Bonjour〜!!
先日、旦那がおバカなほど日持ちのしない魚を購入してしまったので、急遽お友達を呼んでアペロをしました。
そんな大量の魚を捌いてる傍ら、相変わらず何もしない旦那。
っと、いう事も私が声掛けをしてから2時間後くらいにしか動かない強者。
それも、”掃除機をかける。”と、いうのは、かけやすい様に荷物を片付けてから行うのが普通。
どこが、どこに、どう、掃除機をかけたんやねん!!
っと、イライラ。
そんなイライラMAXなのに、全然終わらない魚の処理!!
((o(>皿<)o)) キィィィ!!
そんな時、起きてしまった事故!!
今まで見た事もない巨大なアジと挌闘していた折、サックっと、自分の指まで切ってしまった!
さすがにそれには、旦那、びっくりして素早く処置をしてくれましたが、
(この傷・・・が、のちにとんでもない事になってしまうとは・・・。この時は全然気にもとめていませんでした。)
元々昔から、ピアスを開けても常に付けていないとすぐに穴が塞がってしまったり、切り傷、擦り傷もすぐに治ってしまうなど、治癒力が高い事もあり、怪我をしてしまってもすぐに処置して、一週間後にはどこを怪我したのか分からない程。
だから、いつものごとく、止血して、全然気にしていなかったのですが、
次の日の午後!
それも、ちょうど息子の幼稚園で毎年恒例のCarnaval(カーナバル)という行事が始まる、まさに直前!
私の周りだけがザワザワ・・・。
そこで周りをキョロキョロ・・・。
私の服も鞄もパンツも血だらけ!!
そして、原因は・・・
なんと!私の指!!
そんな事に全然気づかない無頓着な私。
さすがにこれには、危機感を感じ、現場を写メって旦那に、
やばいやつかも。
っと、いう事で、夜間診察可能な大学病院へ行きました。
そこで、医者の卵(学生)→研修医→医者と診断に時間がかかり、
全ての医者に言われた事は、
なぜ、丸々1日もほっておいたのか?
なぜ、痛くなかったのか?
ありえない!!
っと、いう事。
自分では、ちゃんと止血したつもりが、丸一日後に血が吹き出してしまった事に呆れられました。
そう!、それほど、傷が深いのに、痛みを感じず、縫うほどの痛みだと思えなかった事が原因。
そして、その原因は・・・
ちょうど、花粉症のアレルギー性鼻炎薬を服用していて、ちょうど処方され始めた時の薬が目と鼻には抜群に効くのに、喉には効かず、喋れない程の咳と違和感で、かなり強い薬に変えてもらった矢先の怪我だったから。
っと、いう事が一番の問題でした!
そして、医者に言われたのは、
っと、言われ薬を処方されて帰される予定が、一番偉い?女医さんが再度最終確認をしに来て、
っと、消毒しようと準備をしていた学生の見習い医師から、研修の医師へ渡り、
内心、
とっ、思いつつ、尋常ではない程に腫れ上がり、曲がったまま伸ばせなくなっていた事もあり、レントゲンを撮らされ、外科医にしつこく問診され、最終的には、縫合をした方が良いかの診断を下す外科医の順番を待って、5時間後・・・
結局、大事をとって、縫う羽目になりました。
そして、この日の晩から処方中だった薬の服用をやめた途端、悶絶する程の痛みが襲いかかり服を着替えるのも辛くなる程の事態に・・・。
ココで学んだ、もう、いい大人な私。
それも、不運というのは重なるもので、私の場合は、花粉症から、アレルギー性咽頭炎がひどくなり、そんな折、息子をお風呂に入れている最中、まさかのギックリ腰になり、咳で腰に激痛が走り、耐えられなくなったので、翌日、子供を旦那にお願いして、一人で病院へ行くほど、危機感を感じて、薬を変えてもらったタイミング。
そして、処方してもらった薬が厳重に容量・用法を守る様に注意される程の薬。
大学病院の医者も、この薬を飲んでいる事を聞いて、納得する程、痛みに対してかなり効くフランスでは定評のある薬。(でも、日本では取り扱い注意な薬でもあります!)
本当、健康である事。
痛みには敏感である事が大切だと痛感した今回の怪我。
命に別条は無くても、もっとひどい事件・事故に巻き込まれた時、もし何かしらの薬を服用していた場合、薬の種類、名前、効果などは事前に把握しておくべきだとすっごく思いました。
そんな、度重なる不幸なんて世の中あまりないかと思いますが、良い運も悪い運も引き寄せる私。
参考程度ですが、
私がフランスで処方された花粉症の一般的な薬と、花粉症に限らず、アレルギー性疾患用に処方される医療薬などのご紹介をします!
花粉症の一般的な薬とは?
それでは、日本同様花粉症のアレルギーを持っている人には辛い春先。(私は年明けからジワジワと症状が出始めます。)
フランスへ来てから、日本にいる時よりも森、林、木々に囲まれているのですが、日本よりも症状が軽いので、甘くみていた今年の花粉シーズンはガッツんと痛い目をみました。
そこで慌てて近所の一般医(Médecin généraliste)に駆け込み処方してもらったのが、
こちら〜!
●BILASTINE(ビラスチン) 20 mg cp ( INORIAL イノラール) 20 mg Cpr plq/30)
●TRIAMCINOLONE ACETONIDE(トリアムシノロンアセトニド) 55 μg/dose susp p pulv nasal ( NASACORT ナサコート) 55 μg Susp pulv nas Fl pulv/15ml)
●ACIDE CROMOGLICIQUE SEL DE NA 2% collyre sol récip unidose ( OPTICRON オプティコロン) Collyre en unidose 24 Unidoses/0,35ml)
医師からの処方箋をPharmacie(薬局)に持って行くと薬をもらえるのですが、医師から指示された名前(製薬会社)の薬の在庫がない場合は、その内容に沿った薬を処方されます。
もし、処方された薬の取り扱いがない場合は、薬剤師さんが処方箋を指示した医師に直接連絡をして、同じ成分が入っている違う名前の薬に変えても良いのかを確認してくれます。
そして、ちゃんと記録として利用した履歴(薬局からの購入履歴)が分かる様になっているので、もし、薬が合わない場合など、すぐに変更してもらう事も可能です。
POINT
・大切なのは、処方薬の内容と薬局で頂く薬の内容が合っているか?
・服用する事で、強い副作用、アレルギー反応のない(少ない)薬であるか?
の事前確認は重要です。
●BILASKA(ビラスカ)/アレルギー性鼻炎薬
【効能・効果】
・長時間作用型の第二世代抗ヒスタミン薬(1983年以降に発売された副作用の少ない薬)はアレルギー性鼻炎、結膜炎やじんましんの治療に有効的な内服薬
・鎮静作用やアトロピン作用(抗コリン作用を有する薬物)はありません
【用法・用量】
12歳以上の大人と子供 :1日1錠(朝 or 夜)、1回摂取で長時間作用
【副作用】
「症例の中で頻度が高い副作用/1〜10%」
・眠気、頭痛
「症例の中で頻度が低い副作用/1%未満」
・めまい、疲労感、不安、不眠症、耳鳴り、のどの渇き、食欲増進、体重増加、腹痛、吐き気、 下痢 、かゆみ、心不整脈、息切れ、 トランスアミナーゼ(アミノ基転移酵素)の増加。
【活性物質】
・BILASTINE(ビラスチン)
チェック!!
・腎不全の場合には注意が必要
・妊娠、授乳中の方は必ず医師に相談
●NASACORT(ナサコート)/鼻腔内スプレー(点鼻薬)
【効能・効果】
・局所使用の医薬品
・鼻副腎皮質(ふくじんひしつ)ステロイドで、鼻の粘膜に対して抗炎症作用(コルチコイドを含有)や抗アレルギー作用などにより、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎の症状を改善
【用法・用量】
・通常は、1日2回各鼻腔に使用するが、年齢や症状によって、1日の使用回数や1回の噴霧回数が異なる
・2〜6歳までの子供に使用する場合は使用回数など注意が必要
【副作用】
「主な症例」
・鼻血、鼻の刺激および乾燥、頭痛、のどへの刺激
「稀な症例」
・鼻中隔穿孔(びちゅうかくせんこう/鼻の左右を隔てる鼻中隔に穴が空く症状)
「非常に稀な症例」
・緑内障(視野が狭くなる病気)
・白内障 (水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気)
【活性物質】
・TRIAMCINOLONE ACETONIDE(トリアムシノロンアセトニド)
チェック!!
・鼻血、 口腔または角膜ヘルペス、 2歳未満の子供には使用不可
・妊娠、授乳中の方は必ず医師に相談
●CROMEDIL(クロメジル) / 2%点眼剤
【効能・効果】
・抗アレルギー点眼薬
【用法・用量】
・大人と子供 :1回1滴(1本)づつ両目に /1日2〜6回使用
【副作用】
「主な症例」
・アレルギー反応
【活性物質】
・クロモグリク酸Na塩
【賦形剤(ふけいざい)】
・精製水、塩化ナトリウム
医薬品や農薬などの取扱い、あるいは成形の向上や服用を便利にするために加える添加剤
チェック!!
・処方箋なしで得る事ができますが、子供に使用する場合は注意が必要
・妊娠、授乳中の方は必ず医師に相談
●医師によっては、抗アレルギー薬(効果が出るまで時間がかかる)と抗ヒスタミン薬(即効性がある)など、症状に合わせた薬を処方してもらえます。
●処方箋なしでも簡単に薬局で薬は手に入りますが、医者にかかり処方箋をもらうと、最長3ヶ月まで、保険適用の薬は経済的に得る事が出来ます。
●花粉症の症状が強い時(耳鼻科での処方)は、一度医師にかからないと処方してもらえない薬もあります。特に、ステロイド系の強い内服薬を処方してもらう場合は、医師の診断が必要不可欠です。(長期間使用は危険!)
●毎年症状が出る花粉症などの薬や慢性的な疾患がある場合、自分に合った薬を把握しておくと処方してくれる医師が違う人でも同じ薬を処方してくれるので、薬品名を覚えておくと良いです。
私は、今回、即効性がない薬をはじめ処方されたので、効き始めるまで時間がかかり、3〜4日は特に辛かったです・・・
ただ、副作用も少ないので、(眠気、嫌悪感など)楽なのですが・・・
即効性と副作用、どちらを取るかいつも悩みます。
日本では取り扱い注意な医薬品とは?〜容量・用法に注意せよ!〜
さて、さて、今回の騒ぎの元になったびっくりするぐらい痛みを軽減してくれた薬をご紹介します。
●PREDNISONE (プレドニゾン) 20 mg cp (CORTANCYL 20 mg Cpr séc Plq/20)
●PARACETAMOL(パラセタモール) 1 g cp (LUMIRELAX 500 mg Cplq/8)
●METHOCARBAMOL(メトカルバモール) 500 mg cp (LUMIRELAX 500 mg Cpr B/20)
●DEXTROMETHORPHANE BROMHYDRATE(デキストロメトルファン臭化水素酸塩) 1,5 mg/ml sol buv (TUSSIDANE 1,5 mg/ml S buv sans sucre Fl/125ml)
●EBASTINE (エバスチン)10 mg lyoph oral (KESTINLYO 10 mg Lyophilisat oral Plq/30)
●PREDNISONE (プレドニゾン) / 抗炎症作用薬 (ステロイド剤)
【効能・効果】
・アレルギー疾患、免疫疾患、炎症性疾患(中等度のアレルギー反応等)など、広い範囲の疾患に用いられる
・コルチゾール(コルチゾン)から作製された合成副腎皮質ホルモン剤
・免疫抑制作用を持つ
・血液中のブドウ糖(グルコース)の供給を増加させる作用がある
・副作用が多い
・プレドニゾンは高用量で抗悪性腫瘍薬(抗がん剤)としても用いられる
・生理的グルココルチコイド(コルチゾン と ヒドロコルチゾン )配合
副腎皮質ホルモンの1つである皮質ステロイドで代謝や免疫反応などに関与する重要なホルモン
・免疫系を抑制するため、患者は易感染性(いかんせんせい)となる
免疫機能の低下によって抵抗力が弱まり、ウイルス・細菌感染、などによる感染症にかかりやすくなる
「主な疾患例」
・癌、皮膚病、肝炎、高カルシウム血症、重度の喉頭炎、重症口内炎、肺炎、 結核、肝炎、鼻炎、甲状腺炎、じんましん、リウマチ性疾患、潰瘍性大腸炎、メニエール病など、様々な疾患に用いられる
【用法・用量】
・大人と子供 :年齢別ではなく、体重によって用量の決まりがある
・日本では、「プレドニゾロン」、「プレドニン」と呼ばれ、禁忌(きんき/タブー)に指定されている薬で、医師の指示のもと、使用期間、容量を守るべき医薬品
・主に病院内での処方が中心
【副作用】
「症例の中で頻度が低い副作用」
神経過敏、口渇、多尿、下痢、腸内細菌減少、歯の知覚過敏
口渇、多尿、下痢くらいで、そんなに副作用を感じませんでしたが、冒頭の指を縫う程の痛みも感じない程だったので、薬が効いているのは確かだと思います!
「症例の中で頻度が高い副作用」
・血糖上昇、感情抑制困難、思考過程の混乱、体重増加、免疫抑制、うつ病、精神病、 精神錯乱、決断不能、記憶障害、腹痛、消化性潰瘍、股関節痛、肩痛、重症関節痛、不眠症、白内障、緑内障、口内痛など様々な副作用があります。
私は、5日以内まで服用!っと念を押されました。
【活性物質】
・cortisone (コルチゾン)
チェック!!
・長期服用はかなり要注意
・妊娠、授乳中の方は必ず医師に相談
●Doliprane (ドリプラン) / 鎮痛薬・解熱薬
【効能・効果】
・PARACETAMOL(パラセタモール)を含む鎮痛薬、解熱薬
・熱を下げ、痛みを伴う症状の治療に使用
・変形性関節症の痛みの治療には1000 mgの経口投与量も必要
・リウマチ、頭痛、片頭痛に効能
【用法・用量】
・(基本の用量は)大人と子供 :1 袋・1錠・1カプセル /1日2〜6回
・フランスでは、かなりの頻度で処方される薬
・子供用から大人用まで様々な味と形状(粉、液体、錠剤、カプセル)があり、内服量も様々で、症状に合った適量を服用
【副作用】
・アレルギー反応
【活性物質】
・PARACETAMOL(パラセタモール)
チェック!!
・単独服用が望ましい
・多くの薬にパラセタモールの成分が含まれているため(併用用量を服用すると)肝臓に負担がかかり、有害となる可能性があるため、パラセタモールを含む複数の薬を同時に服用してはいけない
例:子供・乳児によく処方される「AdvilMed※イブプロフェン」非ステロイド性抗炎症薬との併用は禁止
・成人の1日当たり適量は、3 gの最大推奨用量を超えてはいけない
・アルコール依存症、 低栄養 、 重度の腎不全、またはウイルス性肝炎を患っている人は、服用に注意し、医師に相談
・妊娠、授乳中の方は必ず医師に相談
●LUMIRELAX (ルミリラックス) / 筋弛緩薬 (きんしかんざい)
【効能・効果】
・筋弛緩薬 (きんしかんざい)
神経・細胞膜などに作用して、筋肉の動きを弱める医薬品
※日本では、正しく用いられない場合、重篤な症状で死に至る場合があり、多くの筋弛緩薬が毒物として取り扱われている。
・鎮痛・鎮静作用がある
・痛みを伴う筋肉拘縮(きんにくこうしゅく/関節が硬くなり、動きが悪くなる状態)の補助治療に使用
・筋肉痛、けいれんや体の痛み(腰痛)に効能
【用法・用量】
・(基本の用量は)大人:1錠 or 2錠/1日2〜3回
※錠剤は、食事前に服用するのが好ましい
【副作用】
・アレルギー反応
【活性物質】
・METHOCARBAMOL(メトカルバモール)
【賦形剤(ふけいざい)/添加物】
アルギン酸、ポテトスターチ、モノステアリン酸グリセロール、アラビアゴム、ステアリン酸マグネシウム
チェック!!
・腎不全や高齢者の場合には注意が必要
・アルコール飲料を避ける
・眠気の危険性が高まる
・妊娠、授乳中の方は必ず医師に相談
●TUSSIDANE(トゥシダンヌ)/ 鎮咳薬(ちんがいやく)
【効能・効果】
・大人の咳にも子供の咳にも使用可能 (特に乾いた咳)
・脳に直接作用する事で、咳への細菌などをブロックするopioid(オピオイド) 咳抑制薬を含む
中枢神経や末梢神経にあるオピオイド受容体への作用により、モルヒネの様な作用をあらわす物質、合成ペプチド類の総称で、麻薬性鎮痛薬やその関連合成鎮痛薬として扱われる
・通常の服用量では依存や呼吸抑制を引き起こさないのが特徴
【用法・用量】
・咳をするときに服用
・最低4時間は服用の間隔を空ける
・錠剤はコップ一杯の水で飲み込むべき
「通常の投与量」
・大人 :シロップで1日3〜4のさじ(15ml) 、または錠剤1/2〜1錠
・12歳〜15歳までの子供 :シロップで1日4〜6杯のさじ(5ml)
・6歳〜12歳までの子供 :シロップで1日3、4杯のさじ(5ml)
・30ヶ月〜6歳までの子供 :シロップで1日4〜6回、 1/2スクープ(2.5ml)
※ 5mlの計量スプーン付き
※服用期間は、医療機関(医者・薬剤師)のアドバイスなしに5日を超えてはいけない
【副作用】
「主な症例」
・眠気、めまい、吐き気、嘔吐、 便秘
・アレルギー反応 : 発疹 、 血管浮腫(けっかんふしゅ/皮下組織にみられる腫れ) 、異常な気管支マヒ
・大量摂取で下痢を起こす可能性あり
【活性物質】
・DEXTROMETHORPHANE BROMHYDRATE(デキストロメトルファン臭化水素酸塩)
チェック!!
・呼吸不全、ぜんそくを患っている人は使用しない
・抗うつ剤(精神安定剤)タイプの薬と組み合わせて服用しない
・生後30ヵ月未満の子供(シロップと経口液剤)は使用しない
・15歳未満の子供(タブレット)は使用しない
・妊娠、授乳中の方は必ず医師に相談
いや、麻薬性鎮痛薬なんて、何気に怖いよ〜!
●EBASTINE(エバスチン)/ アレルギー性鼻炎薬(ヒスタミン薬)
【効能・効果】
・鼻炎、結膜炎、花粉症、じんましんなどのアレルギー性鼻炎薬の中でも重症の場合
・抗アレルギー抗ヒスタミン薬(ヒスタミンH1受容体拮抗薬(きっこうやく)またの名をantagonist アンタゴニスト)
【用法・用量】
・12歳〜大人:1日1回(10 mg)/1錠/食間、食後に服用
※12歳以下の子供には服用禁止
【副作用】
「主な副作用/10人に1人以上に影響」
・ 頭痛
「主な副作用/10人に1人に影響」
・ 眠気、 口が渇く
「珍しい副作用/100人に1人の影響」
・ 鼻血、鼻炎、のどの痛み(咽頭炎)
「稀な副作用/1,000人に1人の影響」
・不眠症、 眠気、めまい、 触覚の低下 ・ 知覚過敏、動悸(心加速度、不規則な脈拍)、腹痛、嘔吐、 吐き気、消化不良 ・ 肝炎(肝臓の炎症)、 肝機能異常、発疹
「非常に稀な副作用 10,000人に1人の影響」
・ 感覚異常(感覚異常)、 湿疹、皮膚の炎症
・体のかゆみ、じんましん、顔や舌、のどの腫れ、飲み込みや呼吸を困難にする可能性があり
※アナフィラキシーや血管浮腫などの過敏症反応の兆候の可能性あり
【活性物質】
・EBASTINE (エバスチン)
【賦形剤(ふけいざい)/添加物】
・アスパルテーム、ゼラチン、グルコース、マルトデキストリン、 マンニトール 、ミントフレーバー、ミントエッセンス
チェック!!
・12歳未満の子供とフェニルケトン尿症の人は使用禁止
・妊娠、授乳中の方は必ず医師に相談
●医師の診断が必要な副作用、依存性が高い薬は必ず、容量・用法、服用期間を守る必要がある。
●併用してはいけない薬は把握しておく必要がある。
●しばらく服用して効かなければ再度医師の診断を仰ぐべき。
擦り傷・切り傷などの怪我の時に処方箋なしでも購入できる一般薬とは?
●Compresse Stérile (無菌湿布ガーゼ)10×10 1 boite
●Vaseline(ヴァセリン) 1 tube
●Biseptine(ビセチィン) 1 flacon
●Compresse Stérile / 無菌湿布ガーゼ
【効能・効果】
強い吸収力を持ち、 低アレルギー性で、最適な衛生状態を保ちます
チェック!!
・傷口にフィットするガーゼ
●VASELINE(ヴァセリン) STÉRILISÉE COOPER/軟膏剤
【効能・効果】
・皮膚の刺激や乾燥を治療するために使用される軟膏剤
※一般的なワセリン(保湿剤)ではなく、医療用の軟膏
・乾燥をきっかけとする皮膚病、切り傷からの出血を一時的に止めるためにも多用される
・湿潤療法(しつじゅんりょうほう)のために使用
従来のガーゼを当てて消毒薬を用いて消毒をする治療ではなく、消毒をせずに、創傷部(そうしょうぶ/切り傷やすり傷)を乾燥させず、ガーゼの代わりに創傷被覆材(そうしょうひふくざい、ドレッシング材)を使用する治療法。
目的はガーゼなど従来の創傷被覆材は、傷口にくっつき剥がす時に傷口が痛んだり、湿潤環境をつくることができないため、湿潤環境を維持し、傷の治りを早めるために有効的
【用法・用量】
1日2〜3回の塗布
【活性物質】
・VASELINE (ワセリン)
チェック!!
・傷口を保護し、早く治す役目がある
●Biseptine(ビセチィン)/ 消毒液スプレー
【効能・効果】
・皮膚のすり傷、切り傷など消毒する際に用いる
【用法・用量】
・1日2回塗布
【副作用】
・接触の湿疹
・アレルギー反応(例外的)
【有効成分】
・ベンジルアルコール 、 塩化ベンザルコニウム 、 グルコン酸クロルヘキシジン
【賦形剤(ふけいざい)/添加物】
・精製水
チェック!!
・粘膜、特に性器に使用禁止
・目の中、耳の中への使用禁止
・医療用機器および外科用機器の消毒(はさみ、かみそり、その他の汚染の可能性がある物への消毒)は禁止
・大きく、深く損傷した表面への長期使用は避ける
あとがき
いかがでしたでしょうか?
今回は主にフランスに住む方にしかお伝え出来ない内容でしたが、ご旅行、観光、出張などでフランスへ訪れた時など、急な病気や怪我などが起きた場合、処方箋無しでも購入出来る医療薬の参考になれば幸いです。
ちなみに、お国が変われば、医療システムも違う!
処方される薬も違います。
例えば、
日本だと一般的に風邪を引いた時、薬局で手軽に手に入る「総合感冒薬(総合風邪薬)」を購入して早めに治してしまいますが、フランスでは、上記でご紹介した、解熱剤の「Doliprane (ドリプラン)」を服用し、ゆっくり休む様に言われ、その他の薬の服用を勧められません。
だから、熱は下がっても、喉や鼻風邪の場合(特にウイルス性の強い風邪)は全然治らず、1、2週間ずっと苦しむ事が多く、日本からの風邪薬=「総合感冒薬(総合風邪薬)」を飲んで、長期間苦しんでいたのが嘘だったかの様に改善する事がありました。
もちろん、フランスにも喉用、鼻風邪用などの薬もありますが、(薬局で一般的に販売されている風邪藥でも配合成分が依存性の高い薬もあるので医師からはあまり勧められない)
基本的に風邪は、解熱剤で熱を下げ、安静にし、自然治癒力で治す事が推進されている様に思います。
そして、医療保障の手厚いフランスでは、重度ではない風邪の症状の人が、朝から処方箋をもらうために長時間待つ事も多いです。
マスクなど予防をしないのがフランス流なので、風邪、インフルエンザ、ガストロの時期は一気に広まります。
そして、二次感染などで他の病気までもらってしまう、悪循環な環境があります。
何もかも早期改善、回復が早い日本とはまた違った、
時間を使い、自然に、自然のまま、焦らず、身を任せる環境と教えが昔から、フランス人には生活の一部として刻まれている様に思います。
だからこそ思う、日本の最新医療、医療機械などの発展、各種システム、技術が豊富にあり、長寿国と言われる日本は、早期発見、早期治療、そして早期回復が迅速なため、長生き出来る人が多いのではないのでしょうか。
それは、
経験豊富な専門医に診てもらいたい!
隠れた病気を早期に発見して欲しい!
っと、願っても、生と死のはざまでない限り、専門医にかかれる(予約出来る)のは、何週間後、何ヶ月後・・・なんて当たり前なのがフランスです。
(まずは、一般医に診断してもらうのがフランス流)
歯医者ですら、今日、明日ではなく、1週間、10日後にようやく予約・・・。
なんて、事もあり、
その間に緩和出来る一般薬の作用が強い様に思います。(根本的な治療とは別として)
っと体調不良になる度に毎回、弱気になってしまいます。
ただ、自然治癒力を高める医療(ホメオパシーなど)やそれに伴った専門医、日本では珍しい医療関係の人たちがいるのもフランスならではでもあります。
また、機会がありましたらご紹介しようと思います。
最後まで、ご観覧頂きありがとうございました!
●参考サイト:vidal
掃除機かけて!