はじめまして!ココです。〜子供の思いやり教育〜

実は先週、我が家に短期で息子の学校(フランスの現地校)から可愛い、可愛い、

「ココ」ちゃんという女の子を預かる事になりました。

っと、’’ちゃん’’付けですが子連れの女の子。

それも、人間ではなく・・・

おさるのぬいぐるみ。

(*’艸3`):;*。 プッ

息子が通っている幼稚園は私たち親の都合で引っ越してしまったので、

以前通っていた学校から新たにお友達も先生も変わってしまった新しいクラス。

でも、息子にとって前の幼稚園よりも居心地が良いらしく、

年末年始の「Vacances de Noël (ノエル休暇) 」中でも毎日、

我が息子

学校に行きたい〜!!

の嵐でした。

以前の幼稚園では嫌がって行かせる事にかなり苦労していましたが、

今の学校はなんてったって、

(*`▽´*)ウヒョヒョ

担任の先生が若くて綺麗!!

そして、アシスタントのマダムもとっても優しくて、息子にはとても良い環境。

フランスの幼稚園は担任の先生によって授業内容が変わるので教え方や考え方、教育全般にバラツキがあるというか・・・。

でも、今の学校の先生は温かく包み込む様な先生で怒ったり、怒鳴ったりしているところを見た事が一度もなく、いつもニコニコしています。

そんな若い先生の考えたクラスのアイドル「ココちゃん」

「ココちゃん」は1、2週間クラスのお友達のお家へ行ってフランス文化を子供達から紹介され、子供達は毎日「ココちゃん」と一緒に眠りにつきます。

息子も仲良しのお友達から引き継ぎ、先生に

我が息子

次は僕がお家に持っていくの!

っと直談判していました。

そして、迎えられた「ココちゃん」

息子、幼稚園からお家に帰る道中から説明を始め、自分のお家を紹介。

ママとパパを紹介。

自分の部屋とかを回って紹介している姿が可愛くて仕方がありませんでした。

子供の優しさを引き出し、笑顔にしてくれるクラスのアイドル「ココちゃん」

JAGAKO

先生、いい事を教えるな。

っと、旦那と一緒に思いました。

そして、このお家訪問・・・

実は、授業の一環なので息子が「ココちゃん」と、

どう過ごしたのか?

その日々を写真に撮って印刷してクラスの外に張り出されます。

だから、実はずっと前から

JAGAKO

いつかお家にも来るんだろうなぁ。

っと思っていました。

他のお友達は一緒にご飯を食べたり、寝たり、お家以外に遊びに行った風景もあって、一緒に過ごしたアイドル「ココちゃん」との日々が垣間見られる様になっています。

そんな息子に、

JAGAKO

「ココちゃん」をどこに連れて行きたい?

っと、いう質問に迷わず、

我が息子

M姫ちゃん(仮名)!!

(日本語補習校が一緒の大好きな女の子)に見せたいのだと。

《関連記事》

M姫ちゃんに恋をする!?は、こちらから〜

初恋とイヤイヤ期終了!?

2018年1月15日

毎日、M姫ちゃん、M姫ちゃん、大好きアピールの息子なのですが、

実は、

我が息子

M姫ちゃんは、Jくん(M姫ちゃんの幼馴染)が好きだの。

っと、ふとした時に悲しそうに話してくれました。

自分は片思いだという事を分かっていて、

それでもM姫ちゃんに「ココちゃん」を紹介したくて、気分はルンルンでした。

何てったって、M姫ちゃんが好きなディズニーのキャラクターを発見しては、

我が息子

M姫ちゃん、M姫ちゃん、!

M姫ちゃんといっしょだよ!!

(M姫ちゃんが好きなキャラと一緒だという事をアピール)

そして、

お家にあるシンデレラや白雪姫のDVDを何度も観ては、

我が息子

M姫ちゃん、M姫ちゃん、!

M姫ちゃんがすきだよ。

(M姫ちゃんが好きなDVDだと勝手に思い込み中・・・)

JAGAKO

いや、いや、

M姫ちゃんに聞いた事ないでしょ!?

このキャラが好き!って聞いた事ないでしょ!?

っと、ツッコミどころ満載ですが、

女の子がお姫様姿の人形やおもちゃが好きな事は認識しているので、

ぬいぐるみもM姫ちゃんがきっと好き。

(♡ >ω< ♡)

そんな風に考える女子に尽くしたい男子の心理からなのか?

M姫ちゃんに見せたい(紹介したい)のだと。

結局・・・

《仲良しの男の子》

《この子達のおかげで息子の日本語力は飛躍的にアップ!》

残念ながら先週の補習校では大好きなM姫ちゃんはお休みしてしまいましたが、違うお友達に紹介する事ができました。

この日からは発表会の練習・・・。 それを見守るココちゃん。

そこで気づいたのが、息子が日本語補習校が好きなのは、大好きなM姫ちゃんがいる事は大前提ですが、入園する前から知り合いのママ友さんの子供が同学年でたまたま多かった事。

楽しいか?

楽しくないか?は、お友達次第。

先生次第。

だと、いう事。

逆にフランスの現地校は前の学校の方がお友達が多かったけど、クラスの人数自体があまりにも多いクラス(1クラス30人で息子と同じ学年だけで60人も在籍。でも担任は1人+アシスタントの先生1人が基本。)で、

先生の目が行き届かない状態。

一人がグズりっぱなしだと授業が進まない。

先生も疲弊してイライラ。

でも、今の幼稚園は少人数制で先生が温厚で子供達に目が行き届きやすい。

それも日本と同じシステム(2013年4月〜2014年3月が同じクラス)が負けず嫌いの息子にとっては良い環境らしく、いろいろな吸収が早い!

息子は9月生まれで、

以前の学校のお友達は、早生まれ(1月〜3月生まれ)の子がいっぱい自分よりも出来る事が多く、自分が上手く出来ない悔しさ、かんしゃくを起こして泣き叫び、イヤイヤが多く、学校内では問題児でした。

それも、入園当初は日本語力の方が強かった事もあって、フランス語を話すお友達の会話が全然理解できなかった事も理由かもしれませんが・・・。

今では、

我が息子

これやりたい。

これが欲しい。

などの意思疎通がフランス語でも日本語でも出来る様になった事。

その2つの言語の違いがス〜と自分の中で理解できる様になってきてからは、

急なかんしゃくが減ってストレスを感じなくなった事が大きかもしれません。

そして、

好きな事にはとことこんやりたい願望をむき出しにするので、

先生の目が届きやすく褒めてくれる環境は息子には合っている模様。

ここが日本と違う!!

フランスの学校編成は同年の1月〜12月が同じ学年が普通。

実は、

息子の学校の様に少人数の場合は日本の様なシステムに変わる事もよくある事なのだとか。

(一緒のアパルトマンの住人談)

それも、幼稚園から落第があるので息子のクラスにも1人大きな年の子がいますが、言われないと分からないくらい。

もちろん飛び級もあるので翌年は通常の学年に戻る事も幼稚園のうちはよくあるの事なのだとか。

そして、軽度の障害を持っている子も普通にいます。

例えば、軽度の発達障害、聴覚障害で常に補聴器を付けている子。

実際には小学生の年齢だけど、幼稚園の健常者と同じクラスで学んでいる子も普通に在籍しています。

そして、健常者でも言葉の発達が通常の子供よりも遅いと判断されれば、

発音矯正を中心に習う診療所へ通ったり、クラスに入れられる場合(設けている学校)もあります。

特に移民の国フランス。

2ヶ国語を話す両親の下で育つ子も多いので、うちの息子の様に日本語とフランス語を上手く使い分けるのには時間がかかります。

ただ、この診断は結構難しい様で、

前の学校の同級生で大の仲良しだったお友達は1年間ほとんど学校内で言葉を発さなかった様で先生が心配していましたが、うちの息子やその子の家族、兄弟とはペラペラでした。(家族全員フランス人の家庭の子)

R君の幼な馴染みと喧嘩するうちの息子をいつも助けてくれるとっても優しい男の子。

だから、ハッキリと発達障害の子が専門に通う学校へ勧められるのは子供のレベルにもよりますが幼稚園児の内は難しい様に思います。

でも、そういうお友達もいる事で、

人を思いやる気持ちや出来る子が出来ない子に教えてあげる優しさなどが芽生えて、

教えたがりの息子にはとても良い環境です。

考え方次第ですが、異文化が混在するフランスでは、

自分と違う習慣、宗教、食文化、考え方があってもフランスの基本的ルールに従って平等に教育を受けられる環境は日×仏の息子にとって現地校へ通う事は大切な事だと今の学校に変わってつくづく思う事が多いです。

それは、以前の公立幼稚園より(以前はお金持ちユダヤ人が多い区の学校)もムスリム系(イスラム教徒)をルーツに持つフランス人が多い事。

軽度の障害がある子がいる事。

決して、フランスの公立校が移民・難民系のフランス人(ルーツがアラブ系)が多い事が問題ではないのですが、

入園初日から、給食費を巡って、言い争う親がいたり、

真面目に給食費を支払はない関係で給食がストライキになる事もしょっちゅうあったりする事で、

JAGAKO

益々1年後には私立の幼稚園へ転校させたい!

願望に駆られ、私立校探しに翻弄していましたが、

この「ココちゃん」訪問や毎日、

我が息子

今日は、たのしかっただよ。

ジュールとモアゾとあそんだだよ。

っと、楽しそうな息子の姿やバカンスに入る前にそれまでお勉強した内容のバインダーを持って来ては学校内で何を勉強をしたのかの説明を楽しそうにしてくれる息子を見て、

JAGAKO

無理やり私立校へ転校する事がいい事なのか?

を考え直しています。

そこで、次回はフランスの公立校と私立校の違いやどうしてみんなが私立校わざわざ選ぶのか?をご紹介します。

 

最後に・・・ココちゃんとの日々

毎日、毎日、可愛がっていた「ココちゃん」。

毎食、「ココちゃん」にご飯をあげるしぐさがとっても可愛くて仕方がない息子。

女の子じゃないので今まで気付かなかったのですが、おままごと的な遊びもする事を初めて知りました。

そんな、

JAGAKO

「ココちゃん」は何が好き?

っと、いう問いかけに、

我が息子

ショコラ(チョコレート)!!

っと、返ってきたので、

JAGAKO

いや、いや、

「ココちゃん」はおさるさんだよね。

おさるさんって言ったら・・・。

JAGAKO

バナナでしょ!!

そこで、この機会に好き嫌いが多く、見た目だけで食べようとしない息子に食文化を教えるために「ココちゃん」に協力してもらいました。(笑)

JAGAKO

これ、なぁ〜に!?

「ココちゃん」と一緒に食べようね。(←あくまでも真似です。)

食べてみて「ココちゃん」に何かを教えてあげようね〜。

やっぱり、半分は日本人だから和食でしょ。

JAGAKO

日本人はお魚が大好きだよ。

焼いたり、煮たり、揚げたり、生で食べたり。

新鮮なお魚さんは美味しいかな〜?

やっぱり、半分はフランス人だから豪快肉料理でしょ。

JAGAKO

パパはお肉が大好きだよね。

このお肉は何のお肉かな?

ココちゃんに何のお肉か教えてあげて〜!!

それから・・・

JAGAKO

朝は何を食べるのかな?

ココちゃんに何が中に入ているのかを教えてあげて〜!

朝食は甘いパンがフランスの定番だよ!

 

JAGAKO

今日は何かなぁ〜〜〜!?

《フランスはオーブン料理が定番だよ!》

《切ってみると・・・?》

JAGAKO

これは何かな?

中に何が入っているのかな?

いろいろ入っているけど分かるかな?

 

「ねぇ、ラーメンってしってる?」 「ラーメンはパパがだいすきなんだよ!」

っと、

野菜や魚の種類の名前などを質問形式で学びながら、食す事が出来ました。

実は、これには、

我が息子

ママン、きょうはな〜に?(ごはん)

なにつくる〜!?

これ、な〜に〜!?

っと、すごく聞いてきます。

だから、

JAGAKO

これは日本語で「たい」だよね。

フランス語では何ていう魚かな?

など、学校のお友達や先生に「ココちゃん」と何をして過ごしたのか?

もし聞かれた際に、説明出来るための訓練でもありました。

そして、お家の中や好きなおもちゃも紹介!!

それら・・・テラスからの景色も紹介!!

テラスから見えるマルセイユのシンボルと海を紹介!!

無くてはならない世の中になってしまった携帯を紹介!

いろいろなところへ連れて行って、いろいろな風景を「ココちゃん」に紹介してあげる事が出来ました。

何気ないぬいぐるみ遊び。

実は息子のフランス語力が伸びた背景には一人っ子で寂しさを紛らわすかの様におもちゃで一人遊びをしながらいろいろなお話をする様になった事から上達し出しました。

いろいろなイマジネーションを思い浮かべながら大好きなヒーロー役になりきったりして、

飛躍的にフランス語力が付いてきました。

本当は兄弟がいればもっと知らない語力が付くのだと思うのですが、息子は一人っ子。

だから、言葉の成長も大人の中での会話だけだとなかなか上達しません。

それに、今回気付かせてくれた「ココちゃん」。

突然の訪問も家族みんなで温かく迎え、温かく送り出す事が出来ました。

さて、さて、次はどんな遊びで息子のいろいろなやる気スイッチを入れてあげるか・・・

模索中です。(笑)




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ABOUTこの記事をかいた人

日本では広告代理店でバリバリ雑誌の企画営業を担当。 海外に出国して戻ってきた時の再就職のためにデザインも出来る営業マンを目指し会社を退社後、デザインの専門学校で芸大時代には身につかなかった基礎を身につける。 思い描いていた日本の暮らしは叶わずフランスで子育て真っ最中。 日本へ帰国した時の楽しみは、会社員時代にお世話になった人達のお店へ出かけるのが密かな趣味。