Bonsoir〜!!
フランスはサマータイムになり一時間早くなったのですが、日が暮れるのも遅くなってきたのでいよいよ春・・・
いや、南仏の場合はサラッと通り越して夏になっていきます。
そんな、テンションが上がるフランスの夏。
どんより雲り空ばかりのパリも華やかなお花が咲き乱れ、過ごしやすくなってきます。
そんなパリの街を中心に開催される、
フランスと日本の国交樹立160周年を記念して開催されるイベントについてご紹介します!!
その中でも今回は、「舞台公演」、「映像」、「生活文化」を中心にまとめてみました。
前回の「展覧会」についてはこちらから。
《舞台公演》「邦楽ライブ 和太鼓×津軽三味線」
和太鼓×津軽三味線による伝統と革新のライブ・パフォーマンス
●期間:2018年7月5日(木)~ 8日(日)
●会場:Japan Expo(ジャパン・エキスポ)にて
※会場場所はParc des Expositions de Paris-Nord Villepinte(パルク・デ・エクスポジション・ドゥ・パリ・ノール・ヴィルパント)
●住所:ZAC Paris Nord 2, 93420 Villepinte
●時間:10:00〜18:00
会場場所などの詳細はこちらから
「伝統と革新」をテーマに和を代表する楽器である津軽三味線と和太鼓による進化系の邦楽パフォーマンス。
どんな風に伝統的な和楽器がデジタルサウンドに合わせたパフォーマンスへ進化するのか?
見た人にしか分からない感動が味わえそうです。
《舞台公演》「松竹大歌舞伎」
今をときめく人気俳優の中村 獅童、 中村 七之助が国立シャイヨー劇場に降臨!!
●期間:2018年9月14日(金)~20日(木)※予定
●会場:Théâtre national de Chaillot(国立シャイヨー劇場)
●住所: 1 Place du Trocadéro 75016
●時間:イベント時間による
この公演がパリデビューとなる中村獅童氏と 中村七之助氏による歌舞伎の代表作が見られるという事。
そして、日本の古典的舞踊や歌舞伎はフランス人や多くの外国人にどう受け入れられるのかにとても興味深い!
《舞台公演》「野村万作×萬斎×杉本博司 『ディヴァイン・ダンス 三番叟』『月見座頭』」
第一線で活躍する狂言師 ・野村万作、萬斎、裕基の親子三代による夢の共演!
●期間:2018年9月19日(水)~ 25日(火)
●会場:Espace Pierre Cardin (Théâtre de la Ville) (パリ市立劇場 エスパス・ピエール・カルダン)
●住所:1 Avenue Gabriel 75008 Paris
●時間:イベント時間による
日本を代表する現代美術作家の杉本博司氏による舞台空間に、 第一線で活躍する狂言師 ・野村万作、萬斎、裕基の親子三代による共演が最も古い形式を留める古曲をどう演じるのか?
《舞台公演》「宮本亜門演出 能×3D映像 『YUGEN 幽玄』」
宮本亜門演出で観世流能楽師出演による能楽と3D映像
●期間:2018年9月 ※詳細未定
●会場:※詳細未定
●時間:※詳細未定
宮本亜門演出、観世流能楽師出演による能楽と3D 映像作品を融合させた新たな舞台芸術が目の肥えたフランス人にどう受け入れられるのか?
フランスでは映画館以外であまり見かけた事のない、3Dメガネを着用し、3D 映像と能による美のコラボレーションでどんな風に新たな日本文化の創出の瞬間を体感出来るのか?
《舞台公演》「コンテンポラリーダンス―伊藤郁女 × 森山未來 」
フランスで活躍する振付師・ダンサー伊藤郁女と映画・ドラマ俳優、ミュージカル俳優など、多彩な活動で話題の森山未來との新作デュオ
●期間:2018年10月25日(木)~27日(土)
●会場:Maison des arts de Créteil(メゾン・デザール・ド・クレテイユ)
●住所:1 Place Salvador Allende 94000
●時間:イベント時間による
国際的に活躍する振付師・ダンサーの伊藤郁女氏と舞台『BOYS TIME』で本格デビューし、ウォーターボーイズ、モテキなど、数多くの映画やドラマに主演し、ダンサーとしても活躍している森山未來氏による新作デュオはどんな世界観を表現してくれるのかが見どころ。
《舞台公演》「2.5次元ミュージカル パフォーマンスショー 美少女戦士セーラームーン 」
世界中で今でも人気が高い「美少女戦士セーラームーン」を上演!!
●期間:※詳細未定
●会場:※詳細未定
●時間:※詳細未定
1919年に講談社の少女漫画雑誌「なかよし」で連載が開始され、アニメ化、実写化、ミュージカルなど、その人気は少女を中心に大人の女性から男性の間まで広がり、年齢、国を越えて社会現象となりました。
今でも日本のイベントで見ない日は無い程コスプレイヤーに愛されている「美少女戦士セーラームーン」です。
この公演では、 世界中で愛される原作の魅力を活かした新たなパフォーマンスショーとして上演する予定で期待も上がります。
《舞台公演》「2.5次元ミュージカル ミュージカル 刀剣乱舞」
“刀剣男士”を育成する PC・スマホアプリゲーム 「刀剣乱舞 – ONLINE – 」から飛び出したリアル実写のミュージカル
●期間:※詳細未定
●会場:※詳細未定
●時間:※詳細未定
“刀剣男士”を育成するPC ブラウザ・スマホアプリゲーム「刀剣乱舞 – ONLINE – 」を原案としたミュージカル作品。っと、聞いてマニアにしかハマらないだろうなぁ〜っと、正直思いましたが、フランスではこういうミュージカルはほぼ無い&日本のサムライ姿が大好きでコスプレしたがるフランス人が多いので、これを機に一気にまた認知度が増すだろうな。っと予測。
日本人だから生み出せるこの世界観は、日本よりも海外公演の方が受け入れられそうな予感です。
《舞台公演》「初音ミクコンサート(仮) 」
待望のヨーロッパ初上陸となるコンサート!バーチャル・ シンガー初音ミク!!
●期間:※詳細未定
●会場:※詳細未定
●時間:※詳細未定
「創作の輪」を広げ続けるバーチャル・ シンガー初音ミクは2007年にクリプトン・フューチャー・メディア株式会社から発売された歌声合成ソフトウェアで、バーチャル ・ シンガーとして生身のミュージシャンの演奏に合わせてステージで歌うようになり、日本だけでなくアジアや北米など世界各国で多くの観客を魅了してきたコンサートがヨーロッパで初登場。
フランスのニュースの一部で、渋い顔をしたニュースキャスターが「初音ミク」について紹介している姿を見て、ここまで来たんだなぁ〜っというのを実感!
年々、ジャパン・エキスポでもコスプレをしている人をよく見かける様になりました。
だからこそ、まだ知らないフランス人にもどういう風に受け入れられるのか?
楽しみです!!
《映像》「河瀨直美監督特集」
フランスに人気の日本人映画監督・河瀨直美の新作『Vision』を特別上映
●期間:2018年7月 ※詳細未定
●会場:※詳細未定
●時間:※詳細未定
『萌の朱雀』(1997年)、『殯の森』(2007年)、『光』( 2017年 ) など、
カンヌ国際映画祭グランプリをはじめとする数々の賞に輝き、世界を魅了する作品を創出する映画監督の河瀨直美氏の2018年の新作『Vision』を「ジャポニスム 2018 」公式オープニングを記念して上映されます。
この作品は日本で6月に公開される予定。
そして、フランスの名女優・ジュリエット・ビノシュ氏と永瀬正敏氏がダブル主演を務める日仏合作作品。
通常だと日本公開の数ヶ月後にしか公開されない映画がいち早く見られる事が嬉しいですね。
何てったって、最近、『光』がフランスでは公開されていたばかり。
期待は膨らみます。
《映像》「河瀨直美監督特集 特別展・特集上映」
河瀨直美監督の半生が特別展と回顧上映会で公開
●期間:2018年11月23日(金)~ 2019年1月6日(日)
●会場:Pompidou Centre(ポンピドゥ・センター)
●住所:Place Georges-Pompidou 75004 Paris
●時間:11:00〜21:00
●休館:火曜日
「ジャポニスム 2018 」公式オープニングでの新作特別上映が予定される河瀨直美監督の半生が特別展と回顧上映会で見ることができます。
上映作品には初期の短篇から最新作まで、カンヌ国際映画祭受賞作品を含めた映画作品約35本を一挙に上映されるので知ら無い作品、知っている作品に出会えるかもしれ無いですね。
《映像》「日本映画の100年 」
日本映画の100年の歴史と100本の映画を紹介
●期間:2018年9月〜2019年2月
●会場:Cinémathèque française(シネマテーク・フランセーズ)、
Maison de la culture du Japon à Paris(パリ日本文化会館 )他
●時間:イベント時間による
1920年代の作品から2018年の最新作まで日本映画の100年の歴史と日仏の専門家が共同で選ぶ約100本の映画を見られる事。
実はフランスで日本の映画はアニメ(特にジブリ映画や妖怪ウォッチなど)はよく映画館で上映されても他の映画はあまり見ることが少ないフランスでの日本映画。日本に比べると至る所に小さなシアターがあるので、年代物の映画から最新作が短に楽しめるし、テレビでも頻繁に映画が放映されます。(特にハリウッド映画)人気な作品だとシリーズ作品が全て毎週毎、放映されたりします。(スターウォーズやバック・トゥ・ザ・フューチャーなど)
だから、
日本では有名な俳優・女優でもフランス人はよく知ら無い。でも、ハリウッド映画や日仏映画の俳優・女優として出演をしている場合は、日本人が演者の名前を聞いても分から無い・・・そんな事もあります。
だからこそ、この機会に日本映画を見尽くせる事に注目!
POINT 第一部〜第三部まで期間が限られています!
フランス映画文化の中心拠点に1920年〜1940年代の映画約25 本を上映
日本映画の発芽期から黄金期が始まる時代の作品
期間:2018年9月〜10月
期間:2018年11月〜2019年1月
場所:Maison de la culture du Japon à Paris(パリ日本文化会館 )
「日本映画再発見」と銘打って、第二次世界大戦後から2000年代までの厳選された映画50本を
2セクションに分けて上映。
※第 1 セクション
フランスではまだ知られていない名監督の作品とよく知られている監督の知られざる傑作30本程度を紹介。
※第 2 セクション
日本映画史上極めて重要で誰もが知る作品を、最新技術で生まれ変わったデジタル修復版で再発見する機会を提供。
期間:2019年2月
場所:Cinémathèque française(シネマテーク・フランセーズ)
今活躍中の監督の作品を紹介
2018年に公開される最新作も数本含め、現在の日本映画界を牽引する巨匠から若手監督までの作品 約25本
余談として事業の一部は、トゥールーズやリヨン等フランス国内の別都市にも展開する予定。
《生活文化》「その他」&エッフェル塔のライトアップ
その他、「生活文化」のカテゴリーからは、
日本食文化を学ぶためのセミナー・ワークショップを連続開催。
・「日本の食と文化を学ぶ」・・・理論と実践で日本の食の魅力を伝える企画
・「日本の食と文化を楽しむ」・・・パリ市内のレストラン、カフェ、ワインバーの協力を得て取り組む企画
・「日本の食と文化を考える」・・・ポンピドゥ・センターを中心に行われる企画
など各シリーズはから始まり、伝統工芸を学ぶ企画から茶の湯、柔道、いけばななどの企画展も開催されます。
そして、
「ジャポニスム 2018 」を記念し、パリの象徴的存在でもあるエッフェル塔がライトアップされます!
日本文化を巡る様々な美しい日本人の「美意識」を象徴するようなデザインがパリのランドマークに映し出され、光のアートとして街行く人を楽しませてくれるでしょう!!
まとめ
いかがだったでしょうか?
まだ、ハッキリと場所や日程が決まっていない企画展などもあります。
ただ、公式企画として決まっているものは近場にならないと詳細がハッキリ分からない事もフランスの会場を使う上であるあるなので、事前に予定を立てて行きたい方には、残念ですが、分かり次第日程の情報をアップして行きたいと思います!
その他、「舞台公演」では、野田秀樹、宮城聰、蜷川幸雄の演出作品なども見どころも満載です。
ぜひ、これから2020年の東京オリンピック、そして2024年のフランス・パリ、オリンピックに続く様に日本とフランスを繋ぐイベントとして成功して欲しいと思います。
参考サイト:
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