【体験談】フランスで新型コロナウイルス(オミクロン株)に感染してしまった話

Bonjour〜!!

南仏在住のJAGAKOです。

先日、息子が新型コロナウイルスの陽性になったのをきっかけに、世界中で猛威を振るっている「オミクロン株」の感染力がどれだけ強いのか、身をもって知りました。

ヨーロッパ諸国では、2021年の11月頃から再び感染者が増え始め、特に12月に入ってから、検査場では長蛇の列ができ、検査するだけなのに1時間以上も待たされる事なんて、当たり前の光景になってしまいました。

それでも、感染爆発している「オミクロン株」は、軽症で終わる症例が多く、フランス国民(特にワクチン接種をした人を中心)は、

フランス人マダム

もうそろそろ終わりでしょ、Covid-19

あんまり人が死んでないし、風邪みたいで、マスクもしなくていいでしょ!!

っという意見が多く、過去の感染者数が毎日更新されているのにも関わらず、感染対策に対して緩々満載です。(爆)

実際に自分が新型コロナの陽性が分かり、隔離生活をする事で、見えてきたものがあります。

そこで、今回は新型コロナウイルス「オミクロン株」に感染した私の体験を元に、

感染してしまった時の症状やその後、隔離措置から解除されるまでの、注意喚起などをご紹介します。

政府が勧める新型コロナ対策

●ワクチン接種

●アルコール消毒

●人が集まる密度の多い場所には長時間止まらない

●マスクをする

●部屋の換気をする

●人と人との間隔を1.5Mあける

●オンラインで仕事ができるのであれば自宅で仕事をする

●セルフチェック(L’autotest)で検査をする

●不用意に医療機関を受診しない

JAGAKO
もう、定番中の定番の予防対策ですが、感染状況次第で規則や罰則はその都度、目まぐるしく変わっていくので注意が必要です!

 

始まりは突然に・・・

フランスでは、2021年12月のノエル前からじわじわと感染者の増加が問題になり一気に検査をする人や入院患者が増えました。

それも、家族や親戚が集まる時期でもあるため、念のために検査をする人から、周りに陽性者がいて検査をする人など様々です。

夫の会社でもワクチン未接種者が次々と新型コロナになり、夫も強制的に検査を余儀なくされました。

でも、まだその時は1ヶ月余りで世界中に広がり、1年で一番のイベントがある繁盛期に、一部の国では再びロックダウンになってしまったり、特にフランスの感染者が爆発的に増え、ヨーロッパで一番の感染者数を連日更新する事になるとは、一部の人を除いて誰もが思っていなかったと思います。

フランスでは年明けから感染者がさらに増え続け、1日の感染者数が30万人以上を超え、政府の感染対策も徐々に厳しくなっていきました。

1月から息子の学校が始まったばかりなのに、2週間後には息子の担任が新型コロナになったのをきっかけに、私たち家族もすぐに、街の至る所にある、検査場で検査をした結果、無症状の息子と、花粉症だと思っていた私たちだけが感染していました。

ただ、幸いにも家族が集まったノエルを過ぎてからの感染だったので、家族間での被害は最小限で済みました。

 

でも・・・前兆はすでに12月から始まっていた?

実は、息子の新学期2日目にして、担任が体調不良で病院に検査(コロナかな?)に行くと、いう理由で登校日当日、急に学級閉鎖になりました。

でも、その週の木曜日には、普通に戻ってきて、安心していたのですが、翌週の火曜日に、又しても担任が不在で学級閉鎖になりました。(学校が始まって実質数日しか登校できていません)

そして、その週の土曜日の夕方過ぎ、息子の日本語補習校の帰り際に、

夫から、

GONZO
担任の先生がコロナになったから(来週からしばらく)代理の先生が来るみたいだよ!

っと聞き、慌てて帰りに検査をして帰宅しました。

そして、陽性反応が分かった時、息子があまりにも無症状だったのでとても驚きました。

何よりも感染者だと分からなかったとは言え、普通に補習校へ行ってしまった事。

親として、すごく後悔&反省をしました。

そして、陽性反応が出た時に、息子から衝撃的な事を言われました。

2週間のノエルバカンスが終わり、ようやく学校が始まった矢先なのに、又しても学級閉鎖で家に籠りっぱなしになると、テレビやゲームばかりになり、息子の健康上、かなり良い環境ではなかったので、長引く学級閉鎖の間に、近所の公園へ連れ出しました。

そこで、息子の同級生と、その弟、父親家族と一緒に息子はずっと遊んでいたのですが、

我が息子
(私が)ポジティブ(新型コロナ陽性)になったの・・・

(多分)●ラージュからかも・・・。

JAGAKO
???

えぇ?

それは、ないよ!

もしコロナなら、お家にいないといけないから。

お外に出たらダメだから、もし●ラージュくんがコロナなら、ココには来れないよ!

だから、もう終わったん(コロナ陰性)じゃないかな?

我が息子
え〜!

違うよ!

パパが今、●ラージュがコロナ(陽性)だから、お仕事に行けなくなった!って言ってたもん!!

っと、言う息子の話に絶句してしまいました。

そのパパ、自分の息子が新型コロナの陽性反応が出ているのにも関わらず、公園へ連れて来るとは・・・

本当、フランスあるあるで、ワクチン接種をしているからと、野外ならマスクをしないし、子供は軽症で終わるから問題ないという考え・・・

JAGAKO
まじか・・・

そりゃ、増えるわぁ感染者・・・

体調が悪い人ほど、自分はコロナじゃない!を主張して検査しない人多いし・・・

その事を息子から聞いて、実際に遊んだその3日後に、息子は新型コロナの陽性反応が発覚しました。

 

オミクロン株に感染した時の症状とは?

JAGAKO
息子は終始、無症状だったので、実際に感染した時の私の状況をご紹介します!

《主な症状》

●風邪の症状に似ている(鼻水、咳、喉の痛み、倦怠感、微熱)

●花粉症の症状に似ている(鼻水、くしゃみ、喉の痛み、頭がぼーっとする)

●頭痛(頭全体が収縮する感じ)

JAGAKO
オミクロンは軽症だよ!

っと聞いていましたが、実際に風邪の症状に似ているので、本当に判断が付きにくいです・・・

それも、風邪かと思い解熱剤を飲んだり、花粉症かと思い花粉症の薬を飲めば症状が回復して、動き回れたので、オミクロン株の恐ろしさを肌で感じました。

ただ違うのは、頭痛でしょうか?

私の場合は、昨年の12月に3度目の流産をして、精神的に落ち込み、ストレス尽くめだった事もあり、自律神経失調症や鬱病からくる、頭痛だと思っていました!

それも、頭全体の萎縮を感じ、若年性アルツハイマーの始まりかと、ずっと落ち込み、花粉症シーズンが終わってもこのまま脳の萎縮を感じるであれば、脳神経外科を予約しようかと、本気で家族に相談していたくらいです。(苦笑)

 

新型コロナウイルス(オミクロン株)になってしまった時の対処法

感染してしまった時期によって、感染者数に応じて対処の仕方が変わるため、一概には言えませんが、今の状況での対処法をご紹介します。

感染してしまった時の諸事情&対処法

●部屋の換気をし、感染者と非感染者は別々の部屋で過ごす

●手洗い、アルコール消毒をする

●検査をした時に登録した政府主導のデジタルツール(SI-DEP、またはContact-COVID)から送られてくる連絡に従う

※各病院内とPharmacie(薬局)と連携してる検査場によって連絡先や通知方法が異なる

●濃厚接触者は、陰性でも自宅待機で会社や学校に出社できない(オンライン)

●(オミクロン株の場合)指示があった再検査日に陰性になれば、その時点で隔離終了。もし、再度陽性であれば、隔離続行。そして、再検査日の連絡を待つ

●子供(小学生)のクラス内で3人以上の陽性者が出た場合は学級閉鎖。そして、クラスの担任が濃厚接触者&陽性者の場合や各クラスの教師がストライキに参加する場合、代講者がいない時も学級閉鎖

●学校側から、L’autotest(自分で行える検査キット)を無料で購入できるための資料がメールで添付され、子供が無症状の場合、学校に登校する前に、L’autotestで検査(週2回)をして陰性であれば登校可能

●重症の場合は、一般医に連絡をするか、医療機関に相談して指示を仰ぐ

※基本的に軽症の場合は隔離のみになります。安易に病院へ行ってしまうとそこから感染が広がるので、重症の場合以外は自宅待機です。

補足

検査の種類にはいろいろあり(会社や学校などから)陰性証明書(Autotest Covid Négatif、またはCertificat négatif)の提出を求められる場合、おこなっている機関に行かなければいけない場合があります。

※l’ARS(地方保健局)、Laboratoire(検査機関)、Hôpital (病院)、Pharmacie(薬局)などで行われる検査方法

●医療機関:PCR検査

※感染してから発症する数日前より検出が可能で、体内にすでにウイルスが存在するのかを調べる時にする検査方法

※検査をしてから通知が来るまで半日はかかりますが、正確な検査ができる(決して100%の検出率ではない)

●(薬局)と連携してる検査場:Antigénique(簡易的な抗原定性検査)

※ウイルスが持つ特有のタンパク質(抗原)を検出する検査方法

※検査が簡単ですぐに結果が出ますが、PCR検査に比べて検出率が劣る

●Laboratoire(検査機関):Sérologique(血液抗体検査)

※過去にそのウイルスに感染していたか(抗体がすでにあるのか)を調べる検査方法

ちなみに、一度、感染して陽性になってしまうと、陰性証明書の提示が必要になります。(学校によってはL’autotestだけの判断で登校可能の場合もあり)

JAGAKO

日本だと 感染してしまうと、感染者も濃厚接触者も自宅待機期間が長いですが、フランスはとっても短いです!(苦笑)

実は息子、陽性判定から、4日後に自宅でL’autotest(セルフテスト)を使って検査をした時は、陰性でした。

《自宅で簡単にセルフテストができるL’autotest( 検査キット)》

《くっきりと陰性反応》

だから、陰性証明書を手にいれるために、再度検査場へ赴き、検査をしたら、

なんと!

まだ陽性反応があり、陰性証明書は発行されず、再び自宅待機&隔離になりました。

そこで、L’autotestの信憑性をかなり疑いました。

特に、子供だと鼻の穴にグリグリ綿棒を入れられるのを嫌がるので、親がやる場合はちょっと躊躇してしまいます。

このシステムにも落とし穴があり、子供たちから感染者を広めているのではないのか?っと、率直に思いました。

JAGAKO
皆様、お気をつけあり!!

 

あとがき

新型コロナウイルスの感染爆発から、もう2年。

自分が実際に感染者になってみて、やっぱり健康第一だと思ったし、何よりもワクチン接種をしていて良かったと思いました。

持病を持っている人や、アレルギー反応がある人には強制的にワクチン接種をしなければいけない政府の考えに、連日ストライキが起きていますが、ワクチン接種をしているからこそ、感染しても軽症で済みます。(個人差はある)

フランスでは、ワクチン未接種者からの感染爆発が止まりません。

だからワクチン未接種者の行動範囲がどんどん狭くなり、それに反発する政府への不信感やコロコロ変わる政策に反対する気持ちも分かります。

私も、3種混合と風疹の予防接種をしてから、約1年くらい、原因不明の謎の蕁麻疹に悩まされ、かなり強い薬を処方されていました。

これが、予防接種が原因なのかは正確には分かりませんが、予防接種をした数日後から始まったので、ワクチンの信憑性を疑ってしまいます。

それでも、私は前もって感染などが防げ、もし感染してしまっても軽症で終える事が出来るのであれば、ワクチン接種はした方が良い。っと、前向きに考えています。

ワクチン接種の意義や後遺症などに対して、人それぞれ、考え方はありますが、自分や、自分の家族、そして、周りの人たちから、移され、移す事は当たり前の様に起こります。

その時、

JAGAKO
あぁ、やっぱりワクチン接種しといて良かった!

っと、新型コロナの陽性が分かって、4日後には陰性になり、軽症で済んだ実体験として、私はワクチン接種を推進します。

もし、一本のワクチンで、命が助かるのならば・・・

特に、30代後半から体の不調は、20代の頃に比べてらヒシヒシと感じる様になりました。

今、若くても、確実に免疫力は年々低下していきます。

それを、ワクチン1本で助けてくれるのであれば・・・っと、願っています。

最後までお読み頂きありがとうございました。




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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で芸大時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。