育児本にはないフランス人旦那の考え方 〜子育て論〜

Bonjour〜〜〜!!

先週末、

カメルーン出身・フランス国籍の「アッサン・エンダム氏」からWBA世界ミドル級のタイトルマッチで王座を獲得した「村田諒太氏」の事が政治選挙よりも話題になっているニュースを見て、

JAGAKO

あぁ〜この人!!

プロになってたんだ〜!!

っと、海外生活が長くなると日本のニュースとかに疎くなるので、

活躍している芸能人、歌手、アーティスト、スポーツ選手など、

ビックニュースにならない限り、

どんどん分からなくなるじゃがっ娘です。

今回は「村田諒太氏」のボクサーとしての男の顔とは別にもう一つの顔!!

「イクメン・オブ・ザ・イヤー」、「ベストファーザー イエローリボン賞」に輝くほど、

子煩悩な一面を持つ村田氏の様な子煩悩パパが多いフランス人の父親についてお話ししたいと思います。

 

フレンチ旦那の子育て論とは?

まずはじめに、

うちの旦那・・・

GONZO

子供が好きは本当の好きではない。

子供のために生活を変えられる人、考え方を変えられる人、

好きだけではなく、子供のために責任を負える大人なのか?

そこが大切(重要)で、

子供が好きなだけでは親としてはダメ(失格)。

だと、考える人です。

うちの旦那はテーブルマナーやあいさつなど基本的な事に対して、

自分の息子にとても厳しいです。

そして、遊ぶ時はとことん甘い。

それは自分の息子だけでは無く他人の子供に対してもしっかり叱るし、注意する。

日本だった、

うちの子に何するのよ!

人の家庭(しつけ)に口出ししないで!!

と、言われそうな事にも全然気にしないフレンチ男。

いや、旦那だけではなく街や公園で出会う親はかなり厳しい。

初めはびっくりな私でしたがいつの間にかそれが普通だと認識。

自分の子供にきっちり叱り、悪い事をした事をちゃんとその場で謝らせる。

それでも聞かない場合はお尻ペンペンされて強制退去。

そんな姿をよく見るフランスの公共の場。

逆に全然知らない子が自分の子供のおもちゃやミニカーを使っても嫌がる素振りがなく、

みんな快く貸してくれる。

だから、目の届く小さい子供同士に寛大であり、大きい子は小さい子に手を出して泣かしたりする際は大きいお兄ちゃん、お姉ちゃんは必ず叱られる。

または、

知らない子同士でも年長は下の子の面倒をよくみて仲良く遊んでくれる。

よく、子供同士の話を聞いていると歳が少し離れている子は自分よりも下の子に注意をしている事に気づきます。

弱い者イジメをする事がいかにダメな事かを注意するし、

子供同士の公園内での遊び方を見て、大人になっても自分の子供には厳しく、

悪い事をする他人の子供(特に知っている友達の子供に)にもちゃんと注意をする。

だからか?

うちの旦那に寄ってくる子供が多い事にびっくりする時があります。

決して甘くない、優しくない旦那に。

それも旦那、実はそんなに子供が好きじゃない。(爆)

 

男が家庭を持った時に変わる思想

JAGAKO

じゃあ、なぜ子供が生まれてくるのを望んだのか?

それは、タイミング的に父親になる覚悟が整って、

子供がいる事でこれからの人生は子供がいる生活に対する責任を果たして行かなければいけない、

そんな父親思想に変わったから。

だから、

子供が決して好きではないけど、

来たるべき時が来たから子供を育てる責任がある。

JAGAKO

((>д<))いやいや、

ちょっと待ってよ!!

「子供を育てる。」

っというのは好きな気持ちがなかったら成り立たない。

でも、フレンチ旦那は、

子供が好きなら友達の子供や親戚の子供と遊べば子供が好き。

だという欲求は満たされる。

でも、毎日朝から晩まで子供と一緒にいて、ワガママを言われ、やってはいけない事に注意し、

時には叱らなければいけない。

それが、子育て。

GONZO

可愛いね〜。

可愛いね〜。

だけでは子供は育たない。

甘やかせるだけでは世の中にあるルールを理解できないマナーがない大人になる。

旦那が言う、

GONZO

子供が好きは本当の好きではない。

良い面だけを見て

「子供が好きだ」と言う人は子供を育てることは出来ない。

そぅ、言い放つ旦那の周りにはパートナーがいた生活から別れを告げ、

子供を引き取り子育てしているシングルファーザーが実際に多いからかもしれません。

離婚率の高いフランス社会において、

収入と収支をみて子供を育てるかをしっかり計算しながら

子供を産むか、産まないか?を、話し合うフランス人カップルがとても多いです。

(移民・難民を除く)

だから、びっくりするくらいのピル使用率が高いフランス。

ピルとは?

経口避妊薬。

主に避妊に用いられる女性ホルモン剤。

フランスでは避妊以外に生理周期を安定させるためや月経困難症(生理に伴う重い症状や大量の月経血)の緩和、子宮内膜症の治療などに処方され、若い10代のうちから使用している人が多いです。

JAGAKO

本当の親とは何か?

旦那といるといろいろ考えさせられる事が多いです。

それは、

子育ては母親だけがするものではない。

父親の参加があって、2人で育てる事で成り立つのだと。

だから、うちの旦那は息子に厳しい。

そして、すっごく甘い。

そんなパパが大好きな息子。

国際結婚でこの子育ての良いところ、理解できないところ。

それぞれ育った生活習慣・環境が違うけど、

子供を育てる事によって大人として、

父親として責任がある事を強く思う旦那。

昔のハチャメチャな10代の頃には無かった、

大人的考えは、時を経て変わるのだと言う事。

そして、4歳になった息子に教えられる事も多い。

パパ、でんきけして。

パパ、ごはんですよ。

テレビばかり、はやくすわって。

一丁前にパパを叱る息子。

どっちが子供なのか分からない。(爆)

そんな息子にメロメロな旦那。

GONZO

本当は子供が好きじゃない。

は、いつしか子供の成長によって変わるもの。

逆に、旦那の様にあまり子供が好きじゃない。

っと、言う背景には責任を負う父親像があるから。

果たさなければいけない父親としての役割があるから。

安易に子供が好きだ!!と、

豪語しないのは旦那の優しさでもある事を段々理解してきた今日この頃です。

 

フレンチ男子の子供の教育とは?

フランスの公園に行くといろいろな人間模様が見えてきます。

それは、年長者は自分より明らかに下だと思う歳の子の面倒をよくみます。

うちの息子は(初めは)知らない子の間に入っていけませんが、

段々毎日会う子供の顔を覚えると自然と仲良くなります。

そして、顔見知りになると大きなお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが小さい子を仕切っている事に気づきます。

それは、大人になっても共通する事があります。

例えば、

レストランに行った際、年長者の男性はテーブルを仕切る役目があります。

例えばワイン選び。

みんなの意見を聞きつつ年長者の男性が選びテイスティングをします。

(このワイン選びもいつの間にか自然と何を食べるかでどこ産のワインが合うのか?美味しいのか?は親の姿を見て自然と学んで行きます。)

特に格式のあるレストランへ行った際、男性側のメニューには料理の金額がありますが、

女性側はメニュー名だけで金額が記載されていない事が一般的です。

日本人から見たら、

外国人は紳士的でレディーファースト。

と、いうイメージは小さい時から自然と

男に生まれて来たからには男性として、

女性をエスコートする様に教育されます。

それも、

日々の生活の中で。

そんなテーブルマナーの出来る様になる男性は小さい時から教育される日本にはない独特な

マナー教育があります。

例えば、車が走っている側には自然に男性が立ち、危なくない様に見守ります。

これ、何気ない行動ですが、

3歳ですでに、

息子が大好きな女の子のお友達にサラッとしている行動にびっくりしました。

●●●ちゃん、あぶない!

と、手を引いて場所を変わったり、

見守る姿を見て、

JAGAKO

あぁ〜、パパを見て男性的マナーが身についているんだな。

と、実感します。

そして、普段も歩いて幼稚園に行く際、

ママン、くるまいっぱいで、

あぶないだよ!!

っと、言って息子自身が車の走る道路側を歩いてくれます。

でも、息子は子供。

危ないので、旦那が、

GONZO

だいじょうぶ。

ママンは大きいから(大人だから)、

車が走る方にママンが歩くんだよ。

っと、教えてから、

毎朝・・・。

ママンは大きいから(大人だから)くるま、あぶない、あぶないをあるくだよ。

と、理解。

でも、

JAGAKO

大きくない女の子にはどうするの?

こっち(道路側)あるくだよ。

あぶない、あぶない(車が走っている方)をあるくだよ。

っと、ほんの些細な事ですが、

自分が男の子で女の子を守る事を認識し始めている息子。

子供だから。

男の子だから。

女の子だから。

本当は比べず、差別せず、みんな平等に接しなければいけないのだと分かっていても、

同じ子供でもやっぱり男の子と女の子の喜ぶポイント、子育ての仕方、接し方、

考え方はその都度変えていかなければいけないのだと。

特にうちの息子は一筋縄ではいかないかなりのやんちゃ者。

こだわりが強くて、嫌々スイッチが入ったらもう手に負えなくなるキャラの強さ。

叱らなければ、親として無責任だと言われ、

叱り過ぎれば虐待だと言われる。

親のあるべき姿になるのにはまだまだ、落ち込み、悩み、そして喜びの中で見出すもの。

まだまだ、ダメ親だけど、

JAGAKO

子供の成長と共に、

いかに子供が喜んでくれるのか?

いかにハーフの子供を育てる過程で日本とフランスの文化や習慣に興味を持たせ、学ばせるのか?

そんな事を最近、ずっと考えてしまいます。

 

ハーフの子を育ててみて感じる事

実は、小さいうちから2カ国を学ばせる事は両親が2カ国の言語を話せるのだから、

子供も自然に話せる。と、思いがちだけど、

JAGAKO

そんな事は決して無い!

っと、いう事をハーフの子を育てて分かってきた事。

親の教育だけでは完全に不十分だから。

それは、

今年の4月から日本語補習校へ通いだし、ようやく2つの言語(フランス語・日本語)があり、

ママとパパが話す言葉が違う事。

国が違うから習慣や行事が違う事。

そんな事を理解してくれる様になってきました。

それには、

絶えず親の努力が必要だと実感した事が一番大きいです。

私たちは(いや、私が)補習校へ通わせる事自体をかなり迷って、

迷いに迷って・・・

結局、入園の1週間前に無理くり、入園させた事。

そんな迷っている私に旦那は、

GONZO

大丈夫。

息子のために行かせてあげよう。

日本語の学校、楽しいと思うよ。

っと、背中を押してくれた事。

旦那自身も協力してくれる事を約束に補習校へ通わす事にしました。

子供の事を考えるのであれば、

とりあえず躊躇せずに学ばせる事が自然な流れ。

でも、それには親の負担が多くなる

実際に1時間以上かけて毎週末通っている日仏家族と知り合い、

子供が楽しそうだから。

っという裏には、親の努力や子供に対する接し方のお手本を垣間見る事が出来ます。

通わせるだけではダメだし、

(特に幼稚園児以上の)現地校の宿題、補習校の宿題、2つを勉強の面倒をみてあげる親の努力。

フランスへ住んでいる以上、フランス語を話す現地校かインターナショナルスクール(英語とフランス語)が子供の言語の基本になってしまう。

だから、

親が日本語を話す環境、

話すお友達との交流を持たない限り

(第2言語である)日本語は身につかない。

例えば定期的に里帰りをして日本の学校に入園(入学)させるか、

私たちの様に補習校へ通わせ尚且つ、

日本語に興味を持たせるために日本語のドリルや教育商材で学ばせる。

幼いうちから2ヶ国語を学ばせる事は、

子供の能力もさる事ながら親の努力がまず必要。

子供のペースに合わせつつ、子供の言語教育のために徹底した家庭内での日本語が必要になる。

現地校の幼稚園へ入園してから、特にこだわりやワガママ、

癇癪(かんしゃく)の幅が大きく、手に負えないくらい暴れる事なんてしょっちゅうあった息子。

幼稚園の先生から呼び出される事も注意される事も何度もあった。

その度に私たち親が疲弊して、2ヶ国の言語を学ばせる事が子供の負担になっているのでは無いのか?

親の都合で2ヶ国語を学ばせる事をやめた方が良いのではないのか?

子供の可能性を信じたい気持ちと、

どこまで疲弊し続ければいいのか分からない不安。

でも、

子供自身が、

どちらかの言語だけを勉強したい。

っと、言われるまでは、

子供の生活環境は親が決める。

だからこそ、私たち一家は、

父親として責任を果たしたい旦那のおかげで、

2ヶ国の言語、習慣や文化に触れて学ばせる事ができます。

 

まとめ 〜結局のところ・・・〜

家族のルールは人それぞれです。

私たち家族のルールは1番が息子です。

だから、補習校も今の所、皆勤賞。

そして、旦那は旦那として父親として家族を守る事。

私はそんな家族を支える事。

旦那が息子のしつけに厳しく叱る時は私は見守って、口出しをしません。

(いや、私も叱られる。手出しするなと。)

男には男にしか分からない考え方があるのだと。

叱り方、しつけ方があるのだと。

男に生まれたからには、将来自分で稼げられる男性に成長して欲しい。

それぞれの役割分担があって、

私たち夫婦は成り立っています。

女だから、男だから・・・っと、言うよりはどちらが得意か?不得意か?で、

役割分担が決まっているかもしれないです。

JAGAKO

あなたの旦那さんはどうですか?

あなたの恋人はどうですか?

次回は、

そんな本当はあまり子供が好きじゃない私たち一家でも子供のために常に何が楽しいかを考え、

いろいろな事を学ばせたい。

そんな思いから、やる時にはとことん楽しむ!喜ぶ!!そして、ちょっと学ぶ。

そんな子供が楽しめる工作アイデアをご紹介します。




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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で芸大時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。