Bonjour〜!!
南仏マルセイユ在住のJAGAKOです。
12月に入り、いよいよNoël(ノエル/クリスマス)が近づき、どこのお店にもノエル用のプレゼント探しに翻弄する親や祖父母。
今か、今かと待ち望む子供達。
私が住んでいる近くのスーパーでは、有難い事に毎年恒例の12月初旬のおもちゃ・・・
1日限定50%OFFと、言う、
おもちゃ屋さん業界では、きっとやめて欲しい!?イベントがあり、今年も参戦してきました。
世の中のノエル商戦が激化する前に、毎年恒例の11月に行われる「 Black Friday(ブラック・フライデー)※11月の第4木曜日の翌日」で、solde(ソルド/割引セール)があるので、早めにプレゼント探しをする人を見かけますが、最新のおもちゃが50%OFFになる事は、なかなか無いので、朝からすごい、人、人、人でカート(日本では見られないコストコ並みの巨大カート)にザカザカプレゼントを入れて、ちゃんと50%OFFの商品なのかを、最終チェックするためのバーコード読み取り機の前では長蛇の列になり、争奪した商品の値段をちゃんと確認して、レジでお会計!
(←この行動、しっかりしています!さすが倹約家なフランス人)
私たちはもう、今年で3年目を迎え、年々行く時間が早まっています。
今年はオープン10分後から参戦して・・・
それも、事前に間違わないようにちゃんと息子が欲しいリストを頭にインプットして参戦したのにも関わらず、息子が欲しがっていた玩具が、ソウルドアウト!
オープン20分後には今年人気の主要な玩具は誰かしらの手に!
それも、面白い事に、100ユーロ超えの高い商品からジャンジャカ売れていくと言う現実。
人の熱気と、100ユーロ札が泡のごとく消えていく光景に今年も終始びっくりな日でした。(っと、言ってもフランスはカード社会!レジのお会計画面がビビる表示!)
っと、いう事で、乳児〜中学生くらいまでの年齢が対象の玩具ですが、日本とフランスの玩具事情が知りたい人、海外に住む子供や孫、せどりや転売事業を行っている方必見!!
今年の人気の玩具ベスト5位(フランス版)をご紹介します!
【男の子編】人気!第5位 Power Rangers(パワーレンジャー)など戦隊モノ
日本でも男の子に人気のウルトラマンや仮面ライダーなど、「スーパー戦隊シリーズ」の人気は鉄板ですが、フランスでも男の子の間では一度はハマる?戦隊モノ。
それが「Power Rangers(パワーレンジャー)」という、アメリカ作の「スーパー戦隊シリーズ」がフランスでは人気です。
ちゃんと、フランス語の吹き替え版になっているのですが、元々は、日本の特撮テレビドラマがベースになっています。
まぁ、アニメも同じですが、日本と海外の描写の違いがあるから難しい点があるのかもしれないですね・・・残念。
【男の子編】人気!第4位 Beyblade(ベイブレイド)
「Beyblade(ベイブレイド)」は、日本の小学館「月刊コロコロコミック」で、森多ヒロ氏が連載している漫画作品のアニメ版がフレンチ小学生の間で人気です。
それに付随して現代版ベーゴマは長い間、世代交代をしながらも今だに人気のシリーズですが、日本ほど商品の数が多くないのが難点です。
年々商品コーナーや新しいモデルは増えていますが、昨年は人気モデルは即完売であまりかっこよくないモデルばかりが残っていました。
●1999年7月からタカラトミーが発売している現代版ベーゴマ(玩具)
●第1世代が2001年から始まり、2015年からは、第3世代「ベイブレードバースト」がテレビアニメと共にフランスで流行中
昨年はなかな手に入らなかった「ベイブレイド」ですが、売り場を拡大して品数が多くなったので、対戦セットの台以外はほとんど売れていました。
そんな「ベイブレイド」にハマった息子は、新たなお友達の輪が広がり、少し大きなお兄ちゃん達から大量に頂いたため、「ベイブレイド」熱は一旦冷めた模様・・・。
(o´_`o)ハァ・・・
【男の子編】人気!第3位 Playmobil(プレイモービル)
「Playmobil(プレイモービル)」は、1971年にドイツのGeobra Brandstätter(ゲオブラ・ブランドシュテーター)社が製造を始め、ヨーロッパでは老舗の玩具として有名です。
物心ついた頃から、10歳くらいまで対象の玩具が種類豊富なラインナップで販売されています。
そんな「プレイモービル」の幼稚園児くらいの身長(約100cm)の等身大人形が意外にもバカ売れしていました。
その他、定番のシリーズが多く販売され、子供達(いや、親の間で)人気なのが伺えます。
そんな定番中の定番の玩具は今年も売れスジ抜群でした。
【男の子編】人気!第2位 LEGO(レゴブロック)
「LEGO(レゴ)」は、1934年にデンマークの玩具会社が創業し、木製品からプラスチック製の組み立てブロック玩具のブランドとして世界的に有名になりました。
日本では、じわじわと広がり、2017年に愛知県・名古屋市に「レゴランド・ジャパン」が、グランドオープンし話題になっていますが(料金が高いと・・・苦笑)私が「レゴ」を知った頃のイメージは高級プラスチック玩具のイメージが強く、玩具ではなく、Tシャツなど服やグッズばかりを買っていました。
子供が生まれ、プレゼントで頂く事が増えたのをきっかけに、今では子供の知育玩具としてヨーロッパでは親しまれているのだと知り、手先を動かし、子供の発育のためによく購入する様になりました。
ヨーロッパでは、「プレイモービル」に似ていますが、おままごと系の「プレイモービル」とは違い、段々と難易度が上がる組み立て式の「レゴ」が小学生には特に人気を博します。
我が家の息子もレゴデビューをしてから、じわじわと組み立てる楽しみを味わっています。
そして、この知育玩具として手を動かす事、細かいパーツを組み立てる事が、頭の活性化に繋がり、自由に組み立てる想像力も養われ、空間認識能力を高められると言われ、とても良い玩具の一つです。
日本だと「アイデアボックス(パーツがいろいろあり、自分で組み立てていく)」をよく見かけますが、
ヨーロッパの男の子の間では、スター・ウォーズ、ハリー・ポッター、スパイダーマン、バットマン、インディ・ジョーンズ、トイ・ストーリー、パイレーツ・オブ・カリビアン等など、何らかのストーリーに沿って開発された「プレイテーマ」が一番人気で、設計説明書付きで、子供達にとって、親しみやすい好きな映画のキャラなどが、少しづつ出来上がって行く過程も楽しめて、壊しては、組み立てるの繰り返しをする事で、賢くなるので、親が買い与えたい玩具の一つでもあります。
特に、「レゴ」シリーズの中でも期間限定の「Advent calendar(アドベント・カレンダー)」は、毎年バカ売れします。
1日に1回扉を開けてアイテムをゲットするだけではなく、自分で組み立てる仕組みなので、子供の好奇心と想像力が養われる事が人気の様です。
我が家の旦那も息子のために、(店頭販売)ラスト1個の「アドベン・トカレンダー」を購入していました。
( ̄□ ̄;)!!マジか!!
ちょうど購入日が12月の始まりなので、同じ事を考える親はみんな一緒!!
・・・的な感じで購入していました。
そんな、「レゴ」は、お値段がピンキリなのですが、料金が高い商品ほど即完売でした。
↓↓↓
コレ!日本でも買える様で人気の高さが伺えます。
【男の子編】人気!第1位 BAKUGAN(爆丸)
「Bakugan Battle Planet(爆丸 バトルプラネット)」は、玩具メーカーから発売されている男児向け玩具で「爆丸」を原案としたテレビアニメから人気になり、幼稚園児から小学生の間で大流行!?(爆丸シリーズは、2007年から、多岐に渡りシリーズ化されていますが、私は最近知りました!爆)している様で、オープンから30分後には即完売してしまい・・・
旦那もそうですが、
っと、店員さんに聞いている親がチラホラ。
もう無い事を知った親たちが口々に、
そんな、「爆丸」は、「ベイブレイド」、「ピカチュウ」、「妖怪ウォッチ」など定番化された日本のアニメの中でも新鮮味があり「Bakugan Battle Planet(爆丸 バトルプラネット)」シリーズは、まだ知らない人も多いアニメなのですが、最新モノに敏感な子供達のアンテナは凄まじく、爆発的に只今フランスの子供達の間で広まっているのだとか。
フランスの男の子にウケる玩具の傾向とは?
子供がハマる玩具は、世界共通の様です!!
【女の子編】人気!第5位 キッチン
女の子の一人遊び、おままごとで人気なのは、やっぱりママの姿を見て真似をしたくなる「キッチン」や「キッチングッズ」!!
っと、おもちゃ屋さんに行く度に見かける高さ100cmくらいのリアル「キッチン」。
フランスのご家庭では意外に売れる商品の様で、お値段もお手ごろサイズから、本格的でかなり場所を取る「キッチン」まで、ピンキリなので、結構な頻度でお友達のお家で見かけます。
おかげで、料理大好きな息子もずっとおままごと遊びをしてくれるので、女の子のお友達宅でもイヤイヤせず過ごせて、親としては安心です。
ただ、小学生になってから急に、キッチン=女の子の玩具だと認識し始め、これから、男児としかつるまなくなる日がやってきそうです・・・(親としては悲しい)
そんな大型の「キッチン」から、食器やカトラリー、鍋やフライパンなどお手ごろサイズ&お値段の物まで女の子は大好きです。
【女の子編】人気!第4位 LEGO(レゴブロック)
男の子用のシリーズが多いのですが、女の子向けの「LEGO(レゴ)」もあり、男女共通で人気が高いのも世界を代表する玩具、「LEGO(レゴ)」の魅力です。
それも、年齢幅が広く、大人やボケ防止のために、老人ホームのカリキュラムの中でも「レゴ」は浸透しています。
特に「プレイテーマ」の中で、「アナと雪の女王」は、大人気ですぐに店頭から無くなりました。
お手頃な値段から高額な商品まで、種類が多いのもプレゼントしやすい魅力の一つの様です。
元々人気のあるシリーズですが、割引になるとノエルの時期は購買意欲が湧くのか?
女の子のおねだりに負けるのか?
恐るべし「アナ姫」効果で、どこの店舗でも取り扱いが多い人気商品です。
【女の子編】人気!第3位 Barbie(バービー)
女の子が一度は手にする事が多い着せ替え人形。
その代表格が、ヨーロッパでは、女の子の憧れ着せ替え人形の「Barbie(バービー)」が定番です。
日本だと成人した女性の間でも人気の様で、いろいろな商品を見かけますが、フランスでは成人向けはあまり日本ほど見かけません。
毎年、限定品のドレスをまとった「バービー」がやっぱり売れスジです。
そして、着せ替え人形以外の、車、お家なども女の子の憧れです。
【女の子編】人気!第2位 FROZEN 2(アナと雪の女王 2)
「アナ姫」こと、「アナと雪の女王」は日本でも大ヒットしましたが、フランスでも女の子の大好きなディズニー映画のキャラクターで、玩具も爆発的に、「レゴ」、「プレイモービル」など有名な玩具用品とコラボして、シリーズ化され、映画終焉後も売れ続けています。
そして、2019年11月より「アナ姫」第2弾の映画が公開され、それに伴った新しいバージョンの「アナ姫」が登場し、今年はバカ売れしていました。
それも、映画効果なのか!?旧モデルの方が安くても新しいバージョンから売れていきます。
その代表が、フィギュア(人形)と仮装用の衣装が女の子には大人気です。
【女の子編】人気!第1位 L.O.L.SURPRISE!(エル・オー・エル・サプライズ!)
女の子が好きな色、ピンクのラブリーなカラーとお目めぱっちりのキャラ、開けるまでどんなキャラなのか分からないワクワク感を味わえる「L.O.L. SURPRISE!(エル・オー・エル・サプライズ!)」は、アメリカの玩具メーカーが2017年から発売を開始し、瞬く間に販売エリアが拡大され続け、フランス国内でもかなり間立つ様になりました。
特にノエル商戦では、限定版のドール、ヘアスタイル、ペット、アクセサリーなどを詰め合わせたBOXが即完売でした。
それも、この限定版は通常定価(フランスだと)130€(15,600円 @1€=120円)をまとめて2個以上買う人も多く、転売か?っと、思いましたが、購入者の年齢が祖父母世代が多かったため、
っと、いう予想です。
スランスに上陸して以来、一気に人気が出てから「L.O.L. サプライズ!」によく似た商品も登場しています。
そんな、「L.O.L. サプライズ!」の人気はまだまだ続きそうです!
フランスの女の子にウケる玩具の傾向とは?
その時代、時代で売れるキャラは違いますが、
①着せ替えが出来るフィギュア
②可愛い
③自分もキャラになりきりたい!
そう、心踊る玩具が人気の様です!!
最後に・・・フランスと日本のプレゼント事情
海外生活をする様になってから、ヨーロッパの人達がどれだけ、ノエルプレゼントへの思い入れが半端ないのかを知って、本場のクリスチャンのお祭り事は違うなぁ〜っと、毎年驚くことばかりです。
例えば、日本だと幼稚園児、小学生低学年のプレゼントの予算はだいたい1,000円〜5,000円くらいが相場で、一つプレゼントすれば十分だと思っていましたが、フランスでは、一つのプレゼントに20 €〜100€(約3,600円〜12,000円)が当たり前です。※年齢が高くなれば欲しい要望も必然と高額に・・・
それも、プレゼントは一つでは無く、一人に2つ以上は当たり前!
普段、倹約家なフランス人が年末のノエルに消費するプレゼント費はびっくりする程高いです。
でも、逆に大人に対しても日本程、高額なプレゼントをあげなかったりもします。
そんな、お国柄事情を知らなかったので、日本にいた頃は(社会人になってから)彼氏へのプレゼント費は10,000円〜30,000円が相場だと思っていたので、今思えば学生期間が長かった旦那へ貢いでいた?のが今、ようやく返還されています。苦笑
だいたいの(個人)予算があり、その予算に合わせていくつも買うのがフレンチ流です。
それから、本当に欲しい物をあげるのもフレンチ流。
もし高額なプレゼントを要求された場合は、2家族が出し合ったり、数人の子供やみんなで一緒に使えるプレゼントを選んだり、プレゼントの内容で変わりますが、基本的に子供たちは、欲しい物をちゃんとリスト化し、希望を親に伝えるのがフレンチ流です。
(例えば、Nintendo Switchなど高額なゲーム機などの場合はプレゼント一つの時もある)
私もLe Creuset(ル・クレーゼ)の鍋が欲しかったので、そのまま伝えてしまったら、私と旦那、2人へのプレゼントとして頂いた事もあります。
ちなみに、フランスの幼稚園では、授業の一環で欲しい物をピックアップしてパパノエル(サンタ)にお願い事をする「La liste du Père Noël(パパノエルのリスト)」を作成するカルチャーを学校から教わってきます。
初めは、
っと、思っていましたが、ハッキリ自分の欲しい物は欲しい。とっ、言うフランスの子供たちは、結果的には合理的で、後から要らないプレゼントにぐずったりさせない為にも一つだけは子供の要望を叶える親の懐の深さがフランスの両親にはあります。
ココが、思ってる事、言いたい事を素直に発言する子供らしさが養われるのでしょか?
そして、もし聞き入れられない様なプレゼントでも、上手い事言い訳を返すのもフレンチ流です。(笑)