Bonjour〜!!
本日は、前回に引き続き、ホームパーティーが多い海外生活で子供が多くなると悩まされるのが、
外国人の大人におもてなしをするよりも遥かにハードルが上がる子供のメニュー。
アレルギーなど食べられない食材などへの配慮は簡単ですが、好き嫌いなど、全員の子供に合わせるのはとても難しいです。
そこで、子供ウケする鉄板料理の中から、日本人、国際結婚で生まれたハーフの子供を中心に人気な料理6選とフランス人の子供に人気の定番料理をご紹介します!
「ピザ」は世界共通の定番料理
海外生活が段々長くなり、人におもてなしをするスキルも上がってきた事で、大人向きの料理と子供用の料理を別々で作る事が多くなりました。
でも、急な来客や冷蔵庫にある食材の関係で簡単に作れて、尚且つ(外国人の)大人にも子供にもウケが良い料理は、世界共通で「ピザ」が一番鉄板だと感じています。
ピザ生地さえあれば、上に乗せる具材は、ゲストの好き嫌いに合わせられるので、もてなす側はある食材で作る事が可能です。
もちろん、外国人が集まるホームパーティーの持ち寄り料理の中でも定番中の定番が「ピザ」だったりします。
私は、人のお家に手持ちする場合は冷めてしまうと味が落ちてしまうのが気になるので、突然お友達が来た時やメニューに迷ったら、子供にもお手伝いをしてもらいながら、市販の粉から作る生地を利用してササッと作ってしまいます。
《具材はお好みで自由自在》
《トマトソース × ハム × チーズ × 黒オリーブは定番なピザ》
以前は、急な来訪に重宝するフランス定番の冷凍ピザシートを使っていましたが、やっぱり粉から作ると断然に美味しいです!
それから、外国人向けにウケの良い変わり種として「照り焼きチキンピザ」を以前オススメした事がありますが、子供にもやっぱりウケが良い一品です。
《「照り焼きチキンマヨピザ」は毎回息子が担当》
《外国人ウケの良いチキン × てりやき × マヨネーズは最強》
●簡単、早い、ウケが良い「ピザ」は好き嫌いに対応しやすい
●作るのが面倒な場合は、街の至る所にある宅配ピザを利用するのもあり
「揚げ物」はやっぱり子供が大好き
美食の国フランスですが、一般的なレストランだと「お子様メニュー」の鉄板が、どう考えても健康的ではない?冷凍のフィッシュフライやナゲットが出て来る確率がかなり高いです。(苦笑)
日本と比べてしまうと、冷凍ものでもいろいろな見栄えも重視しながら栄養価も考えられた&おもちゃ付きのお子様メニューなどは海外だと珍しいです。
たまに手の込んでいる大人同様なメニューを提供するレストランもちゃんとありますが、(料金もほぼ大人料金)基本的に子供ウケする料理の大半が揚げ物(特にポテトフライ。フランスではFrites フリット)が多く、パーティーなどでも、鉄板、安定の一品が「揚げ物」料理になります。
「唐揚げ」、「コロッケ」、「チキン南蛮」、「一口トンカツ」など、子供がつまめるサイズの大きさだと食べやすいです。
●冷めても美味しい「揚げ物料理(唐揚げ)」は大人も子供も鉄板メニュー
●世界共通でポテトフライは特に人気
「パスタ」はシンプル系が一番人気
一言で「Pâtes(パスタ)」と言っても、ご家庭には、いろいろな味の決め手になるソースがあります。
トマトソース、ミートソース、オイルソース、ホワイトソースなどなど、ソースも多種多様ですがパスタの麺自体も日本よりも遥かにいろいろな形のパスタがヨーロッパでは販売され、レシピもいっぱいあります。
それも、フランスの子供(外国生活が長い子供)は単一食の味が普段から多いためか、シンプルにパスタにバターと塩だけでも満足な子もいてびっくりする事があります。
まぁ、ただ単に野菜嫌いな子が多いので、どんなに細かく野菜を切ってソースを作っても子供には手の込んだソースほど通用しません。(悲)
それから、フランスは特に酪農の国なので、fromage(フロマージュ)やCrème fraîche(生クリーム)をふんだんに利用した料理が多いです。
だから、日本人の私がフランスの子供の味覚に合わせて料理をすると結構外してしまう事が多々有りますが、生クリーム系のパスタなら意外にウケが良いです。
特に、「Gratin de macaronis(マカロニグラタン)」はボリューム満点で具材を耐熱皿に盛ったら後は、オーブン任せで簡単です。
パスタは、メインにもサラダにも付け合わせにも利用ができて、レシピも多くかなり重宝する食材の一つです。
●持ち寄り料理にパスタを使うのなら、サラダ向きの「冷静パスタ」がおすすめ
●ゲストをお招きするのなら熱々が美味い「マカロニグラタン」
●その場でサッサっと作るのなら事前に仕込めるソース「ボロネーゼ(ミートソースのパスタ)」
味の付いている「味付きご飯」
白飯文化の日本では、白飯をおいしく頂くための料理がとても多いです。
例えば「ごはんのお供」になる様な味の濃い、塩っ辛い副菜などが人気ですが、海外に住む子供は、常にご飯文化ではないので、お家によっては白飯自体が珍しい場合もあります。
だからこそ、例えば、「チャーハン」や「ピラフ」を始め、「炊き込みご飯」など、白飯に味が付いているご飯が子供にはウケが良いです。
特に、パーティー用であれば、少し手間ですが「炊き込みご飯」を「おにぎり」にしてしまえば食べやすい一品になります。
フランスの子供なら、スーパーで一般的になった「巻き寿司」などでも良いかもしれませんね。
ただ、ココでも野菜嫌いな子供たちが多い場合、中身を外して食べる・・・。
そんな光景にも遭遇しますが・・・。
ご飯を普段から食べ慣れていない子には、悩ましいメニューですが、日×日の子供や日×仏ハーフの子供など普段からお米を食べる習慣のある子供にはかなりの鉄板料理です!
●炒飯、ピラフ、炊き込みご飯、オムライス、おにぎりなど子供が大好きなご飯料理は味が濃いめな場合が多いので、野菜嫌いな子供でも細かく刻んで混ぜこんでしまった料理が意外に完食率も高い!
献立に迷ったら「じゃがいも料理」!
外国人の子供や海外在住歴が長い子供が多くなると悩まさせる子供向きの料理。
私的には(本当は)あんまり作りたくないのですが、子供ウケが良い「Frites(フリット/ポテトフライ)」を出したらアッと言う間に食べてしまいます。
フランスのレストランに行っても大抵(子供の)付け合わせは大量の「ポテトフライ」です。
「じゃがいも料理」は世界共通で好まれる食材です。
だから、ちょっと工夫して、「クリスピーポテト」、ソースに付けて食べる「ソース付きポテト」、粉チーズとコンソメで和えた「コンソメポテト」など、少し味のテイストを変えただけでオシャレで子供ウケする一品になります!
それから、フランスの家庭では「マッシュポテト」は付け合わせとして一般的です。
だから、「ポテトグラタン」にすると結構ウケが良いです。
もしゲストに日本人、ハーフの子供が多い場合は、日本では定番な「ポテトサラダ」がオススメです。
日本の様ないろいろな具材の入ったマヨネーズベースの「ポテトサラダ」は意外にフランスの家庭では一般的ではないため、ハマる子はまる様です。
●「じゃがいも料理」のレシピは豊富で世界共通で愛される料理が多い
●迷ったら「ポテトフライ」
●少し手を混んで作るのなら「グラタン」料理
日本人の子供が大好きカレーライスやクリームシチューなど「煮込み料理」
日本人の子供も大人も好きな「カレー」や「シチュー」は海外在住の子供の間でも結構鉄板です。
日本の定番家庭料理として浸透しているため、「おもてなし料理」で用意する事はほとんど無いかと思いますが、海外在住になると逆に「カレーライス」など、毎日食せる訳ではないので、作ると反応が良いです。
カレーの具材(人参や肉など)が嫌いでも、完食率が高いのが「カレーライス」などの煮込み料理です。
実は、フランスにも「シチュー」に似た煮込み料理「Blanquette de veau(ブランケット・ド・ヴォー)」」という、「子牛の生クリーム煮込み」に(湯がいた)ご飯と一緒に食すフランス家庭料理があります。
フランスの子供や我が家の息子の様にハーフの子供の間でもウケが良いので、冬の時期は特に作る様になりました。
「カレー」や「シチュー」問わず、「ポトフ」など食べ慣れているからか?
煮込み料理はレシピも多く比較的高評価だと思います。
特別な料理ではありませんが、アットホームな食事会なら、持ち寄りというよりは、ゲストをお招きした時のメニューに迷ったらおすすめです。
●「カレー」や「シチュー」はバゲットやご飯がすすむ一品。
●前日にも仕込める「カレー」は、やっぱり美味
あとがき 〜外国人の子供の鉄板メニューまとめ〜
以前は、ホームパーティーに呼ばれる事の方が断然多かったのですが、子供の手も離れてきて、人を呼べるだけのスキルも上がってきたので、気軽にお家に人をお招きする機会が増えました。
でも、そんな機会が増えれば増えるほど、ゲストを「おもてなしする料理」には、絶対的な正解がなく、成功と失敗が常にある事も経験し、特に子供向けの料理に悩む様になりました。
乳児、幼児くらいだとアレルギーの心配もあり、各自ご家庭で子供用の料理を持参してもらう事が多かったのですが、子供の年齢が段々上がってくると一緒にテーブルを囲める様になるので、子供も大人も食せるメニューを考えたり、または、子供の数が多い場合、まずは好き嫌い、食べムラの多い子供たちにご飯を食べさせてから、親はゆっくり食事を楽しみたいので、先に子供用のご飯を別で作る様になりました。
外国人が多く集まるホームパーティーでは、子供も是非一緒に来てね。っという言葉がない限り暗黙の了解で、子ナシで参加するホームパーティーのスタイル(特にアペロ)も多く、初めから主催者側が子供用に料理を作る事はありません。
ココが、ゲストの事を色々と考えてしまう日本人妻のすごいところだと思います。
基本的に、海外では子供が多いホームパーティー(お誕生会など)は午後の昼下がりに開かれる「デザート会」が定番です。
野菜嫌いの子が多く、肉も魚も食べない子もいます。
逆に、フランスあるあるですが、ベジタリアンな子もいます。
それから、宗教上食べない食育もあります。
だからこそ、全ての子供に合わせるのは主催者側がかなり手間なので「デザート会」が子供たちの鉄板ホームパーティーです。
でも、ランチやディナー時のホームパーティーも、特に夏場は多くなるので、その時は上記のメニューを中心に、
っと、割り切り、気負いしない事が(外国人が多い)ホームパーティーの鉄則だと思います。
だから、あまり悩まず、ココはだけは押さえておこう!っという上記の様なメニューで十分だと思います。
ちなみに・・・余談ですが、
私が経験した中でも、外国人のホームパーティーに参加した際、子供も一緒の場合は、親と同じメニューが基本ですが、ほぼ遊びに夢中でご飯を食べない子たちも多いし、強制的に席に着かせても嫌がるため、食べたくないなら食べなくて良い。っと、ほっとかれる子供が多いのには初め、衝撃を受けました。
もちろん、しっかりと席に着かせる親もいますが、ちゃんと好き嫌いなく完食する子供はほんのわずか。(苦笑)
日本と違い、あまり子供の頃からの食育が機能していないフランスでは給食の残飯の多さにかなり衝撃を受けます。
っと、言われるフランス。
美食の国フランスにおいて、移民・難民が多い多民族国家でもあるので、全ての子供に対応できる食を配給するのはとても難しい事です。
だから、日本の子供に比べて異様に好き嫌いが多いフランス人。
子供だけではなく、大人でも多いので、全てのゲストに満足してもらえる料理をおもてなしするのに悩むホームパーティー。
でも、場数を踏むと、大勢集まるホームパーティーでは初めから、一品持参にして、特に好き嫌いが多い方には、自分が食べられる(好きな)料理を持参してもらえば良い。
もしくは、必要最低限は用意をして、
っと、スパっとした割り切りも必要だと学びました。
しょうがないね〜。
くらいの図太さも必要です。
最後に、子供の食育で悩む親は世界共通です!
そんなフランス人の親から教えてもらった、
●ピザ
●チキンナゲット
●マカロニグラタン
●ボロネーゼ(パスタ・ラザニア)
●トマトソース団子
●コロッケ(魚・じゃがいも)
●クロックムッシュ
●ハンバーガー
●ステーキ
●キッシュ
●パスタ(トマト・クリーム)
●フライドチキン