Bonjour〜!!
南仏(なんふつ)在住のJAGAKOです。
皆様、お久しぶりです。
元気にお過ごしでしょうか?
こちらのブログ、ずぅ〜っと更新していませんでした。
実は、新しいブログを始めたのでしばらくの間、更新していなかったのですが、
それとは別で、
実は!!
昨年から最近まで丸っと1年以上・・・
日本に帰国していました!!
帰国した理由は幾つかあるのですが、フランス生活も慣れた頃に突如として始まった、
コロナ禍生活でのストレスや思うように”事”が運ばないジレンマ。
それに加え、精神を病む程の手術や友人、家族の死に直面し、メンタルがズタズタになった事もあり、
心の療養と子供の日本語教育を伸ばすために日本への帰国を決めました。
当初は、子供の新学期(フランスは9月スタート)に合わせてフランスへ戻って来る予定でしたが、日本ではヨーロッパ以上に新型コロナの影響が続いていたり、
2022年の春に突然始まったロシアのウクライナ侵攻により、多くの飛行機がロシア上空を飛べなくなり、空の便も影響しまくりで、何度も航空券のキャンセルにあうなど、
本当にスムーズに”いろいろな事”が進まなくなった事もあり、
生活拠点を日本に移すべきなのかを模索しながら、航空券の変更をしているうちに長期になってしまいました。
そんな、人生の方向転換も良いのではないのか?
夫は、エネルギー開発系のプロジェクトエンジニアで特殊な仕事に就いている事もあり、働こうと思えば先進国以外のエネルギー開発事業を必要とする、新興国、発展途上国、どこでも働ける様な知識、人脈、資格を持っているので、コロナ禍が落ち着き、滞在許可証さえ取得できれば、日本やその周辺諸国でも働けるので、しばらくアジアに移住しても良いのでは?
っという思惑もありました。
ちょうど、私たちが日本へ帰国した時は、まだ外国人観光客が安易に入国できない締め出しの真っ最中で、
外国人の配偶者を持つ日本人でも、日本へ家族が入国する場合、わざわざ時間を使い書類を集め、お金を支払って大使館(領事館)で、何かしらの滞在許可証を取得する必要がありました。
短期の観光であれば「短期滞在」を目的とした滞在許可証が必要。
※ビザ券面上の表記は「(V)AS TEMPORARY VISITOR」など
夫的には、新型コロナの影響で、一度は衰退しかけたけれど、ロシア侵攻の影響でエネルギー開発事業に光が差し始めた事もあり、今まで働いていた会社の上層部を目指すか、
年齢的に転職するのならば、今しかないので、新しい職に就くのか・・・?
これから上がらない給料を維持しつつ安定を目指すのか?
その安定を捨てて、新しい生活を始めるのか・・・?
悩み、試される、ある意味、賭けみたいなところがあった2022年・・・
生活拠点がフランス国内にしても、日本にしても、
夫の年収が減っても、職が一時的に無くなっても、
生きて行くだけの力を蓄えておく必要があったので、
私はバリバリ働くためにサッサと日本で働き始めてしまいました。
そのため、益々フランスへ帰国する考えは薄れましたが、
結局、夫が低賃金の日本で働くのではなく、フランスで転職する事になったので、私が泣く泣く決まりかけていた本命のデザイン会社への就職を諦め、フランスに戻る事になりました。
ちなみに、久々に日本で働いてみて、物価の上昇と共に、給料も上がっていくフランス社会と違い、低賃金、長時間労働の日本の働き方に、
っと、いう思いもあります。
夫は専門職なので、転職活動を始めたらサックっと自分が希望する給料&待遇でヘッドハンティングされたので、比較してはいけませんが、
私がフルタイム(1日)で2つ仕事を掛け持ちして、計13時間、1日も休み無しで1ヶ月丸々働いても、7時間労働&ほぼ残業無しの夫の給料には全然敵わなかったので、日本の低賃金、長時間労働で働かなければいけない現実に正直呆れてしまいました。
初めの頃は、子供との時間、家族で食事をする時間、寝る時間を削って、低賃金で働くのが当たり前だと思っていたし、毎月頑張った分だけ給料が振り込まれる喜びに、働ける事だけで満足でしたが、世界の労働環境と比較したら・・・
っと、なってしまいました。
もう、海外で働いた人にし分からない日本の労働環境・・・
夫から、生活費等援助を受けたのは私が仕事に就くまでの養育費だけで、給料が入ってくるようになってからは、一切送金してもらわなかったので、私の労働時間と給料を聞いてから、
欲しいもの、全部買ってあげるから、もう、フランスに戻ってきて!
もう、働かなくていいから、毎日ゆっくりして!!
っと、説得され・・・
帰国する事に至りました。
でも、本音を言うと・・・
「お金」という対価よりも、
仕事をする事で、社会に居続ける事で得られる人脈や生きる喜びが欲しい・・・
っと、私の性格上、夫が一文無しでも、宝くじに高額当選して、お金持ちになったとしても、働く事でしか得られない対価がある以上、死ぬまで働き続けたいタイプだとハッキリ認識できました。
ただ、ただ、本当に日本の労働者は低賃金です!!
円安の影響もありますが、
それほど、世界での給料格差はかなりのものです。
労働時間、労働環境、働くための意識など、日本と全く違う現実がある事を思い知る日本滞在になりました。
これからの人生、どう生き抜くべきなのか、日本で久々に働いてみて、見えてきたものがありました。
次回は、今の日本の労働環境をご紹介します。
私も自由に働けて、夫に頼る生活から解放されて、夫婦共々ストレスが減る!!