Bonsoir〜!!
今回も前回に引き続き、フレンチマダム直伝の出産祝いにオススメのお店と私がオススメする中であまりお目にかけないフレンチデザイン独特の世界観があるお店をご紹介します。
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日本人ウケする「Tuc Tuc(トゥクトゥク)」
最近、見かける様になったブランドなのですが、フランスではなくスペインのブランド。
子供らしいビビットな色使いなど、日本にありそうでないデザインが豊富です。
・1995年にスペインでMarisa Sotés(マリサ・ソテス)とMiguel Cadarso(ミゲル・カダッソ)が創業した新生児から子供服、靴、アクセサリーなどを専門に扱う「Tuc Tuc(トゥクトゥク)」。
●フランスの子供服の特徴よりもまた違った、遊びココロのある、鮮やかな色彩とポップで可愛い個性的なデザインが特徴。
●素材も柔らかく着心地抜群。
●フランスよりも日本人ウケするブランド。
●魅力的で堅実なデザイン、製品の品質と生産、競争力のある価格でより良いサービスを提供して刺激的な雰囲気を作り出すために、店内も清潔感と見やすい設計の陳列が特徴。
シンプルモダンな子供服「Kidiliz(キディリズ)」
安定感のあるトレンドを掴んだデザインを発信し続けているブランドで、今年の流行を知るには「Kidiliz(キディリズ)」へ行け!!っと、言う程、傘下のグループが有名なのでいろいろなブランドのトレンドをいち早く知る事が出来ます。
・1962年にRoger Zannier(ロジャー・ザニエ)とJosette Redon(ジョセット・レドン)によって、子供服を専門とする編み物工房の形でフランスに設立されました。 ・2016年12月に「Zannier Group(ザニエ・グループ)」は「Kidiliz Group(キディリズ・グループ)」になりました。 ※傘下に「KENZO KIDS(ケンゾー・キッズ)」や「LITTLE MARC JACOBS(リトル・マーク・ジェイコブス)」等のライセンス商品を取り扱うグループ企業。
●新生児から16歳までが対象。
●素材の独創性や細部まで考えられたデザインのパーソナライズを演出するシックなスタイル。
● 独創的なノウハウと優れた品質、アイデアに溢れた創造性と流行に沿ったデザインが理想的なファッション。
●最も美しいブランドを結集した最初のマルチブランド。
インパクト大の可愛い「Catimini(カティミニ)」
可愛らしい清楚で子供らしい色彩が特徴で特に女の子に着せたい!
そんなデザインが多い「Catimini(カティミニ)」 。
可愛さと元気さと子供らしさ。
それを合わせ持つデザインセンスがとても素敵なブランドです。
・1972年にMonique(モニーク)とPaul Salmon(ポール・サーモン)で設立されたフランスのハイエンドブランドです。 ・2000年に「Zannier Group(ザニエ・グループ)」の子会社になりました。
●40年以上にわたり、ファッショントレンドの子供服の専門店。
●新生児から14歳の子供がターゲット。
●楽しく色とりどりの遊び心のあるコレクションを提供。
●高品質な素材を利用。
【番外編】産まれた瞬間から必要な物が何でも揃う「Aubert(オベール)」
各種有名ブランドの服も取り扱っていて、何よりも新生児から幼児まで身の回りの必要な商品が全て揃うお店。
服以外のもので・・・っとお探しの場合は迷わずこのお店で見つかると思います。
もしない場合はカタログから注文し、お取り寄せも可能です。
日本でいうと「アカチャンホンポ」みたいな店舗でしょうか。
・1931年にAubert(オベール)氏によってフランスで設立された家族経営の会社が原点。 そこから、チャイルドケアのリーダーになるために多くの進化を遂げました。 ・1983年に新生児用のベビー用品全般を扱うために(食事グッズ、トイレ用品、家の中の生活、セキュリティ、家具など)カタロクを充実させ、革新的に育児専門家として確固たる地位を築きました。
● 「Aubert(オベール)」氏の兄弟によって80年以上前に設立された老舗中の老舗。
●「Aubert(オベール)」氏は保育&育児の専門家で 、新生児から幼児専用の200以上の店舗を展開。
●1000人以上の育児専門家を集め、店頭には並べられないベビーカー用のカタログを始め、カーシート、ベッド、哺乳瓶、マザーズバック、車や旅行用のアクセサリー、出産服などが多岐に渡って取り扱いあり。
●Liste de naissance(出産祝い用のリスト) 、 ギフト券など、多くのサービスを提供。
●育児専門家がオススメするべべちゃんの快適さと充実感に最高のソリューション(解決策など)を見つけ、常に信頼される専門店に成長をし続ける企業努力あり。
●何でも揃うお店として知名度が高い。
【番外編】大量生産が出来ない手作りl’Oiseau Bateau(ロアゾー・バトー)
私が個人的オススメするフランスで見つけた可愛いプロダクトのお店「l’Oiseau Bateau(ロアゾー・バトー)」。
新生児から小学生くらいまでのカバンやお部屋のデコレーション、ライト、オブジェなどが中心のお店です。
小さい子供に使って欲しい、リュックサック、バスタオルなどのデザインと色彩、そしてキャラクターが独特でとても可愛いです。(←どれも欲しくなるので完全に目の保養)
・1994年に「Catherine Nicol(キャサリン・ニコル)」と「Philippe Lemoine(フィリップ・レモワイン)」が「l’Oiseau Bateau(ロアゾー・バトー)」をフランスで設立。 ・1996年、刺繍されたSacs a dos l’Original(リュックサック)コレクションを発表。
子供の名前で刺繍されたパーソナライズの「リュックサック」コレクションが登場しました。保育園や公共の場で華やかに演出するリュックは幼稚園・小学校の入園(入学)前、お誕生日やノエルなどにプレゼントされる事も多く、コレクション登場以来長い間定着して売れ続けている商品の一つです。 ・1997年、Cale bebe(授乳クッション)の発表。
2つの重ね合わせたクッションで構成された「ベビークッション」は、居心地の良くべべちゃんを包み込むのが特徴。首が座る前から、まだ安定感のないべべちゃんが座って、安らかに眠ることができるクッションです。 そして、半月形(Cカーブ)になっているので、もう一つは母親のための「母乳クッション」としても役立つ可愛くてオシャレで機能的なデザインが人気です。 ・2005年、女の子と男の子のランプが登場。
機能性、安全性、技術的に進歩した(変圧器と省エネ電球を内蔵しているため)、ユニークな形状のランプが特徴で、「l’Oiseau Bateau(ロアゾー・バトー)」の歴史の中で重要な一歩でもあります。
「キャサリン・ニコル」がブランドのすべてのコレクションを考案し、一定のアイデアを考え描いています。常に新しいビジョンや新しいアプローチを提案し、夢をかなえ、夢の一部となり、子供の頃の思い出になる作品作りを心がけているブランドです。
●100%綿で出来たぬいぐるみはデザイン、表情、形など可愛いのが特徴的。
●カラフルなクッションには、カメ、カタツムリ、カエルなどのキャラクターが登場し、遊び心満載で子供の心を掴むアイテムの一つ。
●大量生産が出来ないため、インターネットでの直接の販売と「Aubert(オベール)」などの提携先小売店での注文販売がメインで実店舗はない。
●毎年新しいデザインを少しづつ発表し、独自の路線で販売を行っている。
【番外編】何でも揃う通販「vertbaudet(ヴェルボデ)」
今や通販はフランスでも買い物の主流になっています。
好きなブランドの店舗が近くにない場合、なかなか店舗へ足を運べない場合など簡単にネットから好きな物を探し購入する事ができます。
その中でも、新生児から子供服まで取り扱う専門のサイトも多く存在します。
その中でも「vertbaudet(ヴェルボデ)」はフランスのベビー・子供用品では有名な通販専門サイトです。
・1963年、「vertbaudet(ヴェルボデ)」は通販会社としてフランスで設立されました。
●子供、乳幼児、そして母親のための各種分野で活躍。
●ファッション、靴、育児関連グッズ、おもちゃ、家具、装飾など新生児から取り扱いのある育児関連の専門ブランド。
●乳児・幼児関連の販売代理店である「vertbaudet(ヴェルボデ)」は、カタログ販売活動に成功したeコマースサイトを通じて、70を超える店舗でブランドを販売。
● ソーシャルネットワークでも非常に活動的で多くの通販サイトの中でも知名度のある会社。
あとがき
本当はもっとご紹介したい「l’Oiseau Bateau(ロアゾー・バトー)」の様な大量生産は出来ない個人店から段々規模を大きく中小企業、大企業へと発展しているブランドや、
その逆で春夏秋冬、ずっと新しいデザインを発信していく「Kidiliz(キディリズ)」など、扱っているブランドは大量生産し世界的にも有名なブランドへ成長を遂げたグループ企業など、フランスには2極化のブランドがたくさんあります。
「l’Oiseau Bateau(ロアゾー・バトー)」は納得のいく商品しか世に発信しません。
だからこそ、誰も真似が出来ない独創的な世界観があるからこそ、大量生産で誰もが手に出来る商品とは違う唯一無二のブランドが生まれるのだと思います。
決して誰からも愛される(大量生産された)ブランドへ成長しなくとも商品価値さえ見いだせるモノが1つでもあればモードの世界は無限に生き続ける事が出来ます。
そんな、開かれた世界があるフランスのモード界だからこそ、世界に誇れるブランドが次々と評価され世界に発信されるのではないでしょうか?
だって、フランス人、本当にハッキリ好き嫌いを言います。
そして、どこが好きで、どこが嫌いなのかも。(苦笑)
そう、思っていた私にフレンチマダム達は、
この一生のうちのこの瞬間にしか着られないからこそ、ファッションは楽しむべき。
だと教えてくれます。
だからこそ、フランス人は子供の頃から「美」に対する見解が鋭く、10代、20代が一番楽しむファッションではなく、50、60歳を過ぎてもオシャレで素敵な衣服をまとった個性的で年齢を感じさせないフレンチマダムが多いのだと思います。
その原点は、子供の頃からまとう衣服から磨かれていくのだと思います。
子供の服なんてすぐに着られなくなる。
お金をかける必要なんてない。