきてくださいね。
子供が欲しがる、鉄板商品「ディズニーキャラクター」
全世界の子供達がおねだりする「ディズニーキャラクターグッズ」。
私が幼少期の頃は白雪姫、シンデレラ、美女と野獣・・・。
親世代の歴代のキャラクターから、今の子供がハマる新しいキャラクターなど、
毎年いろいろなキャラクターが登場する映画の影響で、グッズもいろいろ販売されています。
そんなディズニー関連商品はどこに行っても男女問わず子供達が憧れ、欲しいプレゼントの一つです。
その中でも、
特に男の子はCars(カーズ)のキャラクター。
そして、女の子はFrozen( フローズン/アナと雪の女王)(←日本といっしょ〜!)
に登場するキャラクターが人気です。
ただ、日本と違うのは、
フランスは幼稚園から「Carnaval de l’école maternelle(カーナヴァル・ドゥ・レコール・マターネル)」という名の「カーニバル」があります。
これは、仮装大会のイベントで子供達が各好きなキャラクターのコスプレをして、
踊ったりお歌を歌ったりする数少ないフランスの学校行事の一つです。
どこで、こんなキャラの衣装を着るの?
と、日本だと街中で着られると恥ずかしくなってしまうコスプレもこの日ばかりは衣装からメイクからバッチリキメて登園します。
そんなイベントが学校行事であるため、ディズニーストアでも本格的な各キャラクターの全身衣装が販売されていて、とても人気だったりします。
だから、フランスでのパターンは、
短に手に入るキャラクターのお菓子から始まり、着せ替え人形、小道具、そして最終的に自分がそのキャラクターになりきるコスプレの順で長期に渡って売れるのが特徴です。
男の子の場合はカーズの「ミニカー」から始まり、
次は動く「ラジコン」、
レースが出来る「レースサーキット」など、
終いには子供が乗れる「乗用ラジコンカー」・・・。
どんどん高額商品になていくのにバカ売れしている事にビックリします。
そして、毎日身に付けたい服や鞄、文房具、家具屋や寝具、インテリアなど種類も豊富に販売されているのでさらにビックリです。
あまり、おもちゃを買ってもらえなかった私にとったらフランスの子供達のこの時期のプレゼント三昧には本当に、本当にカルチャーショックです。
いや、呆れています。
幼稚園年少(Petite section)からコスプレをする行事があるフランス。
日本のイベントでのコスプレのクオリティと人気が半端ないフランス人。
日本の漫画文化が大好きなフランス人。
それは、日本の漫画は話の展開や内容が面白い&芸術的にも画質力のレベルが高い。
そして、子供も大人惹きつける魅力がある。
実は、フランスのアニメはほぼディズニー映画の様にCG映像を屈指した3D画像が多いです。
海外版アニメ(主に原作はアメリカ・カナダ)をフランス語吹き替えにするパターンも多く、アニメのキャラ=グッズ販売に結びつきやすいアニメーション。
っと、いうイメージが強く、内容構成も日本のアニメの方がメッセージ性を感じることが多いです。
そして、そのアニメについて議論するのが好きな国民性。
だから、そんな日本のアニメの魅力にハマるフランス人が多いのだと思います。
そして、コスプレをする行事がなくなる大人にとったら、
日本のイベント=好きなアニメ(漫画)のキャラになりきれる!!
そんな構図を感じる事が多々あります。
小・中学生に人気のプレゼントはみんなで遊べる商品
フランスの小・中学生(6〜11歳)くらいの子供に人気なのは、
個人的にもお友達や家族とも遊べる自転車やゲーム機などをおねだりする人をたくさん見ました。
一人遊びを卒業したくらいからの対象にはなりますが、家族と一緒に過ごす時間よりもお友達と過ごす時間が長くなると、欲しい遊び道具が変わってきます。
テーブルゲームや野外で遊べるモノ、習い事の道具など好きなモノの対象が変わっていくのが見受けられました。
ただ、ゲーム機は親の意向により絶対に購入しない親もいれば、家族みんなで楽しめる、今年発売された任天堂の「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」は、小学校(10歳〜)・中・高校生と大人も楽しめる内容なので親のお財布の紐も緩くなる様で入荷待ちの状態のお店もありました。
今年、電化製品店、街の広告、テレビのCMなど至る所で、
「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」の広告をたくさん見ました。
その効果と何より家族みんなで楽しめる。
友達とも楽しめる。
そして、自分だけでも楽しめる。
今までのテレビゲームの概念をくつがえす
「携帯型ゲーム機としての利用も出来る据置機」そんなコンセプトがリアルに伝わるCM。
「いつでも、どこでもゲームを楽しもう!!」
今の時代、
ゲームは携帯にアプリをダウンロードして・・・。
そんな世の中の上をいく商品。
そんな商品が売れ筋ポイントだと思います。
親が子供に与えたい玩具
先日、日本に住む親から姪っ子の誕生日に「タブレット型の知育・学習液晶玩具」をプレゼントして、「時代の流れを感じるわぁ〜」という話を聞きました。
遊ぶだけのゲーム機や延々と見続けてしまう携帯のYouTube。
でも、どこでも持ち運べて&子供が学べるタブレットならば少し高価でも購入してあげたい。
その親心をついた商品。
日本に比べたら種類は少ないですが、フランスでも親や祖父母が子供や孫に買ってあげたい知育タブレット。
私も日本へ帰国した際にお友達のお家で夢中になった息子の姿を見て、
「アンパンマンカラーパッド プラス」という知育タブレットを誕生日プレゼントにしてしまいました。
その際、その知育タブレットのクオリティの高さに義理母たちは驚いていました。
でも、フランスにもあるんです!!
その中でも一番高額であり、知名度があるのが「vtech(ヴイテック)」の「Tablette Storio Max」という、リアルなマルチメディアのタブレットです。
この知育タブレットのすごいところは、
●マルチタッチHDスクリーン(5インチまたは7インチバージョンで利用可能)
●インターネットブラウザと安全なWifiが利用可能
●充電アダプタ内蔵充電式リチウムバッテリ内蔵
●8GB内蔵メモリ ー(マイクロSDカード経由で最大40GBまで拡張可能(別売)
●テレビへの接続用のUSBポートとミニHDMI
などの技術面から、
●写真、ビデオ撮影、再生、そして音楽を聴ける。
●1500以上の楽しく学べるコンテンツ(デジタルブック、楽曲、漫画、楽しいアプリ)をダウンロードできる。
それも、
教育の専門家が厳選した教育コンテンツで特定の年齢層に適応されており、
遊び心を刺激する作りと子供の教育の質を上げるために慎重に開発・選択されている点。
漫画をダウンロードしたり、パーソナルファイルをコンピュータからMicro SDカード(別売)に転送することができる点など購買意欲を掻き立てる内容。
そして、私が注目したのは、年齢別に開発されたコンテンツソフトが別売で販売されている事。
アンパンマンの知育タブレットは利用できる年齢対象期間が短い。
でも、この知育タブレットは子供が好きなディズニーキャラから、キティちゃん、息子の好きな男の子のキャラなど種類が豊富で子供たちが抵抗なく遊び感覚で学べる教育用ゲームカートリッジ(別売)があるため本体さえ購入してしまえば長期間利用する事が可能。
それもフランスの学校プログラムに適応した複数の学習に取り組む教育ゲームなので、それぞれ特定の年齢層にあったレベルの難易度で開発・設計されています。
そして、オンラインで子供が学習した内容がタブレット内に「進捗状況追跡」の履歴として残るので、ゲームカートリッジを使用して行ったスコアの分析によって、子供の学習の偏り、改善すべきさまざまな学習を特定することができます。
主にフランスでの商品説明なので国別で内容に変更あり。
もしかしたら・・・ これがあったら・・・
っと、親の妄想が膨らむ商品。
私たち家族も外に息子を連れ出した際、退屈になる息子に携帯のYouTubeアプリを長時間見せる旦那に毎回大激怒な私。
それも、自動再生にすると始めはアニメの動画を見ていたと思ったら、
勝手に玩具の商品紹介を延々と見ている息子。
その動画から何も学ばない!! 学ぶのは買って欲しい!っというおねだり意欲!!
っと、言いつつ面白くてつい見てしまう心理も理解できますが・・・。
恐るべし、YouTube!!
そんな事を考えるのは私だけかと思いましたが、
全商品50%OFFになったお店で、数本のカートリッジソフトを残してほぼ完売していました。
私も50%OFFなら・・・と、思ってしまった親心。
タブレットさえ買ってしまえば好きなカートリッジを買うだけなので、
毎年年齢に合わせたカートリッジを買えばいいか〜っ!! 1年で飽きてしまう玩具よりも良いかも。( ̄ー☆ニヤリ。
っと、思わせてくれる商品です。
親が家族で楽しむために購入したい玩具
家族や友達などグループで楽しめる玩具って日本でもフランスでも多くの商品が発売されていますが、
フランスは毎年、毎年、家族で楽しめる、各種テーブルゲームやパズル、
特に代表格のボードゲーム「MONOPOLY(モノポリー)」が人気でいろいろな種類が販売されています。
実際にお友達のお家で遊んでみておもしろかったのは、「Pie Face」という2人で競い合って負けると生クリームが顔面に飛んでくるテーブルゲームや少し年齢が上だと地味だけどバランスゲームの「ジェンガ」などが意外に盛り上がりました。
聖夜から続く長いノエル。
子供も大人も楽しめる毎年のゲームは子供の成長と共に遊べる事が増えるので、
頭の体操と家族団欒にはとても重宝する親が家族で遊びたい・購入したい玩具の一つです。
プレイヤーがテーブルを囲んで行うゲームの総称。
チェス、サイコロ、囲碁、UNO、花札、トランプ、麻雀、ドミノゲームなど。
子供も大人も楽しめる室内用ゲーム。
やっぱり学んで欲しい、それは王道の・・・?!
今の世の中デジタル社会ですが、やっぱり子供にはたくさん読んで欲しいと思う「絵本」!
フランスの子供向けの「絵本」は絵柄が独特で可愛い本がたくさんあります。
息子も以前通っていた幼稚園は、
毎週本を貸し出してくれる学校だったのでフランス語の本は旦那担当。
日本から持ってきた本は私が担当で読み聞かせをしていました。
やっぱり子供の頃から読んで欲しい&興味を持って欲しい「絵本」。
残念ながら全然欲しがらないうちの息子・・・。
聞いているそぶりを見せつつ勝手に遊び出す息子・・・。
親の思い通りには全然いきません。
でも、読み聞かせさせてあげたい「絵本」は書店へ行くとこの時期大量に購入する大人をよく見かけます。
あとがき
今回、私がフランスへ来てからずっとこの時期になるとプレゼント探しに翻弄する際に気づく子供への思い。
フランス人の子供が欲しがるプレゼントと親が子供に高額でも与えたい!学んで欲しい!!っと思うプレゼントの違い。
日本のXmas商戦の違いなど、お国が変われば変わる習慣。
でも、根本的に親が子へ想う年末最後の大きなイベント「ノエル」は、
今年はどんな年だった?
みんな元気にしていた?
来年も家族みんなで元気に健康で仲良く暮らしましょうね。
また、来年もよろしくお願いしますね。
っと、日本の年末年始の大晦日の様な家族団欒の光景がとても温かく素敵な時間です。
さて、今年のノエル。
どんなノエルになるのやら・・・。
次回は、
プレゼント探しで翻弄する私たちが見つけたお得なプレゼント探し方法をご紹介します。
もしかしたら・・・( ̄ー☆ニヤッ。