ハーフの子と日本語のコミュに対するフレンチ旦那の悩み 〜孤独感と悲壮感〜

Bonjour〜!!

先日の日本語補習校帰りに、旦那が、びくっりな事を言い出しました。

それは、

GONZO

どうして、私たちは日本語が勉強できないの?

っと。

JAGAKO

( ̄□ ̄;)!!

はぁ?

何を言い出すんでしょうか?

我が家は毎週末、息子の日本語教育のために、日本語補習校へ通わせています。

南仏にはマルセイユ、コートダジュール、トゥールーズの3校があります。

その3校のうち、自分達が居住している場所から通いやすい補習校へ通う事が出来ます。

希望者のみで行かせなければいけない。など、決して強制ではないです。

日本語補習校へ通わせている家族は日仏の家庭が多く、

中でも奥さんが日本人で旦那さんがフランス人の方が多いです。

そんな日仏、日日、日本にルーツを持つ子供など、マルセイユ近辺の至るところから集まります。

大体のご家庭は母親が引率する場合が多いのですが、

遠方から来られる場合は、(融通の利く)車での送り迎えが多いので、

フレンチパパが一緒に引率している場合も多いです。

その中でも補習校の中まで入って来て、教室内で子供達の授業が終わるのを待っているパパと補習校の外で待っているパパ。

または、送り迎えだけをするパパ。

いろいろなご家庭がありますが、

うちの旦那は近所だから必要な用事やお願い事がない場合は、

一旦お家へ帰ればいいのに・・・

なぜか、保護者控室にいる変な人です。(爆)

基本的に子供の保護者は補習校での係りや子供達の付き添いをしなければいけないので、父親か母親が必ず補習校に残らなければいけません。

そんな中、ぶっちゃけ日本語の学校に何もしないフランス人は不必要です。(爆×爆)

でも、遠方から来ている家族は一旦帰る。っというのは大変です。

だから、補習校の授業が終わるまで待つのですが、

この毎週、毎週の時間が結構・・・面倒くさい保護者男性チーム。(爆)

そんな遠方から来ているパパさん達の話し相手になるべく、なんだかんだで学校に留まる旦那。

うちの旦那は年上だろうが年下だろうが結構どんな人ともコミュニケーションが取れる意外にマルチな男です。

それも日本語が話せるのでフランス人パパの考えも日本人の行動もよく理解出来るので日本人ばかりの空間にいても全然苦にならない。

でも、話し相手がいないとつまらない。

日本人でもフランス人でも誰でもいいから待っている時間が楽しめる話し相手が欲しい。

そんな事を察して、遠方から来ているフレンチパパといつも会話をしているのですが、

そこで・・・

GONZO

送り迎えはするけどなかなか中に入って来づらいフレンチパパ、

日本人パパもみんな仲良くなれればいいのに。

っと言い出すフランス人ならぬ発言のうちの旦那。

フランス人は個人主義者だし、人と交わるのが嫌いな人も多い。

補習校にいる間は子供達同士、交わす言葉は基本的にフランス語は禁止です。

だから、親も出来れば極力日本語を率先して使います。

だって、ココは日本語を学びに来ている場だから。

1歩、校内へ入ったらルールや習慣は日本。

だから、日本語が分からないフレンチパパにとったら学校内で待っているのなんて内心、苦痛でしかない。

公共の場の学校内でお話はしても携帯のゲームで遊ぶ訳にもいかないし、効率の良い時間つぶしなんてあまりない。

だから、ぶっちゃけ苦痛でしょうがない保護者男性チーム。

そこで、旦那、

GONZO

自分たちも日本語を学びたい。漢字書きたい。覚えたい。

自分の子供がママとは日本語話せるのに自分とは話せないからちょっと寂しい。

っと、言い出しました。

 

JAGAKO

( ̄□ ̄;)!!

はぁ?

何を仰っているんですかね?

GONZO

だって、子供が10年くらいこの学校に来て日本語が出来る様になるなら、パパも一緒に勉強したら日本語ができる様になるでしょ?

その発言に終始びっくりな私。

そんな事を毎週思っていたとは・・・。

でも、日本語補習校は日本語を学びたい子供のために開校されている学校です。

日本語補習校の役割

「日本語補習校」は、世界各地にあって、フランス国内に15校存在します。

日本政府の正式な援助対象校を受け、子供たちが海外に居住していても、日本語や日本の文化や風習を学ぶ貴重な場として開校されています。

小・中学生には文部科学省による指導計画に基づく授業を行い、幼稚園児には能力・年齢に応じた授業を展開していて、子供が主体の組織です。

そこに、フランス人の父親(母親)が日本語を学びたい。

なんて・・・ありえないでしょ!?

JAGAKO

てか、

あんた、日本語できるやん!

必要ないでしょ。

GONZO

でも、400〜500の日本語が分かっても全然分からない日本語もいっぱいある。

子供はどんどん(日本語が)上手くなるのに、わたしたちは全然分からない。

あなた達が何を言ってるのか分からない。

日本に行った時、もっと分からない。

(日本人のうちの家族や友達の会話に入っていけなくて理解できない。)

 

JAGAKO

はぁ?

ってか、みんなママがフランス語が出来てコミュニケーションを取る事に全然問題がないのに、(支障がない)

なぜ、そんな孤独感を感じるのか?

奥さんが中に入って通訳してあげれば十分でしょ?

GONZO

でも、この待っている時間がもったいないから、自分たちも日本語を勉強したり、あなたみたいにフランス語出来ない人(←失礼)や何年も(フランスに)住んでるのにフランス語が上手くない(←さらに失礼)日本人のママにもフランス語を私たちは教えられるよ。

っと、さらに爆弾発言を言い出しました。

 

JAGAKO

いや、いやいや〜。

ママ達はここに居たくているんじゃなくて、居ないといけないからいるのであって、

暇ではない。

ヾ(。`Д´。)ノおいコラッ!!

決して、暇ではない!!

JAGAKO

それに、幼稚園の授業の先生はボランティアだけど、小学生以上はお金をもらっている先生なんだよ。

ボランティアじゃないの。

日本の国からお金が出てるの。

あなた達フレンチパパに誰が日本語を教えるのよ!!

っと、かなり面倒な事を言い出す旦那に喝〜!!

でも、少なからず補習校へ通わせている外国籍の親は教育熱心とまではいかなくとも、

子供に日本語を学ばせてあげよう。っと思っているのは確か。

そこで、どんどん日本語が上達する自分の子供を見ながら、

日本に一時帰国すれば日本人のお友達や家族と会話が出来ていくのに自分はその中に段々入れなくなっていく事に孤独感と悲壮感を感じるのだと。

JAGAKO

う〜ン・・・

確かに・・・

っと思い当たる節はいっぱいある。

そんな思いを日本に滞在していた時に味わっている、人と関わっていたい負けず嫌いでマルチな旦那はメキメキと日本語が上達。

今では日本語のことわざを使った冗談を言ったり、私が居なくてもうちの両親と勝手に日帰り旅行まで行ってしまう。

そんな旦那、以前、息子が授業を受けるのを後ろの席に座って見学しようとして締め出された事があります。(苦笑)

それも、その事をお友達のママさんにツッコまれる旦那。

GONZO

どうして、あなたは子供達のクラスを観てもいいのに私たち(フレンチパパ)は出来ないの?

 

JAGAKO

はぁ?

観たくてみているんじゃなくて、授業を観ないといけないの。

(授業の補佐が担当周りであります。)

アトリエの先生もやりたくなくても子供を通わせている間は絶対に担当しないといけないの。

てか、みんなすっごい好きでやりたくてやっているんじゃないよ。(←あっ、率先してやりたい人を除く一般的な意見)

回ってくるの!係りが!!

あなた達フレンチパパが居たら子供達は気が散るでしょ!

邪魔ですよ!邪魔!!

それじゃなくても子供が周りに寄ってくる何かを引き寄せている旦那。

GONZO

でも、あの日本人のパパは観られるんでしょ?

日仏家庭でも旦那さんが日本人の場合は必然と旦那さんが子供達の授業補佐に入ったり、私たちママチームと一緒に宿題の丸付けをしたりするのですが、あくまでも日本語の分かる日本人だから。

そして、そのパパさんは違和感を全然感じさせないマルチ主夫さんだから。

でも、旦那たちフランス人パパチームは日本語が話せて子供達の授業を観られる事に羨ましく思うのだと。

Σ(゚д゚;)えっつ!?

JAGAKO

そんなに、日本語を勉強したいならあなた日本語出来るんだからみんなに教えてあげたら?

GONZO

( ̄□ ̄;)!! えぇ!?

それは出来ない!!

漢字全然分からない。

キレイな日本語じゃない。

だから、日本人の人が日本語を教えてくれたらいいのに。

だと。

イイ迷惑。

GONZO

・・・そうしたら補習校に入って来づらいパパも毎週来やすくなるよ。

だと。

いやいや、個人主義者のフランス人。

団体行動、集団行動、チームワーク・・・特に時間厳守ができない!!

JAGAKO

絶対、わざわざ週末の休みに日本語を勉強したいなんて思う人なんていないよ。

あなた達だけでしょ。

そんな意味不明な事を言い出す旦那に本当、呆れる私。

息子を入園させる事を迷っていた私に背中を押してくれたのは旦那。

協力してくれる事を条件に入園させたけど、

自分たちも学びたくなるとは・・・そんな事は全然求めていない。(爆)

てか、そんな事を言いだしたら他の旦那さんの負担になるだけ。

正直・・・

毎週、毎週、送り迎えなんてする事自体を面倒くさい。っと思っている人の方が多いかもしれない。(予想)

だから、(旦那なしの)ママが一緒に来るパターンが多いのに。

旦那の様に学びたい精神がある真面目なフレンチパパが少数派でもいる事。

国際結婚でパートナーが違う場合、子供が話す言葉も理解したい。

奥さん(旦那さん、祖父母)の国の言語をもっと理解したい。

そんな風に考えるパートナーがいる事にビックリでした。

そして、そんな風に思ってくれるフレンチパパがいる事も内心嬉しく思います。

子供の教育は母親任せな日本に比べて、(みんながみんなではないけれど)

困っている時、何でも協力してくれるフレンチパパは子育ての悩みを半分づつ分かち合ってくれます。

喜びも悩みもちゃんと聞いてくれて分かち合ってくれます。

子供の教育を母親任せにされると、段々一人だけで子育てをしているんじゃないか?っというストレスに陥ったり、母親としての責任と重圧感などで溜まるストレスを吐き出せなくなる孤独感などを感じでじっと耐え続けてしまう母親。

母親が子供の面倒を全般的にみるのが普通。

そんな、母親としての勝手なイメージや固定観念はフレンチパパにはあまりありません。

でも、何もかもが出来る器用さは男性には求められないので、役割分担を決めて子育てをする事が円滑に夫婦生活も成り立つ場合が多いです。

そして、この旦那の爆弾発言から、

日本語を学びたい大人が通える日本語教室を南仏で聞いた事がないので、

もしかしたら日本ブーム。

密かに需要があるかもしれないですね。




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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で芸大時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。